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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ケンモン
1976年 鹿児島県
田院作業所ではケンモンの祟りをおそれてガジマルを切れないでいたが、ケンモンは切った人より命じた人の方を祟るので、マッカーサーの命令だと叫びながら切ることにした。その後マッカーサーがアメリカで死んだというニュースがあった。

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テング,モチノキ
1919年 京都府
天狗が羽根を休めるといって庶民が神聖なものとしていた樹を切ろうとした植木職は倒れ、それを指示した知事は落馬した。天狗の祟りだという。
類似事例

オテングサマ
1954年 栃木県
トリノコ山のお宮の大木を切りかけた樵が、その日の夕食後「お天狗様ごめんなさい」とくり返し、炉に頭をぶつけて死んでしまった。天狗の宿り木を切った祟り。
類似事例

タタリ
1979年 岐阜県
強盗が捕まり処刑されることになった。その息子は善良であったが、家主の訴えで処刑されることになった。死の間際、強盗は「今に見ておれ、一家祟ってやる」と叫んで死んだ。祟られた家は断絶した。
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タタリヤマ
1949年 東京都
「コツガマ」という所で炭を焼くと死ぬと言われ、誰も木を伐らない。「ヤシキド」という所で小屋を掛けていたら天狗様に小屋を揺すられたので、以後行かない。「シンボチクボ」「ホーザス」なども、理由は不明だが悪い所とされ、木を伐ったりするのを避ける。
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ケンモン
1976年 鹿児島県
箪笥材にするため大ガジマルを欲しいと言ってきた沖縄の人がいたが、所有権のゆずり合いになったおかげで結局あきらめた。このガジマルにまつわるケンモン話がいくつか発生ししばしば取沙汰された。
類似事例

ケンモン
1976年 鹿児島県
ケンモンが住みついているガジマルを切り払った物知りは、数日後大熱をわずらい、睾丸がふくれた。
類似事例

タタリ
1929年 東京都
切ると病気になるといわれていたナンジャモンジャの枝をある男が切ったところ、疫病におかされた。
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ヤマノカミ
1986年 福島県
三叉の木は山の神の腰掛けだから切ってはいけない。昔、ある人が三叉の木を切って、その木の下敷きになって死んでしまった。その後1週間の間、山が怒った。
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カシノキ,ヤマノカミ
1993年 静岡県
山の神が宿るといわれていたカシの木を切ったら罰が当り、死人や怪我人が出た。
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テング
1968年 群馬県
角落大権現には天狗が住む。行者が宮を建てろと言ったので建てた。大門の木を総代の人が勝手に切ったところ、その人は奥山で炭焼きをしているときに、崖から転落死してしまった。村人は天狗山の木を勝手に切ったから投げられたのだ、と言った。
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ケンムン,マヨナムン,ヨウカイ
1977年 鹿児島県
ケンムンはアコウの木につく。木によっては、アコウでなくてもマヨナムンがつく。ある時、バドーという木を切り倒したら、その直後熱病で倒れた。医者に見てもらっても治らなかった。そこで、ユタに加持祈祷してもらったら、木の崇りであることがわかったので、打ち祓ってもらった。
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エキジンサマ,イチョウノキ
1987年 山口県
疫神様のイチョウの木を切ってまな板を作った大工が死んだ。
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タタリ
1976年 奈良県
俗称いもせ山というところの社の神木を切って売ったところ、切った人をはじめ、その材木を買った人まで祟りを受け、狂乱、病悩して数家が皆死滅した。
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ケンムン
1994年 鹿児島県
ケンムンはガジュマルの木に住む。木の根元には貝殻が散らばっていた。こういうガジュマルを売ると祟ると言われていた。
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スミヨシノマツ,ジャホウ
1983年 大阪府
戦国時代に南蛮の王が日本を傾けようとして、邪法(キリスト教)を流布させようとしたのだが、住吉大社の松が一夜のうちに66本枯れたという。これを神主が朝廷に奏聞したところ、朝廷は織田信長に異国襲来の恐れがあると、キリスト教布教を禁止させようとした。しかし信長は一旦認めたものをすぐに禁止すると軽んぜられるとして拒否した。だから明智光秀に殺されたのだという。
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テンドウダケ
1934年 佐賀県
天道岳の峰の巨木が立ち枯れていたので数軒の人が切り倒して家具を作ったら、まもなくその家々は火事になった。また、天道岳頂上の草を切っていたら、箕ほどのガマが起こっていたので平身低頭して謝ったが、その人は後に病気になり死んだ。1人で登山をすると必ず行方不明になった。
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ミミチリボージ
1958年 沖縄県
黒金座主という僧が妖術を使い邪教を広めて反乱を企てていた。そこで大村王子は自分の妾の髪にまじないを施し、信者に仕立てて黒金座主のもとに参詣させた。黒金座主は、妾が美人であったため妖術でまじないを取り除き、犯してしまった。これを知った大村王子は黒金座主を呼び、隙をみて耳を切り落とした。それがもとで黒金座主は死んだが、それ以来大村御殿には耳切坊主の幽霊が出るようになった。また、その祟りから大村御殿では男の子は育たないという。
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ヤマンカンサア,カンサアンキ
1956年 鹿児島県
カンサアン木(神様の木)があり、山仕事をする人は恐れている。その木は天狗松と言われ、その山の木を三本切ったときには祟りを恐れて御祓いをしてもらった。
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テング
1951年 長野県
ある男が天狗様の止まり木と土地の者に恐れられる木を切ってしまった。天狗は巨大な材木を落下させて男に警告を発したが詫びないので、男の子供を大やけどさせて死なせてしまった。
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テング
1992年 岡山県
木によって天狗の休場という枝がある。こういう木を切れば、必ず祟りがある。ただし神さんを拝んでから切れば良いともいう。今では気にされていない。
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