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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(リンシタイケン)
1982年 群馬県
花は咲き、鳥は鳴き、お祭りのように賑やかなところに行こうとしていたが、「お前はまだくるな」と頭を叩かれて引き返した。

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(ヨミジガエリ)
1982年 新潟県
草の花がたくさん咲いている場所で、ホトケ様が来いと呼ぶので、川のほとりまで行ったが、水が多くて渡れないので戻って来た。
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ヤマドリ
1960年 岩手県
山鳥が来たので撃とうとしたが、どうしても撃てない。そのうちに頭上を3回、回られてしまった。帰ってくると口が利けなくなり、ついに死んでしまった。
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(ヨミジガエリ)
1982年 新潟県
行こうと思ったけれど、戸が開かないので戻ってきた。
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タヌキ
1977年 和歌山県
狸は一言呼んでも、決して返事をしない。狸は木を叩くが、今はここ次はあそこという具合に、あちこちの木を叩いて人を騙す。キノコ採りに行って、山へ引っ張り込まれた人がいたという。
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キツネ
1938年 長野県
村へ帰る途中、ある鳥居の前からいくら行っても道へ出ない。気が付くとまだ鳥居の前にいた。
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(リンシタイケン)
1982年 群馬県
住職がお勤めをしていると気配がしたので「まだ早い」と叱ったら、その者は去った。死にかけた人だったが、叱られて意識を取り戻した。冥途への道は蓮の花盛りで、寺の人が庫裏に案内してくれ、二の膳つきのご馳走を食べた、座敷一杯に見舞いの人が来ていた、という。
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(リンシタイケン)
1982年 群馬県
脳溢血で倒れて、ふと気付くと河原を走っていた。向こう岸はお花畑で女が手招きしている。渡ろうとしたらムラの人に大声で引きとめられた。気付くと正気に戻った。
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キツネ,トラコ,ネコ
1929年 青森県
水溜りに狐の一群が寄り合っていた。狐たちは葡萄の葉を冠として、鼻を笛のように鳴らして踊っていた。見ていた男は楽しくなって、流行していた「虎子が来ぬと踊コはすまぬ」といって囃したところ、狐は驚いて逃げ去った。
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シャクヤク
1984年 長野県
見合いをする相手を待っていた姫の元に、その見合いに危険を感じた相手が断りを入れてきた。悲しんだ姫は、いつか2人は結ばれるだろうと言って、魂である鏡を埋めていった。その後その付近には芍薬が咲いた。
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オヨメサン,キツネ
1938年 長野県
夜遅い帰り道、持っていた提灯が突然消えて、月夜のように明るくなり、向のほうに美しいお嫁さんが歩いていくのが見えた。気味が悪いのでたばこを吸うと、そこは川の中だった。家へ帰るとみやげのごちそうがなくなっていた。
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マメダヌキ
1960年 愛媛県
山に木を切りに行っていると、頭が変になり、夕方になっても帰ってこない。家族などが探しに行って連れて帰ろうとすると、「にぎやかなところへ行く」などと言って帰ろうとしない。背中をたたいたりしながらみんなで無理やり連れて帰るうちに正気にかえるが、当人はまったく覚えていない。これを島の人は「豆だぬきがひっぱった」という。
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(バケモノ)
1982年 群馬県
丑さんという人が酒を飲んで夜道を帰っていると、夕方別れた知り合いが橋の上で待っていた。怪しいと思い、「おじい、先に行け」といって行かせて、下駄で後ろから頭を力一杯打つと、キャンキャン鳴いて藪の中に逃げて行った。何かが化けていたのだろう。
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キツネ
1939年 青森県
祭りの日に狐と間違えられた子が爺さんに叩き殺される。その後、爺さんはおかしくなって死んだ。
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1964年 福島県
さんりんぼうだから泊まっていけといわれたのを無理に断って入道平までくると、北から風の音がするが、木の枝は動かない。そのうち2またの木の間から赤・青のちらちらする火が見えた。頭の上にくるようすなので、かけだしてしばらくしてから振り返ると、川の辺りで花火のように光がさけて下った。
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テン
1941年 新潟県
帰り道に、柚子の木から実を失敬すると、上から柚子を返せといって頭を殴ってきた。便所に逃げ込むと、戸を叩きながら出てこいと言う。最後には白状して謝った。その声の正体は貂であった。
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オウムイシ
1975年 愛知県
三河国馬伏村の山間で、農家の女が草を摘んでおり、連れに「もう帰ろう」と言ったところ、石面からも同じく「帰ろう」という返事が聞こえたので、大いに驚き逃げ帰った。
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タヌキ
1987年 徳島県
嫁入りの行列を見ようと思って待つが、いくら待っても来ない。すると、狸が提灯の火をつけてごどごどと音をたててやって来る。
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(リンシタイケン)
1982年 群馬県
倒れたとき、神社裏の小さな花が一杯咲いている所をさ迷い歩いていた。
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キツネ
1985年 和歌山県
山にシタガリに行ったときのこと。姉が迎えに来た声がしたから帰ろうかと思ったが、周りはまだ仕事をしているのでおかしいと思い、キツネかと思って声のほうに石を投げたら、声はしなくなった。それから家に帰って確かめたが、姉は迎えに来ていなかった。キツネの仕業。
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(リンシタイケン)
1964年 福島県
話者の祖父が三十三歳の時に死にかけた時の話。おとぎの国のような赤や青の光のするきれいなところを歩いていた。途中何度も名前を呼ばれたので、あちこち隠れながら三途の川を渡った。川幅は広いが浅かった。その向うの死出の山も丘みたいなものだった。向うは一面の平野で花畑、その向こうにすばらしい鉄の門と御殿があって、赤鬼と青鬼が立っていた。通してくれと頼んだら、「お前はここに来るのは早すぎる、帰れ帰れ」と怒られ、金棒を振り下ろされた、と思ったら息を吹き返した。
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