コリトラス,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 刃物や茶袋を海に落とすと竜宮様が嫌うのでおことわりをする。そのような時には祈祷師などによって拝んでもらう。落としたものは親方に大変怒られ、海中に放り込まれることもあった。これをコリトラスという。梅干を海に落とすことも忌む。
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チマキ,スイジン,カウリヤウ 1983年 昔、高辛氏の悪子が、5月5日に船に乗って海を渡っていた時、にわかに難風が吹いて波に沈んでしまい、水神となって人を悩ませるようになった。そこである人が、5色の糸で粽をして海中に投げ入れた所、水神は5色の蛟龍となり、その後は人を悩まさず、漕ぎゆく舟も災難に遭わなくなったという。
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リュウジンサマ 1959年 山形県 海の神は龍神様だと信じられている。沖に出ると龍の姿の波を見ることがある。その時は「龍神様がたたした」と言って座りなおして拝むという。
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リュウグダス,ヌーダダス 1986年 沖縄県 宮古島の島尻にはリュウグダスと呼ばれる男性神役がいる。海神に仕えて豊漁や航海安全を祈願する「竜宮願い」を行う。女性神役のヌーダダスも航海安全を祈る。また、旅立ちの時にはアマテラスヌサスという女性神人が祈る。
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エビスガミ 1992年 宮崎県 沖に釣りに行った漁師の糸に大きな石がかかった。無用として捨てたが、再びかかったので、不思議に感じ、エビス神であろうとして祀った。
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ウジガミ、リュウゴン 1939年 佐賀県 漁の度ごとに、舟の上で故郷の氏神・出漁先の氏神とリュウゴンさんに向かって、二三コン投げるという。鯨を捕ったときには、その目玉を氏神に上げる。捕った鯨が目をつぶっていると、後が遠いという。
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リュウグウノカミ,リュウグウダー 1986年 沖縄県 竜宮の神は旧暦4月4日にリュウグウダーを訪れて6月いっぱい滞在する。また、10月のウヤガンの祭りにも訪れるという。この時期は初夏の珊瑚礁の海に回遊してくる小魚の漁期と一致し、神からそれを招く期間であると考えられる。
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カワシレイ 1959年 長野県 獣を撃ったときには、赤白の紙を破って神に奉ずる。キュウセン神には赤紙を奉る。この神は山でこけた人を1人取ると位が進むので、人を取りたがる。川死霊も人を取るごとに位が上がって水神の弟子になれる。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 漁に関する俗信。龍神が嫌うので、海で蛇の話をするな、海に梅ぼしの種子を捨てるななど。
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タタリ,シラタマ,オオアワビ 1974年 兵庫県 允恭天皇の時代、淡路島で狩りを行った天皇は、多くの獲物がいるのに1匹も狩れなかった。それを卜占すると島神の祟りであり、海底の真珠を祠に納めれば獣を獲れるようになるという。そこで海底に人を潜らすと大鰒があり、その中に真珠があった。これを島神の祠に納めると、獲物が多く獲れるようになったという。
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リュウジン 1975年 陰々とした泉水には竜神が住んでいる事がある。その水中に大勢が入って水を打つと必ず雨が降る。これは水気が天に昇るからという。
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リンゴンサン 2002年 香川県 大正の頃、干ばつの時に中三名の人がどこかのリンゴンサン(龍王さん)を盗んで荒神さんに置いた。しかし、夢のお告げがあって、帰りたいというので、元のところへ戻したという。
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シロヘビ,リュウオウ 1934年 香川県 旱魃の時は、龍王を祭った祠の前の淵に、馬糞を投げ込むと、白蛇が現れて大雨を降らせるという。馬糞の代わりに金属の何かでもよいが、いずれも竜王の怒りにふれて、雨が降るという。投げ込んだ者がにわかに腹痛を起こすという。
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リュウジン 1973年 山形県 雨乞いの時、滝壺に大石を投げ込む。すると竜神が怒って雨を降らせると言われている。
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ハチダイリュウオウ 1995年 香川県 龍王宮に祀られているのは八大龍王である。八大龍王は8つの頭を持った長虫(大蛇)であり、尾高に泳いで渡るといった話や、火にまつわるはなしがいろいろある。
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ミツムネサン,ミツミネサン 1988年 長野県 犬の絵が描いてあるミツムネサン(三峯山)を、盗難除けの神様として祀る。ある家で蔵にミツムネサンを貼っても盗難に遭ったので、盗人を食い殺してくれと拝んでもらったら、蔵の中で自分の家の息子が殺されていたという話がある。
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サラノリュウ 1968年 岡山県 赤木本家に藍色の龍の絵があるさらが2枚あったが、この皿に水を入れてご祈祷をし、皿の竜が動くと雨が降るといった。
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リュウコツ 1940年 東京都 昔、小僧が草を刈っているときに、誤って小蛇の頭を口からまっぷたつにしてしまった。この小蛇は井の頭の龍だったので、たちまち真体になり、川には三日間血が流れた。小僧はその祟りで死に、頭の上部は中野の寺まで流れて祀られているが、下部は井の頭弁天にある。これが龍骨で、雨乞いしても雨が降らないとき、これを持ち出すと必ず雨が降るという。
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ヘビ,(ゾクシン) 1933年 千葉県 蛇を刃物で傷つけると祟るという。
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リュウジン 1970年 山口県 秋吉台の鍾乳洞で雨乞いをする時、僧が祈祷して竜神に血脈を授ける。血脈が水底に沈むと雨が降ると言われている。
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