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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ナガレボトケ)
2002年 山口県
水死体がサキバッテル時には「ヤワクなれヤワクなれば上げてやる」といえば、柔らかくなり鼻血を出す。

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シニン,ハナヂ
1947年 大分県
入棺前に近親の者が近づくと、死人が鼻血を出す。
類似事例

スイシタイ
1966年 三重県
水死人を見殺しにすると祟りがある。見つけたら拾ってきて、名前を付けて寺で埋葬する。女の水死体が船のそばを通ったのをほうっておいたら魚がつれなかったが、その水死体を探して埋葬すると魚は2万貫取れたという。
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カッパ,(ゾクシン)
1977年 福島県
水死を河童に殺された、と言う。
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シチニンミサキ
1967年 愛媛県
水死人は七人ミサキという。七人取らなければ(殺さなければ)性根が残る。水死人が出たところで、水死した月にまた水死人が出ることが多い。七人ミサキの仕業である。
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(マジナイ)
1957年 山梨県
鼻血が出たときは鼻毛を三本抜く。
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シシャノミモト
1949年 和歌山県
死者が腐敗して身元が不明なときでも、身内の者が死者の身体にさわると鼻血を出すという。
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ウミボウズ
1973年 香川県
海坊主が出ることがある。これは水死者の霊であるという。
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イナリ
1975年 山口県
稲荷に、金を授けてもらい代わりに、死んだら体をやらなければならない。
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オオイカ,スイシタイ
1940年 三重県
鰹船の漁師たちが、沖で見つけた水死体を無視して引き上げなかった。後日、海で拾った烏賊が一の間(7、8尺四方)に広がる怪異があり、それからも怪しいことが続き、水死体を悼んだ男1人を残してみな遭難死した。
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(ゾクシン)
1961年 静岡県
水死人は漁によいといって必ず拾い上げる。
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ガワロー,ガオル
1965年 鹿児島県
溜池にはガワロー(ガオル)がいるといい、これが人の足を引っ張って水死させる。この時ガワローは人の肛門を抜き取るので、水死者の肛門は大きく開いている。水死寸前に助けられ蘇生した時にはユタにマーブイフミをしてもらう。
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オニ
1940年 朝鮮
ある人が鬼と相撲を取った。倒してみると、正体は便所の箒に鼻血がついたものだった。朝鮮では、鬼は左に寄り倒さねばならないという。
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スイシタイ
1982年 宮城県
尾鷲の船が出漁直後に水死体を見つけた。「大漁にさせてくれれば引き揚げてやる」と言ったら本当に大漁になったが、約束を忘れて港に戻ってしまい、その船は以後、漁に出られなくなった。
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(ゾクシン)
1975年 山口県
葬送に関する俗信。火葬の際の灰で団子を焼いて食べると、夏病みをしないという。湯灌・入棺の際には涙をこぼしてはいけない、涙をこぼすと死者が鼻血を流すといわれている。友引など、日が悪いときは葬式を出さない。どうしても出さなければならない時は、一尺ほどの藁人形を作って棺の中に入れるという、など。
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アヤカシ
2002年 山口県
アヤカシはすべて水死人の亡魂だからチャトウして上げると良い。悪い風というものもすべて亡魂で、黒い渦になったりガスになったり、人間は寒気がついて震えて腹が空くから、その時は家に入らないように庚申様に上げたお飾りをニワで焼いてその灰を箕に入れてサビかける。
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ナガレボトケ
1964年 福島県
水死人を流れ仏という。死人を海で引き上げるときにはおもかじのほうからする。「仏にしてやるから漁をさせろ」といって上げるが、そのような船には確かに漁があるという。
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オバケ
1974年 山梨県
寺下集落の庚申塔のある淵で水死した人がお化けになって出るという。
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(カミカクシ)
1956年 東京都
山へ草刈にいった人が馬鹿になってしまい、誰かがオヒナワ(牛の縄)を引張ると言って、山に入ってしまった。エエツコ(山小屋)で「赤い団子食え、赤い団子食え」と言われたという。村人が鉦太鼓で見つけたら、まるでバカッコになっていた。草履でひっぱたいたら少しよくなった。連れてきた人は鼻血を出していた。
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シチニンミサキ
1983年 愛媛県
水死人を見たら七人ミサキといって取り上げなければならない。見捨てると祟りがおこる。
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スイシニン
1953年 鹿児島県
ある船が出漁時にある瀬のそばで水死人にあった。「ここで待っておれ」と言い残し、沖に出て漁をした。死人に遭うと厄介なので帰りは大迂回して戻ってきたが、その途上で水死人がちゃんと待ち構えていた。
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カミカクシ
1975年 高知県
泣く子は外へ出すもんではない。もし出しておくと神隠しにあっていなくなるといわれる。
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