カムロー,カムラーグワ 1998年 沖縄県 カムローとカムナーは妖怪である。古井戸を除くと水面の影をカムローに取られて病弱になることがあるという。カムラーは人のシーで20~30センチ程度の小人である。マーは子供を川や池の深みに引きずり込む。人語を話し、水から出ると元気をなくす。
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カミナリノコドモ 2000年 愛媛県 いたずら者のカミナリの子供が、ある年雷鳴が轟いた時に、家の前の古井戸に落ちてしまった。これを聞きつけた百姓が井戸に蓋をしてしまったので、子供は出られなくなり、散々に謝罪をする。百姓は謝罪を受け入れて蓋を開けると、子供は空へ飛んでいった。
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カッパ,ガワロ,カワンヒト 1992年 宮崎県 河童を見た人がいる。田にしろの小さな溝はガワロの住むところ。子どもがそこに入って具合が悪くなった。修験に見てもらったら、カワンヒトが祟っているといわれ、お祓いしたら治った。
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カワソ,カワウソ 1985年 愛媛県 カワソは水辺や水中に住み、そこを通る人に取り憑いて悪戯をする。
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イド,カンザシ,(ゾクシン) 1942年 富山県 井戸の中にかんざしを入れると恐ろしいものが出る。
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ダイジャ 1991年 栃木県 カミカブセの沢で穴に入ろうとしていた大蛇を殺してしまった。その後、大蛇が夢に出て、「お前の家に祟ってやる」と言った。それ以来、その家では子々孫々までカミカブセの沢の水を飲まないよう申し伝えているという。
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カッパ,カオロ 1939年 岐阜県 川畔の岩に直径5尺深さ3尺位の円形の穴がある。俗にビンダライといい、カオロの入浴するところという。カオロは河へ行って水泳中の子供の尻から肝をとって食うと信じられており、子供は大いに恐れている。
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カミカゼ,カミカデ 1977年 鹿児島県 山でカミカデ(神風)に遭い、病気をしたり、死んだりすることがあった。
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イド,カゲボウシ,(ゾクシン) 1915年 徳島県 井戸を覗くと影法師に引っ張り込まれるという。
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スガタミノイド 1928年 姿見の井戸と呼ばれる堀井に自分の姿を写して、影が写らないときは3年のうちに死ぬと言われている。
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ジャタイ 1985年 和歌山県 池に蛇体が住んでいた。池の水に映った人影を飲まれると、その人は死ぬという話だった。影が映るときは通ることができないと言う。
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ノヅチ 1972年 奈良県 のづちは蛇のようなもので、人影を見ると体を丸くして突進してくる。のづちをこちらが先に発見した場合はいいが、先に向こうに見つけられると高熱を出して死んだり、病気にかかったりする。
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ヤマノカミノアオリカゼ,カマイタチ 1982年 新潟県 山の神の日に山中を走る山の神のあおり風にあうと病気になり、山畑にいくとカマイタチにかけられるという。
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ジゾウサマ 1975年 福島県 子どもが田原井の地蔵様を持ってきて、縄を掛けて田の中を引き回して遊んでいたので通りがかりの人が注意したところ、その人は病気になって死んでしまった。地蔵様は子どもが好き。
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ヘビ 1971年 福島県 昔、大きい土蔵の中には蛇がいた。子どもがあまり泣くので倉へ入れてやまへ行ってしまった。帰ってきたら、蛇が口から入って子どもが真黒になって死んでいた。
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ヤマンバ,ヤマジョロウ,カワジョロウ 1984年 香川県 山姥は山にいたらヤマジョロウ、川にいたらカワジョロウと言う。カワジョロウがいたというので、子供が追いかけたら、ウマングワのように歯をむいたので、逃げ帰ったという。
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カワジョロ 1990年 香川県 カワジョロは、人が通ったら川の中へ引っ張り込む。
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(ゾクシン),イド 1935年 山口県 井戸を埋めてはいけない、井戸を埋めると目が悪くなる、という。
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ヨウカイ 1990年 山形県 昔から夜になると外出はしなかった。闇の中に妖怪がいて、病気を植え付けるからである。
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ヂンモラ,ジマワリ,ブタノコノカタチヲシタバケモノ 1998年 鹿児島県 ヂンモラは地回りで、夜に豚の子の形をした化物が徘徊するという。これに股を潜られると災いにあうといい、出会ったら足を組んで股を潜れないようにして通過するのを待った。
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