イチコ 1977年 神奈川県 昔は、死者の言葉を聴くためにイチコに口寄せしてもらった。イチコが拝み鈴を鳴らすと、その中に死者の気持ちが移り、話が出来るようになるのだという。
類似事例 |
|
キツネオトシ 1982年 新潟県 村にはイチコ(巫女)がいて、キツネオトシもした。
類似事例 |
|
イチツコ,シニクチ 1977年 神奈川県 三十五日か四十九日はミサキヨケといって、近親者がイチツコに頼んで仏様を呼び寄せてもらい、その死口をきいた。
類似事例 |
|
(ゾクシン),レイ 1933年 鹿児島県 四十九日までは霊が家に残っているという。
類似事例 |
|
シシャノレイ 1984年 福井県 亡くなって、四十九日までは死者の霊がその家の屋根に留まっているという。
類似事例 |
|
(ゾクシン),タマシイ 1933年 山口県 四十九日の間は死者の魂はその家の棟を離れないという。故に一家の者は四十九日の間氏神様へまいらない。これはけがれているからだともいう。
類似事例 |
|
(ゾクシン),タマシイ 1933年 熊本県 四十九日の間は死者の魂は家の棟に止まっている。
類似事例 |
|
ボウレイ 1933年 和歌山県 亡霊は四十九日までは家の棟を離れず、四十九日の餅つく音を聞いて離れるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン),タマシイ 1933年 愛知県 魂は四十九日までは家の棟にいるという。
類似事例 |
|
シシャノレイ,(ゾクシン) 1989年 長野県 四十九日の法事をするが、死者の霊はこの日までは屋根みねにいるといわれている。
類似事例 |
|
イチコ,カミヨセ,クチヨセ 1977年 神奈川県 昔、カミイチ、ホトケイチというものがあり、そこにイチコが来て、カミヨセやクチヨセをしたのだという。
類似事例 |
|
シシャノレイ 1975年 山口県 四十九日が終わるまで、屋根替えをしてはいけない。四十九日前に屋根替えをしたところ、「居るところがなくなった」と言って、死者の霊が家族の前に現れたという。
類似事例 |
|
マブイワカシ 2000年 沖縄県 死者が安住できるように、奄美大島では四十九日目に膳を作って、頭越しに海に投げる。
類似事例 |
|
オニ 1933年 神奈川県 死後四十九に日目には餅でも菓子でも五十個を寺へ持っていく。これは四十九個でよいのであるが、一つは途中で鬼にとられるから五十個にするのであるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン),タマシイ 1933年 長野県 諏訪湖畔地方では、四十九日の間は死者の魂は屋根棟にいるという。
類似事例 |
|
ミクニチ 1965年 岩手県 九月九日、十九日、二十九日を三九日というが、このときに三回臼をならすと、果報がやってくるといわれ、餅をついて祝う。
類似事例 |
|
(ゾクシン),トケイ 1998年 静岡県 四時四十四分四十四秒に時計を見ると死ぬ。
類似事例 |
|
(ゾクシン),ユウレイ 1998年 静岡県 部屋の角に四時四十四分四十四秒に立つと幽霊を見る。
類似事例 |
|
シニン,ホトケ,シジュウクニチ,ムジンコウ 1950年 千葉県 死人の四十九日に米一升で餅四十九個つくり、佛に供えて寺に納め、他人がもらって無盡講に行くと必ず当たる。
類似事例 |
|
キツネタカリ 1989年 山梨県 Aさんの親父さんが、イチコから聞いた話。狐たかりは茗荷が嫌いということで、茗荷を食べさせるという。
類似事例 |
|
イチコ,クチヨセ 1977年 神奈川県 香音寺の大日堂にいるイチコに占ってもらうことをダイニチサンといった。死者が出た家はここでクチヨセしてもらったり、出産の際には男女の別を占ってもらったりなどした。
類似事例 |
|