ゴホウスイ 1989年 山梨県 奈良田神社の上手に湧出していて、御符水といわれている泉水は、旱天にも水が涸れず、どんな雨でも水がにごらず、その水を飲むと病気が平癒するというが、孝謙天皇の遷居中に御膳水としてあるいは硯水として用いられたとか、天皇が祈願して村人に残されたものであるとかいわれている。
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リュウトウカンノン,ゴシンスイ 1976年 愛知県 奥田字日沢の地、1アール程の林に囲まれた静かな田んぼのほとりに粗末な社と小屋があってのぼりが多くたっている。その小屋に竜頭観音の額と由来をしるしたものがある。神代国造りの時、美津波能女之命が竜に乗って天より下り少彦名命の病気を治した。その場所に水が湧き、後に病で苦しむ人皇20代允恭天にもその御神水は効果があり病気が全快された。今も万病に効くが特に婦人病によいとされ水を瓶につめて持ち帰る信者が多い。
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ヘンロスガタノオトコ 1979年 宮崎県 推古天皇の御世、女が川で大根を洗っていると遍路の男がそれを一本所望した。女が遍路に大根を投げつけると遍路の目に当たった。するととたんに川は干上がった。以来、10月半ばから3月半ばにかけこの付近だけ水が干上がるようになった。村人はこの遍路の男は芳野神社の三社大明神の化身であり、水が干上がったのは明神様のお怒りだと語り伝え、干上がる場所を大根川と呼んでいる。
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シオノイケ,シオノイ,シヨミズ 1989年 山梨県 塩のない奈良田の村の人々のために天皇が祈願したところ、たちまち塩の池が出現した。
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クメドモツキズ,ナナフシギ 1941年 大阪府 汲んでも汲んでも水枯れしない井戸があった。やがて、その井戸は、土地の七不思議の一つに数えられるようになった。
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サブサワシミズ 1956年 宮城県 春日明神が授けたという御手洗水。
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ダイジャ,アカイ 1983年 京都府 鞍馬寺の寺記によると、延喜年中に寺主だった峯延和尚が或る年の5月に、大蛇に遭遇した。和尚を呑もうとしたので、大威徳明王の法や毘沙門の呪を唱えると、蛇は自ら倒れたが、雌の大蛇は助けた。そこで和尚が言うには、この山は水が欠乏するので水を施せと。蛇は誓って去ると、忽然として清らかな泉がわき出た。それが閼伽井である。
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シオノイケ,シオノイ,シヨミズ 1989年 山梨県 塩のない奈良田の村の人々のために孝謙天皇が祈願したところ、ただの水たまりがたちまち塩の池に変わった。
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ホリキリノイド 1938年 京都府 掘切の井戸で醸した酒を飲むと必ず病気が治る。そのことは日蓮上人の高弟・日像上人が教えたとも、旅の怪僧が教えたともいう。
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スイジンサン 1961年 和歌山県 水神さんは井戸の神様。お婆さんが頭を病んだのでヒヤミズで見てもらったら、水神さんを祀っていないからだといわれ、捜して祀ったら頭が治った。
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フクノカミ 1984年 愛媛県 若水を汲むとき、一度井戸の中を松明で照らしてから汲む。昔、そうして中を覗いたら福の神を見つけた。
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コクブンジノカネ 1987年 長野県 国分寺の梵鐘が須川湖に沈んで以来,旱魃の時にも須川湖の水だけは涸れることがなく,万一鐘の竜頭が水面に出るくらい水が減ると,その竜が雲を呼んでたちまち雨を降らせるという。
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イナリミョウジンノケシン 1967年 福島県 尼子橋は雨が降ると水があふれ通行できず、人々は難渋していた。岩城則道の妻徳尼はこれを見て心を痛めていたが、ある時、尼の庵の前で白髪の老人が嘆息していたので庵に招きいれた。話をすると老人は架橋の意思があるというので、援助を約束した。老人は感激し、30日ばかりで橋を完成させた。渡り初めも済み、老人は再びお目にかかる事は無いと立ち去り、薬王寺台辺りで見る間に姿が消えた。不思議に思い老人がいなくなった辺りを探させると、穴があり、式に供えた餅があった。稲荷明神の化身かとこれをあつく祀り、尼子稲荷明神と呼んで橋の守護神とした。
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(ユメ) 1967年 福島県 八幡神社のふもとに住んでた人たちが井戸を掘ったが、岩盤にあたり、固くて掘れなくなって水が出なかったので、八幡様に祈願した。するとある夜ある人の夢に、年のころ40歳前後の美女が水上に現れ、あたり一面光り輝き、「水神ましませば、不浄を行なわじ」と告げた。翌朝目を覚まし井戸を見ると、井戸には水が湧いていた。
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ロッカクイド 1928年 長崎県 ある時、通りかかった行者僧が機織をしていた老婆に水を求めた。老婆は快く引き受け、遠くにある水汲み場まで水を汲みにいった。行者僧は老婆の親切に感謝し、持っていた錫杖で地上に六角形をかき、「ここを掘れば水が出る」と教えた。里人がここを掘ると、こんこんと泉が湧いてきた。富津という部落の浜辺に六角井戸という井戸がこれである。この井戸は海から5、6間しか離れていないのに塩分を含まず、どんな旱魃のときも枯れないという。
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レイスイ 1983年 大阪府 河内国壺井八幡宮の霊水は、奥州合戦の時に源頼義が合掌し、至誠の首を傾けて、弓弰(ゆはず)で岸を穿ったところ、霊水が出てきたという。この水を飲んだ頼義の軍は熱や渇仰が忽ち除かれ、一気に戦勝したという。この水を瓶に入れて持ち帰り、香呂峯に井戸を掘って瓶を埋めたところ、その水は源怨敵降伏の霊水として大切に扱われ、今の世でも飲めば病苦や災難を除かれるという。
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カメノヨウナカタチノイシ,(アマゴイ) 1976年 京都府 梅田神社の社殿の裏側には、オカメ池という池がある。そこにある亀のような形の石を洗うと、必ず雨が降るといわれている。
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オヤクシサン,オンセン 1936年 鳥取県 長者の娘が病気になった。菖蒲にあるお薬師さんに平癒を祈ると、お薬師さんが娘の枕神に立ち、帰って柳の木の下を掘ると湯が出るのでそれを使えと告げた。その通りにすると、金色のお薬師さんの像が出てきて、熱い湯がわき出した。
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レイセン 1930年 岩手県 眼疾に苦しんでいた老婆が泉水で目を洗ったところ平癒した。この噂が広まり霊泉として人々の尊敬を集め、一年と経たないうちに小社が建立された。
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シオノイケ,シオノイ,シヨミズ 1989年 山梨県 塩のない奈良田の村の人々のために孝謙天皇が祈願したところ、池がたちまち塩の池に変わった。
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