シオゴリ,(ゾクシン) 1967年 広島県 弓の射手は祭の3日前から合宿をする。合宿の翌日から祭の当日まで、朝4時から潮垢離を行うが、この時に女性に会う事を忌むという。また、女性の方もこれを見ることを禁じているという。もし見られた場合は、潮垢離を初めからやり直すという。
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ヤマノカミ 1984年 新潟県 旧2月9日は山の神の日でこの日山仕事をする人たちはヤドに集まって飲食して祝うが、この祭りには女は参加できず、女は山の神の矢にあたるので山へ行くなといわれている。先妻の子を山へやり、たぶん死んで帰らないと思っていたところ、山の神が祭りをしているのをみて元気に戻って来たそこで、自分の子も安全だと思って山へやったら弓矢に撃たれて死んだという。
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スイジン 1968年 岡山県 産婦は忌がかかっているといい、神祭一切を避け、奥の間、表には神が祭ってあるからといって入室も禁じられ、井戸水を汲むと水神のたたりがあり水が出なくなると言って禁じられた。
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ヤマノカミ 1989年 山梨県 17日には山の神が弓を引くから、山へ入ってはいけない。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 2月9日の山の神祭りには、山の神が矢を射る日だから山へ行くなという。
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ニョニンケッカイ,オオアラレライデン 1983年 叡山は女人結界なので、今でも女は参詣しない。男たちでも、弁当に魚鳥の類を入れている者には何かしら不思議な咎めがある。また柴を刈る者や幼い者も、入れるのは雲母坂までで、女子は片足を踏み入れても大雹や雷電、山鳴が起こることは、今でも同じである。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 山の神の日に山へ行かないという俗信。旧2月9日は山の神の日でこの日は山の神が弓を射るから、神かくしにあうから、山へ行くなという。
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ツキモノ 1971年 広島県 神道祈祷の一つに「弓伏」というものがある。これは、いわゆる憑きものの場合に多く行われた。弓の弦を打ち鳴らして降神、降霊を祈ったり、また弦打ち(鳴弦)をすることによって悪魔退散の行事としたものである。
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テング 1956年 茨城県 真弓山は、昔女人禁制の山で、女性が入ると天狗に放り投げられると言われていた。天狗倒しもあった。
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チノイミ 1964年 福島県 女の月経をはちべいという。狩人は血の忌みをきらうため、その間夫は狩りに出ない。狩りに出る男は月経中の女に手をふれない。女ははちべいのある間は神参りをしない。
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ヤクビョウガミ,ウンカノカミ,オニ 1930年 全国各地 春の祭りでは、弓を射ることが慣例となっている神社が数多くある。疫病神やウンカの神などの鬼に対して、これが充分な人間への警告であり、また威嚇であるからこそ、今でも古来からの弓の術を示してきた。
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ヤマノカミ 1973年 富山県 山神祭の日は山の神が山を回っているので山入りしてはいけない。とか、刃物を持ってはいけないという。
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ヤマノカミ 1982年 新潟県 山の神の祭りの日には、山で髪をすくきれいな女をみたといい、山中で髪をとかすことを禁じている。
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ハッサク,ヒナマツリ,ギオン 1979年 徳島県 祇園を祀っているところでは、八朔にひな祭りを行う。祇園で祀られているのが男神なので、女性の祭を先にするなという。20年ほど前に、婦人会などの抗議で3月にひな祭りを行ったところ、祇園祀りのだんじりで死者が出た。それで元通り八朔にひな祭りをするようになった。
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オニ 1967年 愛媛県 宗方の弓祭は昔、部落の西の島に鬼がいて、これが農作物を荒らすので、弓矢でもって退治したことに端を発するという。五穀豊穣・悪魔退散・氏子安全を祈祷する。祭を中止した年は不作だったという。
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カナワノイ,ウシノトキマイリ 1933年 京都府 鉄輪という嫉妬深い女が神に祈って丑の刻参りをして気疲れ、井戸の前で死んだ。ゆえにこの井戸を鉄輪井という。この場所を婚礼の行列は通らない。
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マジョ,キンノニワトリ 1958年 愛媛県 安産で有名な神社では、大晦日から6日間日没から日の出まで参詣すること、祭事に太鼓を打つことを禁じている。不審に感じた神官が夜中待っていると、魔女が現れ、神官に襲い掛かった。神官が抜いた刀を噛み切ろうとした。鶏が鳴き始めたので魔女は消えていった。
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ヤマノカミ 1984年 山梨県 1月17日で山の神様の日で山へ入ってはいけないといわれている。この日、山で弓を射ると、その矢に当たってケガをするといわれた。上組のAさんの先祖が、この日、山に入って斧を振り上げようとしたところ、動けなくなったため、A家は武藤イッケシの山の神講に入った。また、山の神講の日にも同様に山へ入ることを避けた。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 地神に関する禁忌。地神をまつっている家では、卵や肉を食べてはいけないという禁忌をもつ家がある。女が触れたり近づいてはいけないというところもある、など。
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テルコ・ナルコノカミ,オボツノカミ,ネリヤノカミ 1986年 沖縄県 ヲンケという神事は夜に行われる神事である。村の妻女が焼酎や肴を持って木屋に集まる。この木屋に男は入れない。毎年2月にトルコ国より神がきて、男を遠ざけ、女を集めて楽しんだことに由来するという。
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