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検索対象事例

クダ
1956年 長野県
160年ほど前、三州街道を上ってきた旅人が座光寺か市田あたりで聞いた話を書き残した。それによると、クダという狐に似た獣は家や人にとりついて悩ませるのだという。

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クダ
1956年 長野県
クダは特定の家に代々棲んでその家を富ませ他の家の人を悩ませる。クダ持の家から嫁をもらうとクダもついて来て繁殖する。そこでこの家は他家から縁組を嫌われて遠方婚をしなくてはならない。
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クダ
1956年 長野県
『想山著聞奇集』にクダという獣を討ち取ったという話があるが、そこではクダは猫に似て尾の長い獣として見取図に描かれている。
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クダギツネ
1941年 静岡県
クダ狐を所有している家をクダ屋といい、そこから物をもらうとクダ狐が追ってくるが倍の物を返すと帰るという。金でも物でもクダ狐が憑くと勝手に動き出すが、「この野郎」と言って押さえるか重い物を乗せると止まるという。クダ狐の正体については様々な説がある。クダ狐が人に憑くと何を食べても痩せるばかりになる。病人を思い切り叩くとクダ狐は耐えかねて逃げ出すが、そうやってクダ狐を落としても病人は死んでしまうという。
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フネ,ムカエ
1990年 高知県
人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくる。20年ほど前、6歳ぐらいで子どもが死んだときの話である。30年程前、30あまりの男の人が死ぬ直前に「きれいな船が迎えにきた」といって息を引き取ったという話もある。
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クダギツネ
1991年 静岡県
クダは飼っている人には憑かない。他所に行って悪さをし、何か運んできて家を富ませる。クダは娘について行くのでねクダを飼っている家から嫁をもらうと財産が増えるが、災難も多くなる。クダが去るとその家は没落するという。
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クダ,(ヤマニデルヨウカイ)
1989年 長野県
山にはクダが出るという。
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キツネ
1933年 長野県
クダ狐に憑かれて死んだ人の法事から帰ってきた者が、家に帰ってきたら急に病気になった。クダ狐が憑いたのだろうと考え、御嶽行者に祈祷してもらった。
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キツネ
1940年 岐阜県
狐が火を点して旅人をウロウロさせた。
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クダキツネ
1933年 長野県
クダ狐は人間の爪の間から体に入るという。クダ狐に憑かれた人はだんだん痩せ弱り、最後には狐のような顔つきになる。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ
1984年 長野県
九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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キツネ,タヌキ
1923年 和歌山県
狐と狸は人を騙す獣だとされる。
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ダル
1957年 和歌山県
ダルにとりつかれることはあるが、どこでとは聞かない。
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タヌキ,ムジナ
2003年 山梨県
鎌倉の建長寺の僧侶に化けた狸が宿をとって、絵または書物を書き残したという話がある。
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ニンジン,コウシン
1960年 山形県
新入りの家で講をしている最中、主人が料理していた人参を赤坊と思って驚いた人々は10人中9人が帰ってしまった。主人は実は庚申で、人参1人分で1000年長生きするという。唯一残った東方朔は9人分食べて9000年生きた。
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クダギツネ
1928年 長野県
クダは味噌と油揚が好物である。クダが人につくと病気になるから行者に頼んで追い出してもらう。行者を頼まないきは御犬の神様である三峯様を連れていくとすぐ離れる。クダ使いの家の娘とは結婚しない。
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コロヘータ
1983年 東京都
狼や狐が古くなって人を馬鹿にするようになったのをコロヘータという。こうなると1本の茅に1000匹かくれるというようなもので、やたらに人の目に触れない。
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キツネ
1975年 岐阜県
狐の神さまが岐阜県串原村中山にあり、60年くらい前まではよくそこで狐を落としてもらったという。
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オクリイヌ,ヤマイヌ
1929年 愛知県
夜遊びの帰り、送犬に尾けられ、恐ろしくて生きた心地もなく、かろうじて家へ帰ったが、毛髪の1本1本が抜け出て立っていた。5、60年前の話である。
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クダギツネ
1926年 愛知県
満蔵院の坊さんはクダ狐を使っていた。あるクダが病気治しの祈祷に行く坊さんについていき、その病人に憑いた。隣村の行者が狐を落とした。大正9年5月の話である。
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クダ
1970年 長野県
よその村から箪笥を買ってきたら、中にクダが入っていたので、飼っている人がいる。クダを飼うと金が鼠算式に増えていくという。クダは飯櫃を叩くと寄ってくる。
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クダギツネ
1977年 神奈川県
クダ狐はクダラの国から渡ってきたのだと言われている。
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