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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イヌ
2003年 沖縄県
400年前、目黒盛豊見親という人が犬を飼っていたが、どこかに行ってしまい三年間行方不明になった。與那覇原で戦になったとき、目黒盛が漲水港の波止場に追いつめられると、その犬がどこからともなく現れて敵を噛み殺した。これによって、犬が現れたところを犬川という。

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イヌガミ
1938年 徳島県
犬神は代々女に伝わる。娘が15歳になったときに母親から伝えられるといわれている。特に好かれるか嫌われると噛まれる。話者の祖父が犬神をつけられ、どこの誰にどうして犬神をつけられたかを口走り、四つんばいで歩くようなり、ついには死んだという。犬神に噛まれて死んだものは体のどこかに犬の歯型があるといわれている。
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イヌガミ
1920年 徳島県
鼻先の赤い白犬は人の生まれ変わりで、犬神になるため土中に埋める犬もこの犬である。
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イヌ
1975年 静岡県
寛永の初め頃、尾州熱田白鳥の住持慶呑和尚が、浜松普済寺の住職になった。そして町の人が犬を連れてきて飼えと勧めた。珍しい犬だったので飼っていたが、年限が来て寺を離れる時、犬を連れてきた人に返したところ、僧の夢に犬が現れ、我はお前の親であるという。故に犬を呼び戻し再び丁重に飼った。
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コヌカムシ
1972年 長崎県
実盛は白髪だったが髪を染めていた。ある人が実盛かどうかを確かめるために田の水口に頭を持っていった。その際に足を使って乱暴に確かめたので、それを非常に残念がった実盛はこぬか虫になって出てきたという。
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イヌガミ
1958年 徳島県
鼻先の赤い、白い犬は人の生まれ変わったものである。犬神にするため土中に埋めて首を斬る犬もこの犬であるという。
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イヌノタタリ
1979年 長野県
犬地蔵は八重河内にある。犬を殺したところ、犬の祟りが生じたために祀ったという。
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イヌガミ
1985年 愛媛県
犬神の正体は犬の霊とされている。犬神に憑かれると犬のようになる。延宝五年の宇和島藩の記録に、犬神持ちであるために追放された親子の記述がある。東予地方のある村では犬神に憑かれると犬の鳴き真似をしたりしたりするが、ゴキトウで落ちるという。
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イヌガミ
1965年 高知県
犬神には生霊と死霊がある。生きた人間が取り付くのが犬神。これは血筋で伝わり、犬神すじの家の娘が嫁に行くと、その家も犬神になる。犬神筋の家に嫁入りしても、犬神持ちにはならない。
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イヌガミモチ
1922年 島根県
自分の郷里には今なお犬神の迷信があり、犬神持といわれる家が少なくない。犬神というのは猫によく似て口は耳まで裂け、目は虎のように鋭く、体には白と黒の斑がある。犬神持の家でお膳の底を叩いて、団扇をかざして床の上から見ると犬神が見られる。犬神持の家から何かを貰った時、惜しいという気持ちが少しでもかかっていれば犬神がついてきてとり憑く。犬神に取り憑かれたものは正気を失い、どこそこの犬神で何々が気に食わないなどという。犬神持といわれる家は財産家が多い。
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タコヤクシ
1976年 東京都
額に多くのいぼができて困っていた女が、目黒のたこ薬師に祈ったところ、10日ばかりでみんな消えた。
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ベットウ,イナムシ
1923年
斎藤別当実盛が越前篠原で手塚光盛にうたれるとき、馬の足が稲の切り株にかかって躓いたために無残な最期をとげることになったことから、実盛は稲の害虫になったと伝えられている。
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イヌ,ウジガミ
1949年 秋田県
老犬神社の氏子は犬を飼わず、皮を持つことも禁じられていた。犬の皮を着た人が色々と災難にあったと言う。村の人が犬の皮を敷くと尻を針でつつかれるような気持ちになるという。
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カイ,カイイ
1974年 東京都
午三月、土手四番町のある人の家で膳や煙草盆、石臼などが一人で空中に浮くことが続いた。修験者や陰陽師は仏神の祟りや狸の仕業と言い、彼の言うとおり祈祷をしたが効果はなかった。家が滅びる前兆かと心を痛めたが、とある人が「目黒出身の人をかかえると目黒の鎮守がそれを惜しんでこのような災いを起こす」と言った。この春のにかかえた者を調べたが、目黒出身者はいなかった。しかたなく3、4人に暇を出したところその怪異は止んだ。
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イヌ,ウジガミ
1949年 新潟県
犬を飼うと氏神の神罰がある。この禁を破って三、四軒の家が犬を飼ったところ、主婦がいずれも病気になったり死んだりしたという。
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イヌ
1935年 沖縄県
国が大旱魃になったとき、人々は水を求めて海に漕ぎ出した。ある山から1匹の犬が出てきた。犬の体がとても湿っていたので、不思議に思った人々は犬の後をついていった。すると山奥に湧き水があり、犬は水中に入るとたちまち石になった。
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イヌガミ
1949年 大分県
犬神の正体は犬ではなく、鼬よりも小さく口先が尖っている、外道と同様鼠のようなものだ、犬ではなく蛇だ、などと言われている。ただ、犬神に憑かれた人は他に噛付くと言われ、この点は犬らしく思われる。
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イヌ
1929年 宮城県
牡鹿半島では犬を忌み嫌い、犬を飼っている家は一軒も無い。もし他所から犬が島へ上がると忽ち海が荒れると信じられている。
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ドコモジゾウ
1975年
ある地蔵堂の堂守をしていた老僧が、参詣人もないのでどこかへ移ろうとしたところ、その夜の夢に地蔵が現れ、「どこもどこも」と告げた。これは「どこへ行っても同じ事」というお告げだと考えた老僧は、生涯をこの堂で終えたという。
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イヌガミ
1949年 徳島県
犬神筋の子は犬神になり、嫁にして4日もたつと犬神になる。犬神筋のものが他人を羨ましいと思えば犬神が相手に憑く。犬神を除く際、痛がってさわらせない所に犬神が憑いている。倒れた時、指が5本まっすぐなら成功、1本でも曲がっていたらやり直しである。
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イヌガミ
1914年 徳島県
ある女が犬神に憑かれて病気になった。兄が犬神持ちの家に行くと、庭に箕が伏せてある臼があり、その中に犬が11匹いた。湯をかけて犬を殺すと、病気は徐々に平癒した。
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イヌガミ
1986年 愛媛県
犬神の話は終戦前まであった。妙なことやつまらないことを言う人は犬神が憑いたなどといい、あの家は犬神スジだ、あの人が犬神の系統だといって、敬遠したり嫁のとり手がなかったりする。
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