ノツゴ 1983年 愛媛県 ノツゴに「草履をくれ」と言って追いかけてくると足が重くなって歩けなくなる。その時は草鞋のチか草履の鼻緒を切ってやると動くようになる。
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キンキニカンスルゾクシン 1939年 東京都 真夜中にトウドノ(頭殿)がシホゴーリを汲みに行くところを見たものは一年以内に死ぬといわれていたので、村の人々はその晩は絶対に外出しなかったという。また、頭殿の勢力が大きく、その一年間は草履の鼻緒が道で切れても、道で会った人がその鼻緒を必ずたてねばならなかったという。
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ウブメ 1986年 大分県 或る寺の入り口にウブメが出て通行人に子を抱いてくれるように頼む。抱いてやると,その子が藁打槌や石だったりする。
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ウブメ 1986年 大分県 ウブメは雨の夕暮れ時によく出る。子を抱いてやるときは向こうむきに抱いて通らないと,ウブメを見て恐がる子から噛み付かれる。
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ウマズメ,コナキ 2003年 山梨県 七年間子が産めず、離縁されそうになった女性は、氏神にお願いして、帰り道に鼻緒が切れて間もなく妊娠したといわれる。
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ウブメ 1987年 山形県 旧暦の1月15日の夜には便所にウブメが出る。ウブメは子どもを抱いた女の人という。
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キツネ 1990年 富山県 きつねは家の下に住み、夜になるとどこかに集まって騒いでいた。何もしなかったが、こちらが何かをするとわらじの鼻緒を切る。
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ゾウリ,キツネ 1915年 和歌山県 夕方に草履をおろすと、狐に化かされる。
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キツネ,ゾウリ,(ゾクシン) 1915年 和歌山県 夕方に草履をおろすと狐に化かされるという。
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ウブメ 1929年 大分県 産女が出て、通行の人に子を抱いてくれと頼む。子を抱くと槌だったり石だったりする。
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キツネ 1984年 大阪府 狐にだまされて石碑を角力をとったり、一つ鼻緒をはいて風呂に下駄を履いて入っていた。
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ゲタ,キモノ(フクショクニカンスルゾクシン) 1956年 宮城県 下駄の歯に石が挟まると吉。また下駄などの鼻緒が切れたり、外出時に着物がほころびると凶だという。
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キツネ,(ゾクシン) 1916年 長野県 夕方に新しい草履をおろすと狐に化かされる。これを防ぐためには、草履の裏に鍋尻の墨を塗っておくと良い。
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オクリオオカミ,オイヌサマ 1995年 長野県 三峰のお犬様が夜必ず人を守ってくれた。その代り鼻緒がきれたときには必ず声をかける。いわないと石を持って投げると思って犬に飛びつかれる。
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ウブメ 1987年 山形県 旧暦の1月15日の夜には便所にウブメが出るから、明るいうちに済ませておかなくてはいけない。ウブメは赤ん坊を抱いた若い女という。
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ウミノカイ 1980年 千葉県 シケッピヨリ(時化っ日和)の日に現れ、何も無いのに明かりを出したり、山になったりする。草履の鼻緒の間から見るとその正体がわかる。「シャククレ(杓呉れ)、シャククレ」と言って現れる。
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カマイタズ(ゾクシン) 1934年 岩手県 鎌でものを切ると鎌イダズに切られる。
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キツネ(ゾクシン) 1920年 兵庫県 夜、新しい草履をおろすと狐が騙す。
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オクリオオカミ 1983年 山梨県 昔は村を出て次の村へ入るまでの間に送り狼というのがついて来た。送り狼につかれたら懐手をしてはいけない。転んだら「下駄の鼻緒が切れた」という。それは、油断したと思って狼が襲ってくるからである。
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タヌキ 1958年 徳島県 夜に草履を下ろすと狸に化かされる。防ぐには鍋墨を塗っておけばよい。
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ウブメ 1987年 山形県 年越しの夜には便所にウブメが出る。ウブメは間引きの子を便所に捨てた女が化けて出たもの。
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