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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒノタマ
1975年 高知県
洪水のたびに浸水する田の埋立仕事をしていると、直径3尋もあろう火玉が東から西へ人の歩く程度の速さで飛んでいた。その翌年は大日照り、さらにその翌年は大洪水であった。火玉は不作に関係があるという。

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ヒノタマ,カワテング
1933年 東京都
あるとき、川狩をしていたら。突然火の玉が現れたので、驚いて逃げ帰った。また、同じところで別の人々が魚捕りをしていたら、どこからか小石が飛んできて怖くなったので逃げた。翌朝見に行くと捕った魚は一尾もなかった。川天狗の仕業。
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ブラ,ヒノタマ
1962年 千葉県
夜、田に行くと、地面から3、4間のところを、赤い火の玉がふらふら浮かんでいるのをよく見るという。
類似事例

オオキナアカイタマトアオイタマ,ヒノタマ,マッサオナタマ
1982年 三重県
5月ころの夕方、田の水を見に行くと、川のふちに大きな赤い玉と青い玉がころがりこんできたという。昔から「日照りが続くと火の玉が地面をころがる」「雨降りが続くと水玉といって真青な玉が水の上をころがる」という。
類似事例

ヒノタマ
1982年 宮城県
1920年ごろ、話者は火の玉を見た。赤くて、直径30㎝程度、3mほどの尾を引いていたという。火の玉が飛ぶと人死にが出るという。
類似事例

ヒノタマ
2002年 香川県
昭和30年ごろ、大きな火の玉が広野の谷を東から西へ飛んだという。この時は、畑の大豆の葉がはっきり見えるくらいに明るかったという。
類似事例

カミナリ
1956年 宮城県
雷が一回だけなら長雨の知らせ、または凶作の兆し、あるいは国の騒動の兆しだという。また、寒中の雷は凶作の兆し、大雷は豊作の兆し、三月の雷は不作などという。
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ピダマ
1931年 沖縄県
天から降ってきて、下界に火災を起こす。煙は空にのぼって雲になり、火玉はそれにのって天に帰るといわれている。火玉を発見したときには「メジロ、バァレ、チョイ、チョイ」といいながら颺(声をはりあげる)、籃(かご)、鐘を叩いて追い払うのだという。
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カワテング
1933年 神奈川県
小雨のそぼ降る晩、鮎漁をしていたら、青色の火の玉が現れた。火の玉は2、3回廻って消えてしまった。こんなのを川天狗と言うのだろう。
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ヒノタマ
1999年 宮崎県
1918年の夏のこと。大変な旱魃でみな困っていた。ある晩9時くらいのこと。山がパーッと明るくなったと思うと、お盆程度の大きさのオレンジ色の火の玉が現れ、真っ赤な火の粉を撒き散らしながら西へと飛んでいった。この火の玉は自分の田に水盗みをしていた男を脅かし、雲雀山地区を一周して熊野神社のごまさんの森に消えた。集落中の人がこの火の玉を目撃し、大評判になった。それから数日後、恵みの雨が降り、田植えも無事行われた。
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ヒトダマ,ヒノタマ
2003年 長野県
大正5年6月頃、夜中家の池にたたずんでいると、隣家の庇からファーンと揺れながら火の玉が出た。翌朝になって隣家の少女が亡くなっていた。目撃した火の玉は人魂だったと世間一般の事として聞かされた。
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ヒノタマ,アントクサマノヒダマ
1928年 長崎県
山から夜な夜な火の玉が飛ぶ。ところが、火の玉は陸地にいる人には見えず、海上に出ている漁夫にのみ見える。里人はこれを安徳さまの火玉と言って尊崇している。
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ヒダマ
1929年 鹿児島県
夜中に用足しに起きて、手水を使おうとすると、手水鉢の辺を火玉がフワフワ浮き、水をかけると他所の方へ行ったという。
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ヒノタマ
1960年 鹿児島県
火の玉は昔からあちこちでよくでる。火の玉が出て行った所では良いことが起こり、入っていった所では凶事が起こるという。
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ヒノタマ
1966年 群馬県
昭和20年ごろ隣の家が火事になった翌晩から3晩くらい続けて、焼け跡の地上五間くらいの所に、茶呑茶碗くらいの大きさの青赤いような球が、夜8時頃から12時頃まで動かず、消えずに出ていた。火事があったので火玉が出たのだろうということであった。
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ヒノタマ
1993年 山形県
雷雨時に、巨大な物が空を転がるように移動したという。これも火の玉の1種で、ここには「ヒィダマに近寄ると魂を取られ殺される」という言い伝えがあり、実際に火の玉に近寄った人が黒く焼けて死んだという。
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ヒトダマ,ヒノタマ
1983年 新潟県
人玉は多くの人が見ている。間違いやすい玉に火の玉は小鳥であるという。両者とも空を飛ぶ青火であるが、火の玉は飛ぶ時跡を引くが、人玉は引かず、丸い青火の玉が夜空を横切ってどこかへ消える。
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ヒダマ
1943年 沖縄県
火事を起こすのは火玉であり、その形は鳥に似て赤いとも、あるいは長い尾を引いているとも言う。
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ヒノタマ,ヒトダマ
1988年 群馬県
「火の玉」・「人玉」も昔はよく出た。人が死ぬ前日などによく飛んでいて、フワフワ舞いながら寺の裏の方へおりていく。よく見る人とまったく見ない人がいて、成人前にみなければ一生みないともいう。
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ヒノタマ
1946年
伯母が辺鄙な村に住んでいたころ、ある夏の宵の中のことである。庭で行水していた伯父が呼ぶので行ってみると、立木の幹のところに青い尾を引いた青い火の玉がふらりふらりと上がったり下がったりしていた。翌日、付き合いのあった家の人が亡くなったことを知った。
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ヒノタマ
1999年 宮崎県
直径約30cmの丸い火の玉が、青白く尾を引きながら飛んでいたのを見た友人がいる。地上3mほどのところを飛んでいた。
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