(マジナイ) 1957年 山梨県 流行性感冒の予防には、正月にするめを火鉢で燃やした煙で風邪を追い払う。
類似事例 |
|
マジナイ 1957年 山梨県 流行性感冒のときは南天で槌と瓢箪を作り、帯につるす。
類似事例 |
|
(マジナイ) 1957年 山梨県 痘瘡の時には肥桶を頭にかぶり、豆を煎って飯をひいて辻へ捨てる。
類似事例 |
|
タケ,(ゾクシン) 1974年 宮城県 百日咳の予防には、便所に生えた竹を輪切りにし、数珠のようにして首にかける。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1982年 新潟県 流行性感冒に関する呪的療法。風邪はトックリ過ぎたということで、門口に徳利に杉の葉をさしてさげる。ニンニクを門口にさげる、ヨシのことも、など。
類似事例 |
|
アズキゴハンノオニギリ,(ゾクシン) 1974年 宮城県 赤飯か、小豆ご飯のお握りで、病気の子どもの体を拭くと治る。そのお握りは人に見られないように十字路に捨てられ、拾った人が病気になる
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1977年 福島県 子供が病気になったときは、小豆を煮て砂糖菓子を作り地蔵さんに供える。そしてそれを下げて、子供に食べさせると病気の治りが早いという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1939年 島根県 十四日とんどの時、松の小枝などの燻したものを持ち帰って、これで額や頭などを撫でると、その年は頭痛がしないといわれている。
類似事例 |
|
オオサキ 1966年 埼玉県 オオサキは祈祷者など特別な人には見える。祈祷の後豆、麦、米を煎り紙に包んだもので憑かれた人の体を撫でると、この紙包みにオオサキが憑いて出るという。
類似事例 |
|
モウハツ 1928年 兵庫県 悪疫が流行したときには、袂の底に毛髪を入れておくと病気に罹らないといわれている。
類似事例 |
|
ハカイシノタタリ 1981年 和歌山県 話者の娘が椎の実を拾いに行き、墓石に腰掛けて、帰ってきて熱を出した。近所のお婆さんが「玄関の敷居に座らせ、お茶とお線香を立ててイタミを逆さにして『飛んでけ』と言って3回仰ぐとよい」と教えてくれ、そうしたら治った。
類似事例 |
|
キツネ 1926年 鳥取県 子供が発熱して苦しんだ。医者は感冒と判断したが、役行者が拝むと、狐が憑いていた。狐のいうとおちにごちそうを裏口に置いたら治った。
類似事例 |
|
サンダラ,ハヤリヤマイ,(ゾクシン) 1950年 千葉県 流行伝染病に罹った時、#「サンダラ」#に御馳走を供え、「流行病売リマス」と書いた紙を表に出しておくと、それを読んだ人に移って自分は治る。
類似事例 |
|
(ゾクシン),ゴジュウノモチ 1933年 熊本県 葬家の仏前に上げられた五十の餅を家人に知られぬように盗み取って食べれば百日咳が治癒すると信じられる。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1963年 愛媛県 たごり(咳のこと)は桑の木の東向きに出た1本の枝でヒョウタンを作り、背中につるしておくと治るといわれている。
類似事例 |
|
マヨケ,チマキ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 五月の節句に団子をエセの皮で包んだちまきを作る。これを煎じて飲むと風邪が治るといわれる。このちまきを門口につるして魔よけにする風習がある。またこれを子供が生まれた時に粉にして飲むと乳の出が良くなるといわれている。
類似事例 |
|
カゼノマジナイ 1942年 長野県 風邪に関する俗信。流行性感冒の場合には、入り口に「きちさんいらず」と書いて貼っておくという。
類似事例 |
|
イヌガミ 1959年 広島県 ここでは、家族に病人が出ると重箱に小豆餅を一杯詰め、犬神筋の家に上げに行ったことがあった。今は筋が悪いというのであまり交渉はない。
類似事例 |
|
ノツゴ 1983年 愛媛県 ノツゴが人に憑くと頭がぼうっとして手足がしびれ、艪をこげなくなる。大歳の晩に煎った豆を撒くと良いと言われるので、漁師はその豆をオキバコにそなえておく。
類似事例 |
|
カンノムシ 2001年 青森県 子供のカンのムシが起きたときは、トリ木の皮と小豆を一緒に煮て冷ました中に手を入れるとムシが出る。
類似事例 |
|