(ゾクシン),シャシン 1933年 兵庫県 死んだ人の写真は色が変わる。(他の人と比べて薄くぼんやりなる)という。
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シリョウ 1972年 鹿児島県 西南役に反対した男が水攻めで殺される。その死霊が庭石や土手の石に現われた。昭和4年にその石を電柱を引っ張る針金にくくって埋めた電工は熱病にかかって死んだ。この石を何かに利用する分には何も起きないが、売ったり他人にやったりすると不吉な目に遭う。売ったものが幽霊に付きまとわれたり買ったものが狂死したりする。
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ヒノタマ 1986年 東京都 霊園に火の玉が出るというので写真を撮りに行った。火の玉が出たので写そうと思いカメラを向けたら、火の玉が向かって飛んできてカメラの上をこすった。カメラには焦げた跡がついていた。
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シャシン 1980年 和歌山県 人が死ぬと、その人の写真は薄くなる。
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ヒノタマ,アオビ 1989年 長野県 夜、寺の裏あたりでアオビ(ヒノタマ)が燃えている。そのヒノタマが寺の裏にあるお墓の方に飛んでいくのを見た人がいる。鳥が飛んで、静電気が青く見えたのではないかと言われている。
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ヒトダマ,ゴシキノクルマ 2001年 奈良県 昔、長引では蛍狩りをしているような時に、お墓からヒューっと人魂が飛んできた。また、虫の塊みたいなものが落ちてきたとか、人が死ぬときには五色の車が通ったとかいう。お墓で見える燐の光は黄色、緑、青のような色で、雨が降ると出るという。
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タマセ 1989年 茨城県 母はたませ(人魂)を見た時、恐ろしくて叫び声を上げた。また、火のろを先頭にして火の玉が通ると言う珍しい光景を見た翌日、子供のたこを取ろうと電柱を上った父親が感電死した。
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キシタケサマ 1999年 佐賀県 豊臣秀吉に滅ぼされた名護屋の豪族、岸嶽一族を弔う石碑は岸嶽様と呼ばれ、近くを通るだけで寒くなったり頭痛がしたりすると言う。小便などかけては論外で、道路工事で動かそうとしたときにも祟りがあった。昔は4月の第1日曜のころに祀っていた。
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シダレザクラ 1993年 三重県 昭和20年代のこと(1945~54)、無動寺のシダレ桜に灯りが灯った。両手の人さし指と親指で作る程度の大きさで、檀家の人が亡くなる2,3日前から灯り、亡くなると消えたという。
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シノゼンチョウ,ソウシキノゲンエイ 1930年 鹿児島県 1880年~1890年ごろ、松火や赤白の銘旗を先頭にした、棺を担いだ葬列の幻影が見えたという。そして、この幻影が現れると必ず死人があったそうだ。
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シンレイシャシン 1995年 千葉県 昭和56年4月12日、布施の弁天の鐘楼の塔を写真に撮り現像したところ、基礎以外は炎に包まれた写真になった。
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ヒノタマ 1958年 神奈川県 大正初年、葬式をしていると田名の方角で花火がたくさん上った。みんなで見ていると次第に近付いて、ついには目の前の桑の切り株から上った。音はしなかった。誰かが「化かすんじゃない」と叫んだら消えた。
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コウシンサン,アラタカナカミ 1960年 青森県 庚申の日に拝んでいる線香が折れたり、消えることがあった。しばらくすると、その時のヤドの老爺が死んだ。また、昭和20年の空襲中に講をしているとろうそくが丸くなった。平和のお告げと一同は解釈し、その通りになった。
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ウマレカワリ 1944年 山梨県 ある寺の比丘尼が死に、背に「お寺の飯炊き」と書いて葬ってやった。しばらくして別の寺の番人に子が生まれたが、背に同じ字が書いてあった。生まれ変わりに違いないというので比丘尼の墓の土をもらってきて背中を洗ったが、その字はどうしても落ちなかったという。
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マサカド,タタリ 1995年 東京都 昭和十五年に大蔵省本庁に落雷した時には、それが将門塚付近であった為に、将門霊神の祟りということになり、慰霊祭が盛大に行われた。
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コクウン 1974年 東京都 寛文7年閏2月6日、急に雹が降り雷が鳴った時に牛込で人が死んだ。火葬場に送ったところ黒雲が舞い下り、棺の上にかかり、死骸をその中に提げ入れた。雲から死骸の足が垂れ下がり諸々の人がそれを見た。
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チョウチン,コエ 1953年 福井県 江戸時代に処刑された人が雨の晩に提灯を灯して現れるといわれる場所で昭和の初期、ある冬の日の夜、提灯を腰に付け藪の雪を払っていると急に提灯の火が消えた。それを見ていた父親がおまえでそんな目に会うのは3代目であるといった。
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ニジュウゴニチサマ 1956年 東京都 二十五日様は死人の祟りともいう。水が呑みたいという人が来たが、正月25日だったので誰も水をやらなかった。その人は船で三宅島の方に行ったが、着く前に死んだ。その幽霊が五色の旗を立ててくるのだという。
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ヒノタマ 1943年 奈良県 広瀬部落では人が死ぬ前に火の玉が出て、善光寺に参る。人が死んだ魂は火の玉のように赤くはなく、ビューッと飛んでいく。
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マサカドノタタリ 1995年 東京都 昭和三年の報知新聞には、「将門のたゝり」に役人はおびえきっており、国費を投じて亡霊の大法要をしたと掲載されている。
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