アズキアライ 1990年 長野県 観音堂にアズキアライが出て、「サクサクーサー」と小豆を洗う音を立てるという。
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アヅキトギババサマ 1929年 栃木県 アズキトギ坂という坂道があり、夜にそこを通るとゴッチャゴッチャと小豆をとぐ音が聞こえたという
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アズキッソギ 1978年 山梨県 沢のそばの竹やぶからアズキの音がする。それがアズキッソギだという。
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アヅキアラヒ 1977年 神奈川県 アヅキアラヒは、観音堂の前の辺りに出て、ザラザラザラと小豆を洗うような気味の悪い音を立てていたという。それが出るのは、大抵水辺であるようだ。
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アズキトギ 1950年 群馬県 夕方になると橋の下から「アズキトローカヒトトッテクオーカザクザク」と言ってアズキトギが出るという話である。
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アズキアライ,アズキトギババア 1982年 群馬県 夕方子供がいつまでも遊んでいると、アズキトギババアが出て来てさらう。
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アズキアライ,シクマダヌキ 1994年 京都府 昔、竹藪にアズキアライが出るといってみんな怖がった。風で竹の葉が擦りあう音をアズキアライと言ったのだろう。また一説に、シクマ狸の仕業だという人もいる。狸にはハナモジとシクマ狸の2種類がいて、人をなぶったり化かしたりするのはシクマ狸の方なのだという。
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アズキトギ 1983年 富山県 昔、倉田さん(屋号ゼンジロウ)宅の近くにアズキトギが出て、そこを通るとシャッキシャッキと小豆をとぐ音がしたという。
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イタチノアズキトギ,アズキヲトグヨウナオト 1982年 新潟県 山道を歩いているとザックザックと小豆をとぐような音がするが、これはイタチが尻尾で出すのだという。山ではイタチのアズキトギといっている。
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アズキトギ 1968年 群馬県 集落の間の黒橋にはアズキトギが出た。「アズキトグベカ、ヒトトッテクベカ」と言うので、そこを通るときには「小豆といでくれ」と言って通った。
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アズキアライ 1990年 長野県 池の近くで、夜になると小豆を研ぐ音がしてアズキアライがでた。
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オソキ水神 1965年 宮崎県 オソキ水神は子どもが好き。子どもが河原や神社の境内で遊んでいるとよく現れるし、子どもの帰るときには見送ってくれるという。
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オサキサマ 1988年 群馬県 オサキ様はキネズミの形の、小さくてしっぽの長い動物で、体に粉をつけてよその家に運ぶという。「御飯の鉢をシャモジで叩くとオサキ様が寄ってくるのでいけない」と子どものころ言われた。
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アズキトギババア 1982年 群馬県 夕方子供がいつまでも遊んでいると、アズキトギババアが出て来てさらうので、早く帰れと言われた。
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タマシ 1983年 青森県 専念寺の墓場にアオジ網をかけたらアオジがかからずにタマシイがかかったという話がある。
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アヅキトギババサマ 1929年 栃木県 コヤンパタの沢に小豆とぎ婆さまが夕方になると人をさらうという。
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アズキババア 1988年 群馬県 穴原にはアズキババアという妖怪がいる。夜道を歩いていると、突然ヤブの中から小豆をぶつけて人をおどかすという。
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アズキアライ,アズキヲアラウヨウナオト,ワイサコキイタチ 1982年 新潟県 村の谷川にかかっている橋のところにアズキ洗いの化物がよく出た。夜道にそこを通ると、「アズキ洗おうか、ザックザック、人とってかもうか、ザックザック」と、アズキを洗うような音をさせて、通る人をおっかながらせる。これは、橋の下にいるワイサコキ(いたずら)イタチのせいだ。
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アズキトギ 1937年 新潟県 糸魚川の言葉にアズキトギがある。夏になると海岸で男女の野合がある。これをかく読んでいる。海岸は小砂利浜なので、ザクザクというその音から来たものである。
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アズキトギ 1973年 富山県 ここには小豆トギがいて、夜遊びしていると捕らえられたり、夜になるとザクザク音がしたりするといった。
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