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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ライジュウ
1979年 岡山県
昔虚空蔵山に雷が落ちた。虚空蔵菩薩が雷獣をつかまえて「今後この地に落ちたら返さない」と叱りつけた。それ以後雷は落ちなくなった。村人は喜んで毎年旧正月13日にお祭りをして参拝する。大原には虚空蔵菩薩様が祭ってあるので雷は落ちないという。

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ライコウ
1931年 大阪府
800年ほど前、桑原の地に重源上人と寺働きの老女がいた。ある日、雷公が老女の臍を狙って飛来してきた。しかし、上人と老女によって懲らしめられ、命からがら逃げ帰る。以来、桑原には一度の落雷もないという。
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ライジン
1941年 大阪府
落雷の被害で困っている地域があった。ある時、雷が井戸に落ちたのを見た勇敢な青年は、大石で井戸を閉鎖して、雷神を監禁した。二度とこの地に雷を落とさない事を誓わせると、青年は雷神を放免してやった。以来、この地に落雷はない。
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ライ
1915年 兵庫県
ある時、寺の井戸に雷が落ちた。和尚が井戸に蓋をしたため天井に昇れなくなった。雷は陳謝し、桑原には永久に落ちないと約束して、その証拠に手形を記して許された。それ以来、雷は桑原と聞くと他所に鳴って行く。その寺では猫の手のような墨の痕がついた古い紙を大切に保存している。
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カミナリ
1921年 大阪府
桑原の井に落雷があり、井から上ろうとするときに村民が井の上にふたをしたため、雷が大変苦しみ、二度とこの地に落ちないと言うので許された。それから桑原桑原といえば雷が落ちないという。
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ライシン
1933年 三重県
ある時、雷神が誤って農家の井戸に落ちた。農夫は井戸に蓋をして天に帰さなかった。雷神は自分は桑が嫌いだから桑原と唱えれば落ちないと約束して、天に帰してもらった。
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カミナリ
1921年 徳島県
阿波国板野郡大津村大幸には雷が落ちたことがない。古くから天照皇大神をお祭しているからだという。落雷の時太鼓をとられたのでその後おちないともいわれる。
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ライジン,カミナリノマナコ
1941年 大阪府
落雷の多い土地があった。ある時、住吉明神が、雷神の両眼をくり抜いた後、戒めて放免した。それ以来、この地に落雷はないという事である。
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カミナリ
1933年 兵庫県
今津にある神社の井戸に雷が落ちた。神主が上から蓋をして再び落ちないように約束をした。しかし、今ではその約束も破られたのか、毎年当地には雷がよく落ちる。
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テンジンサン
1972年 岐阜県
落ちた雷を天神さんがしゃもじで伏せているので、下神原には雷が落ちないという。
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ショウトクタイシ,カミナリ
1932年 奈良県
雨が降り続いた後、井戸に雷が落ちた。その後、上から聖徳太子が落ちてきて、大きな岩で井戸にふたをした。それ以来、雷はそこへ落ちない。
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カミナリノコ
1970年 山形県
ある夏の真昼、大雷がとどろき、にわか雨が降ると、雷の子が雲から足を滑らし、黒滝の向川寺の庭に落ちた。大徹和尚はこれを捕まえ、毎日境内の草むしりをさせた。飽きた雷の子は、天に帰してくれと願った。和尚は、境内に草が生えないようにすると約束させ、約束のしるしに太鼓のばちを取り上げて帰してやった。以後、境内には草が生えなくなったという。
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キカズドウロクジンサマ
1987年 長野県
長久保の町外れにある道祖神。魔物や疫病が入りこまないようにしてくれる神様で,2月8日におはぎを供えてあんこをお顔に塗ると良縁が得られると信じられた。孫の耳が聞こえないのに悩んだおじいさんが毎日道祖神様にお参りしていたが,100日にもなろうかという天気のよい日,孫とお参りを済ませて帰ろうとすると南の空が俄かに曇り,雷が落ちた。孫を助け起こすと「でっけえ雷の音でおっかねえ」と言ったのでおじいさんは喜び,お礼として,家宝にしているお椀の底に穴を開け紐を通して差し上げた。以後,耳の病気にご利益があると信じられ,「きかずどうろくじん」と呼ばれた。
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ヤマノカミサマ
1983年 山梨県
昔、Aさんの先祖が1月17日に山に入って斧をふりあげたところを、山の神様が止めて、その斧があがったまま下がらなかった。それで山の神様を祭ってある。
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クワバライ,カミナリ
1974年 大阪府
和泉国和泉郡に桑原井があり、住人が言うには昔雷がこの井戸に落ち、登ろうとした時に人々は井戸の上に蓋を置いて雷を責めた。苦しんだ雷はこの近くには落ちないと誓ったので助けてやった。それからここに雷が墜ちる事はなかったので、雷鳴の時は桑原桑原と唱えるという。
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(キショウ,テンタイニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
三日月を毎日拝むと難を逃れる、流星が消えないうちに願い事をすると叶えられる、五社山をお参りすれば雷の災いから逃れられる、雷鳴のとき桑の枝や葉を門口に差すと落雷よけになる、線香を立てて呪文を唱えると雷が落ちない、などとされる。
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ライジン
1921年 茨城県
常陸国に百姓の兄妹が居た。妹の田植えが遅れたことに伊福部神が怒って雷となり、妹を蹴り殺した。兄は妹の仇をとろうと、雉子の助けを得て、雷神の石窟を発見し斬ろうとした。すると雷神が命乞いをし、子孫に雷を落とさないと誓ったので之を許した。その土地では雉子の恩から今も雉子を食わない。
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セイメイ,フウライヒ
1976年 岡山県
備中の浅原に晴明の封雷碑という古い碑がある。昔から村に落雷がないのは、晴明が雷を封じたからだといわれている。
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ダイジャ,ノガミ
1988年 奈良県
昔蛇が出て田を荒らしたので、神に祀るから荒らさないでくれと頼んだ。以来、旧暦5月4日(今は6月4日)に野神祭りをしている。
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テング,ライジンサマ
1976年 栃木県
雷電神社がある天狗山に1人の天狗が住んでいた。その天狗は人々に自分が寝ているところを絶対に見るなと言っていた。ある村人が覗いて見ると、天狗は座敷いっぱいに羽根を広げて寝ていた。寝姿を見られた天狗は、「俺が丈夫なうちはここらに雷やヒョウは降らせない」と言ってどこかにいってしまった。それからというものこの地区には雷やヒョウの害がないと言う。その天狗は雷神様だったという。
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カミナリ
1921年 群馬県
上州太田の大光院で呑龍上人が水想観念している目前雷が落ちた。そこで上人は雷を索の印で空縛りにしたところ、雷神は境内はもちろんのこと上人の前でも雷を落とさないことを誓い許された。呑龍雷除名号の由来である。
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