ウマレカワリ,シジ 1915年 長野県 死んだ子の手足などに墨で印をつけて葬ると、どこかに生まれ変わる子のその部分にその印がそのまま現れる。それを落とすには、死んだ子の墓の土をつけて洗わなければならない。
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テンセイ 1933年 長崎県 子が昔死んだとき、その腕に印をつけて葬ったがその印をつけた子が一代おいて姉の子に生まれてきた。
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(ウマレカワリ) 1982年 群馬県 貧乏な家に足の悪い子がいて、その子が死んだとき両親が印を付けて葬った。その後印のついた子が生まれたので、生まれ変わったということになった。前世の墓の土を塗れば印が取れるというので試したところ、取れたという。
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(ウマレカワリ) 1953年 埼玉県 飴屋の男が死んだ。印をつけて葬ったら、東京の三越にて生まれかわった。そして墓の土を取りに来て、印を落とした。
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テンセイ 1933年 東京都 ある家で最愛の一人娘に先立たれた。親は死んだ人の掌に印を書いて葬ると、その印を持った子がどこかに生まれるというので、事細かに書いて葬った。3、4年後見知らぬ男が尋ねてきて、墓土をもらいにきた。娘は生まれ変わり、自分の家に生まれたので印を消すために墓土をもらいにきたのだった。
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(ウマレカワリ) 1953年 埼玉県 付け木売りの小人が死んだ。背中に印をつけて葬ったら、大阪にて生まれかわった。大阪鴻池から、その人の墓の土を取りに来て、印をこすると落ちた。明治45年頃の話。
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(ウマレカワリ) 1982年 群馬県 大尽の家が印をつけて埋葬したら、貧乏な家の子になって生まれてきた。そういうことはしてはいけない。
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(ウマレカワリ) 1982年 群馬県 太田市の馬鹿な人が死んだとき、立会人が足の裏に印をつけて葬ったら、足利市の某家に生まれ変わった。前世の墓の土で擦れば痣が落ちるといわれ、捜してきた。
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テンセイ 1933年 福岡県 タケマンのシュウスケ様も大名の子に生まれ変わったそうである。その印を墓の花活けの水で洗ったという。
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(ウマレカワリ) 1982年 群馬県 7歳までの幼児を埋葬するときに、体に字を書くと同じ字や印のついた子が関係のない家で生まれる事がある。生まれ変わり。
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ウマレカワリ 1944年 愛知県 足の裏に字を書いておくと生まれ変わりかどうかわかる。少々鈍い百姓が死に、足裏に字を書いて葬った。すると10里ほど離れた桑名に、やはり鈍い子が生まれた。足裏の字を消すには、もとの人の家の土をもらってきてそれで撫でると消える、と言われている。
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ウマレカワリ 1987年 山形県 死体のどこかに墨をつけて葬ると、同じようなところに痣のある子に生まれかわる。オナカマに見てもらうと、どこの誰だったと教えてもらえる。
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リュウジン 1974年 愛知県 竜泉院という寺に、竜神が僧に化けて参拝した時、末世の印として鱗を3枚置いていったという。
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ウマレカワリ 1944年 山梨県 あるお大尽の息子が死に、背に名前を書いて葬った。まもなく隣家に息子の名が書かれた赤牛が生まれた。その牛を譲ってくれと頼んだが、仲が悪かったため隣家では譲るどころか碌に餌も与えず、死ぬまで酷くこき使った。だから死者の身体に印をつけるものではない。
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デエラボッチ 1916年 東京都 池の窪と称する、足跡といえばそう見ることのできる形をしたくぼ地がある。昔、デェラボッチが富士山を背負おうとして踏ん張った印という。
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ヒトツメノオニ,シツビョウガミ 1937年 静岡県 12月8日や2月8日に屋外に着物や履物を放置しておくと、一目の鬼や疾病神が病の印をつけるので、それらの物は外に置かない。
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ヒトツメノオニ,シツビョウガミ 1937年 東京都 12月8日や2月8日に屋外に着物や履物を放置しておくと、一目の鬼や疾病神が病の印をつけるので、それらの物は外に置かない。
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ヨナキイシ 1993年 岐阜県 旧福岡町から高山へ抜ける峠道で夜、馬を乗って通ると赤ん坊の泣き声がする石があった。ある時、殿様が行者に何とかして欲しいと頼むと、行者は石に×印をつけた。それ以来、泣き声はしなくなったという。
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マモノ(ゾクシン) 1970年 岡山県 着物や下駄などの新調の物を下すときには「酒にあえ、餅にあえ」と唱える。大晦日の晩は一切の履物を戸外に出してはならない。外に出しておくと魔物が印をつけると言う。
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ニガツドウ,ゴオウノイン 1983年 奈良県 寛文7年に二月堂が焼失したのだが、本尊をはじめ官物・牛王の印は少しも損なわれなかったという。
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ウマレカワリ 1984年 福島県 亡くなった人の足の裏に墨で名前を書いておくと、赤ん坊に生まれかわったときに足の裏に名前のある子が生まれる、生まれかわりの人には痣がある、という。
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