ダイジャ 1934年 大阪府 大蛇が年に一度昇天する。その時に竜の姿が見え、井戸の周りには水煙が立ち上る。周囲の人家まで被害を受けるので、人々は恐れて何とか昇天しないようにと頼んだ。和尚は、天井に竜の絵を描いて竜を封じ込め、昇天を禁じるように祈願をしてもらった。
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ゴズテンノウ 1983年 昔、永正年中に疫病が流行り、人々が数え切れないほど死んだ。そこで、大内義興と卜部兼忠が、祭神として牛頭天王を勧請した。
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ムラヲスクッテクレタオオカミ 1987年 長野県 ある年,娘が悪者に襲われそうになった時,山から狼が現れてその悪者をかみ殺した。このようなことがあったので,村人達はますます狼を犬神様として崇めた。
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オツカイシメ 1959年 岡山県 道通様のオツカイシメは蛇であるが、ある人の戦争で戦死した息子が、14歳のときに不明な病気にかかり、医者に見てもらっても治らないので祈祷師の所でおがんでもらうとその息子は道通様のオツカイシメを殺した事があるのでなおらない、だから道通様にオツカイシメの好きな卵をお供えしなさいということであった。
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リュウジャ 1951年 島根県 年毎、カラサデ神事11月15日に、龍宮の使いである長さ一尺ぐらいの龍蛇が神在の濱に寄ってくる
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ウシオニ,ウシノヨウカイ 1973年 愛媛県 昔、疫病が流行したため、疫神退散を願って牛鬼をつくり、厄払いをした。また、牛のよう会が出て農作物に被害を蒙った。そのため怨霊を慰めるため牛鬼をつくり、祭事に奉仕し、被害から免れた。
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カミサマ,エキビョウ 1985年 東京都 昔、宝木塚村に疫病が起こって死者が出たので村人は恐れた。村に守護神がなく不信心なことが原因ということになり、浅草から第六天神様を勧請して祀った。
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フドウサン,(ゾクシン) 1979年 徳島県 昔、病気が流行ったときに不動さんに「踊りをするから病気を入れないで今年の夏を守ってくれ」と祈ったところ、病気が入ってこなかった。それ以来、祭をするようになったという。
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テンノウサマ,アクビョウガミ,ウシノエカミ 1982年 新潟県 7月14日は各地で天王さま、祇園さまの祭りをする。天王様は疫病神で病気にならないようにと初生りの胡瓜を供え、各家では縁側に簀をさげ、悪病除けに杉の小枝に幣束をさげてさし、牛の絵紙を逆さにして入口に貼る。牛の足をあげておくと悪病神がきたときに、すぐ蹴り飛ばされるといわれている。
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ヘビ 1979年 三重県 ある人が谷に正月の若水を汲みに行き、「福を授けてください」と祈ったら、白蛇が前掛けに飛び込んできた。その白蛇を倉庫に祀ったらその家は栄えたと言う。
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ヘビ,ジャ 1959年 秋田県 山芋掘りに行った人が山で蛇を3匹殺した。夕方、家が揺さぶられたので、お婆さんが着物の袖からお日様を透かして覗くと、蛇の形が見え、それが家を取り巻いていた。殺した人が死んだので隣家に知らせに行くと、そこにも李の木から大きな蛇が下がっていた。託宣すると「1000匹子を産めばジャになって天に昇れるのに、3匹も殺されてしまったので憎い。親類全部殺してやる」と言うので、毎年7月24日に龍神を祭ると謝った。
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(ゾクシン) 1974年 宮城県 年中行事に関する俗信。狼祭のときに、飼っている家畜の名前を言い忘れると、その家畜が食われてしまうという。2月9日には、天馬が屋根を横切るとか、天竜様が屋根を通ると言い、馬の両耳に団子を2つかける真似をする。そして「悪いことを聞かないように、良いことを聞くように」と言わなければ、天馬の声を聞いた馬が死ぬといわれている、など。
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オオカミサマ 1975年 岡山県 狼様は久米郡桑村の狼様から小宮に移して勧請して来た。途中で背中で小宮がゴトゴト動いて恐ろしかった。これを祀っていると、犬が恐れて来ないので、野荒しを防ぐために祀る。狼様は大事のときには姿が見える。
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テングサマ 1936年 岐阜県 熱にうなされていた時、一本杉に天狗が現れよい子だと褒めてくれた。
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ジャ,ジャヌケ 1965年 兵庫県 7月の巳の日にはセキリョウサンという石地蔵を祀る。大昔にここでは蛇が住み、蛇抜けのために祀る。
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ムラヲスクッテクレタオオカミ 1987年 長野県 ある年,村人が飢饉で苦しんでいると,村はずれに多くの鳥や獣が置いてあった。村人達は狼からの贈り物に違いないと深く感謝した。このようなことがあったので,村人達はますます狼を犬神様として崇めた。
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ゴズテンノウ 1987年 長野県 昔,村の人が馬を曳いていると馬が大きな穴に足を取られてしまった。するとその穴の底から「俺は牛頭天王だが,俺を祀ってくれないと村中に祟ってやる」という声が聞こえた。そこで村中で祀ることになり,今は村の東方の馬場山上に祀ってある。
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オオカミ 1992年 宮崎県 猟師が狼を飼いならして獲物を取らせる。その獲物が1000匹または999匹に達すると、狼は飼い主の猟師に襲い掛かってくるという。その狼を殺して祀ったのが、オカメコウザキである。
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オコトノカミ 1956年 山梨県 旧師走8日と2月8日を八日様といい、門口にスイノウ、目籠等を掛ける.。この日にはオコトノカミという目の大きい(1つ目とも言う)怪物厄病神が各戸を覗き手帳に厄病を病ませる人の名前を記入して歩く。だから覗かれないようにスイノウ、目籠等をかけておどかす。疫病神は自分よりも目の大きいものがいるというので逃げ帰る。
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ヤシキガミ 1942年 島根県 屋敷神が祟ることが多いので、ワカミヤとよぶ屋敷神を、怨霊をなぐさめるために祀った。
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