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検索対象事例

フナユウレイ
1973年 富山県
昭和二十九年三月十七日、北海道沓形港で大しけにあい機械船が沈み、その後ユウレイ船が出没した。ユウレイ船は港へ入っても波一つたたない。また安全灯が一般の船と反対になっていたり、光にも光沢がない。

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フナユウレイ
1973年 富山県
昭和二十五年に機械船が北海道で沈没した。その辺りを他の船が通過すると沈没したはずの船が現われ、平行して走り出す。港の近くまで来たら大音響とともに消え失せた。その後十日間も同じものを皆が見た。札幌の僧に法華経をあげてもらうと出なくなった。
類似事例

フナユウレイ
1973年 富山県
小雨の降る晩はユウレイ船が出る。たえず行く手に現れては消えるので小雨の晩の漁を嫌う。
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フナユウレイ
1965年 高知県
昭和初年のこと。夜、イカ釣りに出かけたら、ヤイヤイと舵の声がする。見ると真白い帆掛け舟が、風に向かって近づいてくる。「来てみりゃ来るといい」とどなると、ゴンゴンいってどこまでもついてくる。二人の舟はだいぶ流されていた。無我夢中で舟を陸に揚げて、帰った。舟ゆうれいである。
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モーレイ
1940年 大分県
日和の悪い雨の降る日に大分沖へ漁に出ると、向うにチロチロと船の灯りが見えることがある。これは海で死んだモーレイで、「船をよけんか」というと消える。
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カメノタタリ
2003年 千葉県
明治の終わり頃,利根川口で機械船が一匹の大きな海がめを生け捕りにし,乗組員はそのカメを料理して食べた。その日の作業が終わって船が港に入ろうとすると,海が急に荒れだして舟は転覆してしまった。ただ一人陸にたどり着いた船員は「カメが,大ガメが・・・」といううわ言を残し,腑抜けになって間もなく死んだ。銚子の漁師達はカメの祟りだとして恐れおののいた。
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ユウレイブネ
1968年 愛媛県
夜、航海をしていると、普通の船は右に青・左に赤のランプをつけているのに、まったく逆にランプをつけた船を見る。この船は暗闇でもはっきり見えるという。舵を切ると、幽霊船は灯を消すという。また、変死者が出た場所を船が通ると、暗闇でも船体がはっきり見えるという。
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カミカクシ
1930年 和歌山県
明治37年3月3日、九棚丸の炊夫が見えなくなった。四五日後、他の炊夫が船上に登ると一陣の風が吹き、あの炊夫が落ちてきた。話を聞くと3日の朝風が吹き、体が船から離れたという。
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モウレイ
1982年 宮城県
濃霧で船の針路がわからなくなった。「こっちへ来い」と呼ぶ声がしたのでそちらに行くと、岩に当たって船底に穴が開いた。そこに別の船が通りかかり、柄杓を貸してくれたが底がなく、船は沈んだ。モヤがかかったときにはモウレンが出ると言う。
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ユウレイセン
1987年 山口県
幽霊船が夜、火をあかあかと灯して三島から羽仁の方へ進むのを見た人がいる。機械の音も聞こえるが、波は立たない。西南戦争の頃に三島で沈没した大阪丸だろう、という。
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オオサカマル
1987年 山口県
夜、沖に昔沈んだ大阪丸という商船が出る。ボーっと光る。漁師が海で方向がわからなくなったとき、この灯りで無事島まで帰ることができた。
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フネユウレイ
1985年 愛媛県
船幽霊の姿は真暗闇でもよく見える。船幽霊は普通の舷灯と違って、右舷に赤、左舷に青のランプをつけている。
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モウレイブネ
1982年 宮城県
モウレイ船は海岸に出る。モウレイ船は「ハヤ、ハヤ」という掛け声を出しながら、波を立てずに進む。ほかの船に「シャク貸せ、シャク貸せ」というが、底を抜いて貸さねば船に水をかけられる。
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フナユウレイ,シユウサイサマ
1932年 長崎県
大正11年の秋の午前2時ごろ、雨が降り出し、漁船の乗組員が萬燈のように灯をつけた汽船を見た。船幽霊であった。しゆうさいさまという神様は自分の罪を人に被せたために、淵に沈められて死んだ人が祟ったのでこれを祀ったものであるが、海に出ると柄杓を貸せという。
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クジラ
1999年 佐賀県
夢に鯨が現れて「今日はお参りに行くから取らないでくれ」と言ったが、聞き入れずに出漁したら、大風が吹き、船は沈没した。
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ボウレイ
1973年 富山県
海で死んだ人の亡霊の多くはユウレイ船に乗って出現する。富山湾では「アカトリ貸せ」と言って船の進路を遮る。これでアカトリ(舟中に溜まった水をかき出す道具)の底を抜かないで貸すと水船にされるので必ず底を抜いて貸す。
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ユウレイセン
1964年 高知県
普段は行き会うことのない所で行き会った船が、幽霊船である。この船に会った人は多く、船の下半分がなかったという話や、杓を借りて船を沈める話、そして船の下が光るといった話を聞いた。
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フナユウレイ,シキユウレイ
1932年 福岡県
盆の13日に漁に出ると船幽霊にあう。夜に海面一帯が白くなるのをしきゆうれいという。この中に入ると船が動かなくなったり、柄杓を貸せといわれたりする。
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フナユウレイ
1929年 長崎県
有明海で漁をしていると、真夜中すぎに速い汽船がやってきては消えた。甲板には多くの乗員が乗っていて、口々に叫んでいるが、何を言っているかわからない。ある時、船幽霊と思って逃げずにいると、本物の船で衝突した。
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フナユウレイ
1983年 愛媛県
船幽霊は暗闇でもよく見える。普通の船の舷灯と違い、右舷に赤、左舷に青のランプをつけている。
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キエタフネ,レイカン
1936年 新潟県
荒れた海を引き返そうとせず進んだ船が、行方不明になり、天候回復後に調べてみたが見つからなかった。船長の妻がその夜、外套を着た夫が血で塗れた恰好で帰ってくるという夢を見たという。
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