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検索対象事例

バトウカンノン
2002年 香川県
下麻庄田の峰の観音堂にある馬頭観音は、元は麓にあった。庄田を通る道で、その霊威のために通行する馬がすくんで困っていた。そこで現在の峰に上げたのだという。

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カンノンサマノタタリ
1964年 秋田県
昔、八津の観音堂はもっと山の上にあったが、ちょうどその正面にあたるところを馬で通ると、観音様がその場所を嫌っていることを人々に教えるため、馬から落とされたため、現在の位置に移した。
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(ゾクシン)
1979年 静岡県
千代には馬頭観音が2つある。そのうちの1つは大正7・8年頃に御室家の下男が馬の供養に建てたものである。瀬尻から来た人たちが、ここで一度休んで木の枝など青いものを馬頭観音にあげると、楽に上れると言った。馬頭観音のおかげだという。
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ウマノタタリ
1977年 山梨県
馬頭観音は、昔、神主さん(先祖)の乗った馬が落ちて足を折ったことが代々本家に祟って、足が悪くなる。そこで7,8年前に葛野川から石を持って帰って、葛野のツチヤの神主さんに拝んでもらって祀り、毎月8日に線香をあげる。
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バトウカンノン
1984年 山梨県
話者宅で馬の調子が悪くなり、祈祷師に見てもらったら、以前飼っていた馬が今の馬をねたんで苦しめているので馬頭観音を祀れといわれた。
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ゴズテンノウ
1987年 長野県
昔,村の人が馬を曳いていると馬が大きな穴に足を取られてしまった。するとその穴の底から「俺は牛頭天王だが,俺を祀ってくれないと村中に祟ってやる」という声が聞こえた。そこで村中で祀ることになり,今は村の東方の馬場山上に祀ってある。
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カンノン,アタマヲダスモノ
1939年 京都府
馬方が観音堂の傍らの石に座って一服していると、頭を出してくるものがある。これが毎日続くので不思議に思った馬方が馬の轡を頭の上にのせるともう出なくなった。
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(ゾクシン)
1982年 新潟県
馬頭観音はムラ内に悪霊悪疫を入れない境の神としてだけでなく、ムラの神まつりの場としての意味もある。
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カンノンボサツ
1988年 奈良県
慈明寺の十一面観音は南を向いている。昔、越智氏配下の大名がこの寺の前を通ったとき、馬が動かなくなった。観音菩薩が路を向いているからだということで、南向きに換えて供養したら、その後そういうことはなくなった。
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ウマノタタリ
1977年 山梨県
馬が昭和6年7月21日に崖から足をすべらせて転落死してしまった。ある夜、馬が神様になって枕元に現れ、自分を祀らないと長男をとり殺すといって去った。驚いてさっそく墓を作って昭和11年2月に馬頭観音を立てて馬の霊を供養すると、それまで病弱の長男が元気になった。
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ウマ
1993年 岩手県 
午の日に馬が畑で倒れる事があちこちで続いたので、馬頭観音を祭って、午の日には田に入らないと決められた。
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カンノンサマ
1940年 鳥取県
千数百年前、領海だった網代浦の観音岩附近から出現したと言われている観音様は、以前は誰であろうとも下馬しないと正面を通過できなかった。下馬しない場合は、落馬したといわれている。
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バトウカンノン
1983年 岩手県
話者宅で死んだ馬の肉を食べて埋めたら家運が傾いた。旅の僧に話したら馬の祟りだと言われて、馬頭観音を祀った。
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バトウカンノン
2001年 青森県
N家の神棚のお宮の傍らには馬頭観音が祭られているが、その由緒は不明である。
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アヅマカンノン
1929年 長崎県
以前は九千峰の方が、近くの吾妻岳より低かった。ある行者が祈願をたてると効果が現れて、九千峰が吾妻岳をしのぐに到った。ある日行者の前を美女が歩いて行を妨げるので、遂に彼は美に迷い祈願は挫折して九千峰の高さがとまった。その女性は吾妻岳の観音様で九千峰が高くなるのを妬んで誘惑したのである。
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リュウ
1941年 朝鮮
平南中和郡唐井面斗井里の村端に池があり、ある時村人は、龍が池から昇天するという話を聞いて門口で待っていた。しかしある老人が龍が昇天するときは農作物に被害が出るから阻止しなければと言い出したので、馬の頭を切り池に祈り投げ入れた。そして龍は現れなかった。それ以来この地域を馬井という。
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キンノカンノンサマ,スズ
1979年 徳島県
五郎兵衛という人が、犬を連れて猪狩りに出かけた。すると、犬が岩の中をのぞいて一生懸命に吠えた。不思議に思って岩屋に入ってみると、後光がさしていて、金の観音様があった。一方で鈴が鳴った。そこへ観音様をお祀りし、鈴の音が聞こえたので「鈴ヶ峰」という。
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エンノギョウジャ,シテンノウノゾウ
1929年 奈良県
当麻の寺は聖徳太子の命によって麻呂親王が建立した。その後61年たって親王の夢想に従って、伽藍の地を役の行者練行の地に移した。行者の祈願力によって百済から四天王像が飛来して、金堂に着座した。堂の前にある石は、行者が法を厳修している時に一言主神がやって来て座した石だといわれている
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クビキレウマ
1922年 徳島県
那賀郡にある津乃峰山の麓を切り開いて道路にしたところが馬の首を切った切り口のようであった。ここが水分を持つと夜更けに六部の乗った首切れ馬が出る。昔、六部の乗った馬を切った祟りであると伝えられている。
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テンバセキ
1976年 徳島県
阿波勝浦田の村にある天馬石は、天より下りてきた馬が石になったものという。
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シロフジ,サカノウエノタムラマロ
1956年 宮城県
坂上田村麻呂の乗った馬が倒れたとき、藤の鞭を地にさしたところ、根を生じた。
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