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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アオイヒ,シチニンヅカ,ヤマブシ
1915年 和歌山県
七人塚という所がある。昔、7人の山伏が住んでいた。ある日、沖を通る船を山伏たちが秘術で止めた。けれども、船中にも秘術を使う者がおり、沖から山伏を見つけ、秘術をもって7人の動きを止めたためたので、遂に死んでしまった。今も沖からその所を眺めると、怪しい青い火が夜光るという。

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アオイヒ,ボウレイ
1929年 鹿児島県
ある夏の真夜中、港に泊まっていた漁船の所に、丘の方から青い火がちらちら輝いて舟に近づいて来た。船頭が目を凝らして見ると白骨の岩窟から亡霊が四五人歩いて来るので恐ろしくなって船室に逃げ込んだ。その姿は舟上で消えてしまった。もしかすると内地から来た人の亡魂が故郷恋しさに船で帰るのではないか。
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シチニンカリュウド,シチニンミサキ,シチニンヅカ
1927年 静岡県
七人狩人の墓として伝えられる塚がある。七人みさきとも七人塚とも言う。7人の狩人が山に入ったまま行方不明になった。7人のミサキ(霊)を祀り、塚をつくった。
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シチニンミサキ
1978年 高知県
水死人の怪異としては七人ミサキというのも知られているが、よくこれについて知られているのは、海辺の特定の場所に伝承されていることが多い。これに憑かれると舟が動かなくなり、また七人の友が誘い込まれたりなどするのだという。
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ヒ,タコ
1929年 長崎県
ある寡婦が磯漁りに行ったところ、蛸の足が石の上に出ていた。彼女は喜んでこれを切って持って帰り、夜の慰みに使った。このようなことを7度繰り返し、8度目に最後の足を切ろうとしたところ海に引きずりこまれて死んでしまった。それ以来山から原城の沖へ毎晩火が飛んでいくようになった。
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シチニンミサキ
1943年 高知県
七人みさきの起源は、昔、遍路が道で死んでいたのをある村のものが弔わずに、樽に入れて沖へ棄てたものが海岸に漂着し、何時の間にか崖下に埋まったそばに松が生え、夜に火玉が飛ぶようになったという。そこを通ると必ず病気になる。その後、7人の遍路が死に、これを女遍路の祟りとして祀るようになった。
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シチニンミサキ,シチニンヅカ
1928年 愛知県
天龍渓を中心にした村には七人塚もしくは七人みさきとよばれる塚が多くある。「みさき」とはこの地方の伝承を根拠にすると、亡霊というべきものである。落武者7人を葬った、旅の法印7人を殺した跡であるとか言われている。ここでは、7人の狩人が犬を連れて山へ入り、そのまま帰らなかったことから、塚を築いてみさきを祀ったのだという。
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レイ
1936年 香川県
7人の家僕を罪のために斬首したところ、次々と怪異の事が起こり、塚を建てて霊を慰めた。
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ユウレイ,ヒノタマ
1956年 東京都
昭和初年、三重の商船学校の練習船が難破して7人が亡くなった。その附近で夜、イカ釣りをしていたら火の玉が沖から転げてきた。その霊だろうと思って水とご飯をくれてやったら、火の玉は消えて、後ろから照らすように見えた。
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シチニンミサキ,ミサキ
1983年 岡山県
湯原町種の塚原にある七人御崎は、目印となるものは全くなく、ただミサキはその辺りにいるというばかりで、人が恐れて近づかないような場所であった。これは、昔、矢傷を受けて逃れてきた落武者7人が自刃したところであるといわれている。
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ヒノアメツカ
1987年 長野県
茂田井の村境にある塚。昔,火の雨が降ったとき,人々がここに隠れた。
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アヤカシ,ウミボウズ
1932年 山口県
夜に沖へ出るとよく火を見る。風に逆らって走る船影も度々見る。万燈のように灯をつけた船が突然近付き、急に消える事もある。海上で遭難した人の魂が同志を取るために人を殺すのであろう。海坊主が篝をけしにきたので、篝火を投げ付けたという話もある。
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ナナツヅカ,タマヒ,ヒノタマ
1935年 奈良県
七つ塚からは7つのタマヒが出る。見ると熱が出る。身ごもった女が殺され埋められたうらみで、火の玉になって出るという。
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フネユウレイ,カイカ
1985年 愛媛県
芳坊という青年が太刀魚釣りに行った夜、数千もの火が横列をなして近づいてきた。怪火は合して一団の大火となり千石船のヘサキにとまった。その舟が漁舟に接近した瞬間、千石船は消失して大怪火ももとの横列に戻った。
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シチニンミサキ
1983年 愛媛県
大正年間、七人が乗った船が遭難したが、島の人は危険であるため助けなかった。その30年後、夜船の番をしていた青年が水死した。その後も同様のことが起ったので、それは七人ミサキの祟りであると言われるようになった。
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フナユウレイ
1983年 愛媛県
宮野の芳坊という青年が釣りに行った夜、数千という火の列が現れた。怪火は一団の大火となって千石船のヘサキにとまり、その船が漁船に接近した瞬間、大船は消えて大怪火も数千の怪火となって退いた。
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ミノタケタカクカオイロオソロシキヤマブシ
1975年 高知県
土佐国赤岡のある大商人の家で数代前から、吉事凶事がある前に竈の後から身の丈高く顔色恐ろしい山伏が現れる事が続いた。ある時その家の老母が病気になり正気を失い入水して以来その山伏は現れなくなった。
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ヒノタマ
1930年 山口県
海上に火の玉が現れたら不吉なことがおこると言われたが、無理に出航した7人の船はそのまま行方不明になったという。
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カイホウシ
1961年 山梨県
菅原村付近一帯が湖だった頃の話。七里岩の中程に御崎という所があるが、そこに大きな岩がある。村の人たちが薪木取りに行くと1人の怪法師が来て、「向こうの山(駒ケ岳)に一飛びに行って見せる」という。法師は呪文を唱えたかと思うと体が浮き、空高く舞い上がって向こうの山に姿を消した。法師が立っていた岩を見ると法師の足跡が残っていた。
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カイオン
1928年 愛知県
山中で1本の老木の洞に泊まり、洞の口で火を焚くとヒューヒューという劇しい音が一晩中鳴り響いた。深山で夜中に焚き火をすると魔性のものが集まって来ると伝えられていた。
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テング
1967年 福島県
天狗の森というところでは、夜になると怪しい青い火が燃えたり、この森に入って帰らなくなった人もあり、天狗の仕業だといって近寄る人もなくなったという。
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