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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1937年 石川県
男の子が行方不明になったときは、天狗にさらわれたからだと考え、村人が男の子を捜し歩くときは、天狗の嫌う鯖のことを声高に叫びながら尋ねあるくという。

類似事例(機械学習検索)

テングサマ
1978年 石川県
子供などが急に行方不明になると、天狗様にさらわれたという。「さばくった息子」などと呼びながら探す。
類似事例

カミカクシ,テング,トブコ
1926年 静岡県
男の子が天狗にさらわれた。町内の人々が探したが、10日目に戻ってきた。その後も度々連れて行かれた。
類似事例

テング
1937年
子供が急に姿を消すことがある。昔はこれを天狗がさらって行ったためだと考えた。また、山奥で、大木の枝に人間が引っ掛かっているのを発見した時は、悪人が天狗にさらわれて成敗されたという説明を付けた。
類似事例

テング
1931年 長野県
子供が用足しに出たきり帰ってこなくなった。村中の人が騒いで探したが見つからなかった。子供は12、3里離れたところで見つかり村人たちは天狗が連れて行ったが、大騒ぎしたので捨てたのだと語り合った。
類似事例

テング
1951年 京都府
タツという子供が急にいなくなり、村人たちが一晩中探したが見つからなかった。翌日、ひょっこりと戻ってきた。聞いてみると、どこかのおっさんにおいしいものを食べさせてもらったという。それ以来、天狗のタツと呼ばれるようになった。
類似事例

テング
1965年 長崎県
天狗は子供を神隠しにする。それで村中で探しに行くことがある。
類似事例

テング
1986年 石川県
天狗は鯖が嫌いなので魔除けになる。天狗に子供をさらわれたときも「鯖くさ○○へ」と言って捜すと、子供を置いていくという。家の建前のときも、瓦をのせるまでは大黒柱に鯖を吊り下げておく。
類似事例

テング
1931年 長野県
子供が天狗に連れられてどこかに行ってしまった。村中で幾日も探したが見つからず、仕方なく諦めた。翌年その子の家の庭に子供からの置手紙があったという。
類似事例

テング
1922年 石川県
6歳の男の子が天狗に捕えられて行方不明になる。村中総出で探したところ、村の端を流れる川に八裂にして投げ込んであるのを発見した。
類似事例

テング
1970年 滋賀県
ある人が晩に竹の棒をつかんで「誰か来おった」と叫んで駆け出して行き、そのまま見つからなくなった。父親が跡を追っても姿が見えず、玄関には草履が揃えて脱いであった。村中の人が天狗に向かって返せと叫びながら提灯を持って探したが、見つからなかった。一週間たっても帰らないので、親類が天狗の好物のうどんを屋根の上にお供えしたら、うどんは食べられていて、男はいなくなった場所にその時刻に帰ってきた。天狗がごきげんを直したのだろうと言われた。
類似事例

テング,(ユメノオツゲ)
1973年 三重県
昔、子供を追い出したところ、子供があんまり泣くので親が探しに行った。ところが、いくら探しても見つからない。心配しながら親がうたた寝をしていると、夢に天狗が出てきて「子供はふじの山に連れて行ったから心配するな」と言ったという。
類似事例

テング
1984年 福井県
山でナタやカマをなくしたときは、「サバ(鯖)の骨はどこへいったかな」といって見つめる。それは、天狗がサバが嫌いなのですぐみつかるという。
類似事例

テング
1922年 富山県
明治14,5年ごろ、1人か2人は天狗に連れ去られた。いなくなった子供を捜すときには、天狗が棲むという火の宮や愛宕の大杉の下で名前を呼び、太鼓と一升枡の底を叩いた。枡の底を叩くと天狗の耳が破れそうになり、捕えた子供を樹の上から放すのだという。
類似事例

テング
1969年 埼玉県
大正末期か昭和初期ごろ、老年期の男が9月のある日に行方不明になった。さがしたが見つからず、1週間ほどたったある日、裏山から家に戻ってきた。その間、どこにいたのかわからず、気がついた時には裏山にいたという。村人は天狗にさらわれたと解釈した。
類似事例

ヤマオトコ,テング
1915年 徳島県
山で声が反響するこだまは山男が口真似をするのだと言っている。失踪した子供が数日経って帰ってくることを、天狗様に攫まれていたのであろうと言うことがある。そのため天狗様という綽名で呼ばれていた子供がいた。
類似事例

テング,グヒン
1977年
ある男の子が急にいなくなり、神隠しにあったのだろうということで隣組総出で探し回ったが、遂に見つけられなかった。ところが5・6日後の夕方、男の子が二階の庇に立っていて、天狗に連れられて京や大阪を見物したと言ったという。その他、グビン様にさらわれたなど、こうした話は諸方にあるらしい。
類似事例

テング
1979年 岐阜県
下洞集落の根の松という男が行方不明になった。天狗にさらわれたのだということになり、村人が「根の松返せー」と叫んで探し回ったが、本人は何食わぬ顔で帰ってきた。
類似事例

テング
1990年 富山県
人が行方不明になると、一升枡をさかさまにして叩きながら捜して歩いた。天狗さんは音が嫌いなのでこれで返してくれるという。
類似事例

テング
1972年 石川県
天狗にさらわれた子供が一度帰宅した。天狗は餅を蒸す香りが嫌いなので、家人は餅を蒸し始めた。けれども蒸しあがらないうちに、天狗の使いである鳶が来て、子供を連れ去っていった。
類似事例

テング
1958年 岐阜県
昔、天狗が男の子を連れ去るという事件があった。
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