イタチ 1939年 秋田県 龍泉寺に鼬がやってきて、木の葉に経文を書いてもらって巣を作ったがやがて死んだ。和尚の夢枕にその鼬が立ち、自分の生まれ変わりを引き取ってもらえるように頼んだ。和尚がその通りに引きとって育て、やがてその子は大和尚になり、様々な法力を使った。
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イハチ,ベンザイテンニョ 1974年 福島県 芸州宮島光明院の開山である以八和尚は奥州磐城の出身だが、彼の母は子がないのを憂いて弁財天女に祈誓し、水を入れた桶を頭に戴き、つま先立てて月影を映し、その奇瑞を得て以八和尚は誕生したという。
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リュウ 1970年 山梨県 慈照寺の開山和尚が悪竜に血脈を与えて教化した。その竜が礼として杖の先から出したのが、竜王水だという。
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ボウレイ,オウギヤオツル 1929年 宮城県 有壁村から栗原、登米では亡霊扇屋おつるが懐胎して、墓場で産んだ赤子が如幻上人であるとされている。
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(ドチュウノシュッサン) 1975年 広島県 芸州宮島の光明寺の上達上人は、亡き母の墓から生まれ、墓の中から子供の声が聞こえてくるのを知った人が掘り出し、日々飴を与えて成人したという。その頭は白かったという。
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シカノコ,イズミシキブ 1931年 佐賀県 和泉式部は杵島郡の和泉村にある福泉禅寺の後ろの山で産まれ、鹿の子だという話が残されている。
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ユウレイ 1941年 岩手県 些細な誤解がもとで、男は恋を打ち明けてきた娘を殺してしまった。それでも男への愛情は変わらず、女は幽霊となって通い続けた。そのうち、女の幽霊は男の子ができ、女はその子を養育していくのであるが、やがて幽霊界へと帰っていき、男の子は今度はある僧に育てられ、通幻禅師という高僧になった。
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(ドチュウノシュッサン),ユウレイ 1975年 常陸小山庄の民の妻は死んで土中で子供を産み、母の幽霊が餅を与えて育てたという事がある。その子は生まれながらに白髪だったという。
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リュウジョ 1981年 岐阜県 昔琵琶湖に住む竜女がこの寺でお産をした。子供は寺に残され、成長して名僧になった。
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リュウ,ウロコ 1970年 兵庫県 永沢寺の開山通幻禅師が百日の法会を行った時、竜が女人に変じて参じていた。99日目に、女人は前世の罪によって竜になったことを禅師に述べた。満願の日に天上する時、鱗9枚を残した。その鱗を外に出すと、雨が降るという。
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カイカ,ボウコン 1957年 愛知県 寺の僧が子を作り、その子を殺して井戸か床下へ捨てた。その亡魂であちこちから怪火が出て、寺が全焼した。
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レイジャ 1978年 愛知県 尾張国で道場法師が生まれたとき、霊蛇が頭を纏い廻らし、首尾が相至って置き去ったという。
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ウロコ,イルイ 1992年 山梨県 娘が池で泳いでいると、池の中で異類と交わって子供を生んだ。その子供には3枚の鱗が生えており、長者となった後に入道して寺の開基となった。
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イハチ,ジュウゴドウジ,テンニョ,ヘビ,リュウジン 1974年 広島県 芸州宮島光明院の開山である以八和尚は宮島に住居を定めたが、常に美しい女性が十数人仕えていた。その事を誹謗する人がいるとの話を聞いて和尚は、彼女らを法談の席に呼び、事情を説明して立ち退きを命じた。すると海上にわかに波が起こり、暴風すさまじい状況になって、先の女性がたちまち蛇の姿になった。それらは黒雲と一緒に海底に入っていったという。彼女らは天女が使わした十五童子だったという。その後、上人は別時念仏の回向の日に往生するといって往生した。すると、紫雲が立ち、妙なる香りがし、潮がみちて遺灰を残らず流していった。竜神が供養したのだと思われた。
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ユウレイ 1941年 岩手県 赤ん坊を胎内に留めたまま母は死んでしまったが、その墓から赤ん坊の泣き声がするので、ある人が掘り返してみると男の子が生まれており、その子は後に僧になった。(類話あり)
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イハチ,(ホウリキ) 1974年 芸州宮島光明院の開山である以八和尚は徳行優れた僧であったが、加藤式部大輔という不信心の人が彼を試そうとして邸宅に招き、魚や鳥をふんだんに使った料理や、色っぽい女性を数名、羅(薄物)だけつけて給仕させた。すると和尚がしばらく目を閉じると、料理した魚や鳥はたちまち飛び上がり、給仕する女性はみな骸骨となった。驚いた加藤が改心したところ、みな元に戻ったという。
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オニ 1937年 兵庫県 兵庫県川辺郡立花村東富松に、羅生門の鬼の出生伝説がある。
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シャリ 1974年 大阪府 摂州東成郡放出村にある出田寺の空山和尚は有徳の僧で、多くの人々が帰依した。彼が往生した時、火葬に付した骨は舎利となり、灰は紫になったという。寛文11年5月11日の出来事である。
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リュウ 1970年 山梨県 天文年間、雲玄洞大和尚が淵に住む悪竜を教化して去らしめた。その跡に立てられたのが、竜泉院である。
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クウカイ,ソクシンジャウブツ 1983年 空海の母は、天竺より僧が来て懐に入る夢を見て懐妊した。産まれた空海は、正法を示し給えと諸仏に祈った所、夢で大毘盧遮那変加持という経名を告げられ、やがてその経を得た。入唐し帰朝した空海は、嵯峨天皇の前で身から5色の光明を発し、毘盧遮那仏となって、即身成仏を体現して見せたという。
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