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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
1939年 島根県
十四日とんどの時、松の小枝などの燻したものを持ち帰って、これで額や頭などを撫でると、その年は頭痛がしないといわれている。

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オニ,ショウブ
2001年 青森県
頭痛を和らげる為に、ショウブで角を作って頭に被ってから投げ上げた。それは昔、鬼に追いかけられてショウブの藪に入って隠れたら、鬼が入って来れなかったという言い伝えがあるからである。
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ハチマキ
1956年 宮城県
五月の節句のときに、菖蒲の葉で鉢巻をすると頭痛持ちにならないという。
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(ゾクシン)
1975年 愛知県
年中行事に関する俗信。元旦に七宮めぐりをすると、病気をしないといわれている。節分の豆を年の数だけ食べると、夏病みをしないという。ひいらぎ(ねずみさし)か馬酔木(あせぼ)の頭に、魚の頭をさして、戸口に置くと魔除けになるという。旧4月13日・14日はオンゾで、この日に籾を播くとはじき出されてしまうという。冬至十夜といい、南瓜を食べると中風にかからないといわれている、など。
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ヤマノカミ,テング
1938年 新潟県
野良仕事をしているときに、突然発熱し頭痛がするので、すぐ帰って休むことがあるが、これをイキヤアに当たった即ち山の神(天狗)の羽風に当たったのだという。大抵、日暮れ時に起こる。これを治すには、男子が藁製の胴蓑を逆さに着て大祭に蓋をもって、患者に向かってハライタマヘキヨメタマヘと唱えて三度あおいで風を当てるといいという。
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(ゾクシン)
1982年 群馬県
七夕に関する俗信一束。七夕の竹の露を浴びると病気にならない、短冊に氏名を書いて流すと頭痛しない、など。
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キク
1980年
菊の花を枕にして寝ると頭痛は癒えるが、もしもこの枕で頭痛が起きたならば、いかなる薬でも直すことは出来ないという。
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(マジナイ)
1957年 山梨県
流行性感冒のときは大豆を煎って紙に包み、患者の頭を撫でて四つ角に置く。
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(ゾクシン)
1975年 愛媛県
しびれが切れたら、眉につばをつけるという。しゃっくりが止まらないときは茶碗に箸を十字に置いて四隅から茶を飲むと治るという。のどに骨が刺さったときは、その人の頭に魚を置くと治るという。土用の丑の日に薬草を採るとよく効くといわれ、ヨモギ(血止め)・ゲンノショウコ(腹薬)・ドクダミ(コシケとデキモノ)などがよく効くという、など。医療に関する俗信。
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オシンメサマ
1964年 福島県
おしんめ様とは、30センチメートル足らずの棒に布のついている一対のおひなさま。両手でもって頭や肩をたたくと、頭痛や肩こりに効果があるといわれた。男が背中にゆわえてもってきた。
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(ゾクシン)
1975年 愛媛県
どんどさんは1月14日に行う。4日に下ろした正月飾りを集めて焼くが、この火で餅を焼いて食べると、夏病をしないといわれている。また、その煙に当たると風邪を引かないといわれている。
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(ゾクシン)
1963年 愛媛県
たごり(咳のこと)は桑の木の東向きに出た1本の枝でヒョウタンを作り、背中につるしておくと治るといわれている。
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タケ,(ゾクシン)
1974年 宮城県
百日咳の予防には、便所に生えた竹を輪切りにし、数珠のようにして首にかける。
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ユノハナ,ユタテシンジ
1956年 宮城県
神官が笹の束で湯を浴びて託宣を伝える。この湯をかぶると頭病みが治り、目に塗ると薬になるといわれる。
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モチ
2000年 徳島県
正月14日(小正月)の夜に若い衆が家々を回り、ニワカと称する芸などをする代わりに餅や米をもらう。その餅で作った料理を食べると夏に病気をしない。
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タラバシ
1956年 宮城県
二月九日、タラバシを頭に乗せて、その上に馬糞を上げると、皮膚病にならないという。
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(ゾクシン)
1972年 長崎県
五月節句に関する俗信。菖蒲湯に入り、菖蒲を腰に巻いたり鉢巻きにしたりすると、頭や腰が痛くならないという。また、軒や屋根には菖蒲一本・フツ一本・カヤ一本をさすが、これは悪魔が入ってこないようにするためだという。
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カメ
1941年 不明
頭痛には亀の生血がきくときいた男が、命が惜しいのは亀も人も同じだと言い亀の命を助ける。その後男は船で四国参りに出かけるが、海の真ん中で船が進まなくなる。主に見込まれたものがいるからだということになり、手ぬぐいを全員が水に浮かべると、その男の手ぬぐいだけが沈む。男は覚悟して海に飛び込む。しかし体は沈まず岩スのようなものに上ってそのまま海岸まで運ばれた。亀が恩返しをしたのであった。船はその後火事になり全員死んでしまった。
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サンボウコウジン
1940年 三重県
志摩の俗信。竈の上に祭ってある三宝荒神に供える松の枝の葉が枯れかけると家族の誰かが必ず頭痛になるので、常に新しい枝と取り替えるという。
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(ハノカミサマ)
2000年 新潟県
風邪や疳、耳痛、歯痛など、さまざまな病気を治してくれる。
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(ヤマノカミノタタリ)
1942年 高知県
ある青年が山仕事から帰って以来、足が激しく痛むので、太夫にみてもらうと、山の神の木を切った祟りだと言われた。お詫びとして、柏と榊の木をもって行き、枝にお礼をつけ、根元に白餅12個を埋めて、最下部の枝を東に向けて埋めるまじないを実行したら、たちまち治った。
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