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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒノタマ
1975年 高知県
洪水のたびに浸水する田の埋立仕事をしていると、直径3尋もあろう火玉が東から西へ人の歩く程度の速さで飛んでいた。その翌年は大日照り、さらにその翌年は大洪水であった。火玉は不作に関係があるという。

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〔ユメノツゲ〕
1967年 福島県
川が二股に分かれているうちの、低いほうの川原に一軒の家があり、昔は水が出るたびに流されていたが、3人娘の1人を淵の主に差し出したところ、どんな洪水でも浸水しなくなった。淵の傍に小祠があるが、洪水ごとに赤飯を上げたり団子を上げたりして娘の霊に供え、水神を慰めることを例としている。洪水の時には夢知らせがあるともいう。
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ヒダマ,(ゾクシン)
1935年 大阪府
死ぬ3日前に火玉がとぶという。
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ヨウカビ,ヨウカビ,サンガイビ,ヒダマ
1998年 沖縄県
火玉は年中出没するが、旧暦8月10日前後に出る火玉をヨーカ火という。戦前までは多くの村落で見ることができた。火玉の出た屋敷からは死、もしくは何らかの不幸がある。出生などの吉の前兆と見る村もある。
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シラガミズ
1990年 福島県
天明5年の大洪水は会津一円全てが川になるほどだったが、その洪水のとき、白髪の仙人が木の上に乗って洪水の川を下ったので、この洪水を白髪水と言った。
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ヒノタマ
1992年 宮崎県
人が死ぬと魂は火玉になって屋根から抜ける。
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ヤマドリ
1963年 宮城県
山鳥の古いものが火玉になる。
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チュンタマシ,ヒトノタマシイ,ヒジャマ
1969年 鹿児島県
人の魂をチェンタマシと呼ぶ。火玉のようなもので、飛んでいった方向の墓に不吉がある。火玉が海に入れば3日以内に、山の方に入れば7日以内に人が死ぬといっている地域がある。
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ヒダマ
1929年 宮崎県
火玉に会ったとき、走って逃げたりすると、どこまでもついて来るが、動かずにいると他方へ飛んで行くのだそうだ。
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スイジン
1973年 富山県
常願寺川や黒部川が洪水をおこしたが、川の中にある大石から東側は浸水がなかった。村人はそれを水神として祀った。
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スイジン
1973年 富山県
常願寺川や黒部川が洪水をおこしたが、川の中にある大石から東側は浸水がなかった。村人はそれを水神として祀った。
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ヒダマ
1943年 沖縄県
火事を起こすのは火玉であり、その形は鳥に似て赤いとも、あるいは長い尾を引いているとも言う。
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アオイヒダマ
1982年 新潟県
村でサクエモンジサが、舟に乗っていて波に飲まれて死んだときに、青い火玉が陸のほうへ飛んできた。
類似事例

アオイヒダマ
1982年 新潟県
ひどい雨降りの晩、沖で船が難破し、10何人の人が死んだ。その魂が青い火玉になって、陸のほうへいくつも飛んできた。
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ヒダマ,タマセイ
1978年 茨城県
終戦直前に、火玉を見たという人がいたが、その直後に近隣に戦死の広報が届いた。また町で死者が出ると誰かが火玉を見てたませい(霊精)が抜けたと言う。その色は見た人によると、青色やうす水色等のように分類される。形は丸いものや後方に引くもの等があった。
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リンカ
1936年 秋田県
墓地には火玉が出た。その燐火に足をのべてみたが熱くはなかったという。
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クリノゴンゲンノインモウ
1928年 群馬県
慶長の頃の洪水で神流川が洪水を起こしたとき、川の板橋に怪しい長い毛が流れかかった。長さは33尋(およそ50メートル)あまりあり、色は黒く美しく艶やかだったが、何の毛かわからなかった。そこで巫女を招いて占わせてみると、この毛は同村栗野権現の流した陰毛だというので、同社へ送り返したという。
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ヒダマ
1958年 宮崎県
3日前、3年前、死ぬその時などに死ぬ人の火玉が近親者のもとにやって来る。
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ヒノタマ,アントクサマノヒダマ
1928年 長崎県
山から夜な夜な火の玉が飛ぶ。ところが、火の玉は陸地にいる人には見えず、海上に出ている漁夫にのみ見える。里人はこれを安徳さまの火玉と言って尊崇している。
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ヒダマ
1929年 鹿児島県
瀕死の病人がいる家から火玉が出てきて、下女が棒でたたき落とすと、病が治った。
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ヒトツメ
1989年 山形県
12月8日と30日の日中に、「1ツ目」が来て餅を取ってゆく。その姿を見て騒ぎ立てると、翌年中に悪いことがおきる。逆に、騒がず見て見ぬ振りをする家には、翌年幸運が舞い込むという。
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チノツイタモチ
1949年 群馬県
旧白郷井村のある家の先祖は落武者で弓の名人だったが、ある時、畑仕事の人を射殺してしまった。するとその人の妻が家に乗り込んで、指を食いきって正月餅に血をたらし、イチコ池に飛び込んで死んだ。翌年、正月の餅つき時に家人が怪我し、餅が血に染まった。翌年もそうなり、それから餅をつかなくなった。
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