カブキリコ,ザシキワラシ 1980年 秋田県 ザシキワラシのことをカブキリコという。お金持ちの倉にいて、これが出て行くとその家は落ちぶれる。
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ザシキワラシ 1974年 岩手県 ザシキワラシを怒りつけたらその家を逃げ出してしまった。そのためかかまどを返し(破産し)蔵もなくなった。ザシキワラシは家の人柄を見て、じゃまにしない人の家に住み着くという。
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ザシキワラシ 1924年 岩手県 ザシキワラシには男女の区別があり、夫婦でいる家もあるという。外へ出るときは馬になっていくこともある。福神の一種だとおもわれている。
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ザシキワラシ 2001年 青森県 ザシキワラシは家の守り神様で、男の子か女の子か分からないと言う。それが来た家は栄えると言うが、古い家にはいるものだとも言う。
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ザシキワラシ,クラワラシ 1992年 岩手県 ここのお宅にはかつてザシキワラシがいたと言う。ザシキワラシは小さい男の子で、赤い顔で髪をたれ、奥座敷であばれたり騒いだりしたが、これのいる家は栄えると言う。
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フチザル 1924年 岩手県 子どもの頃、ザシキワラシは旧家に多くいるといわれて薄気味悪かった。
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ザシキワラシ,ヒカリモノ 1974年 岩手県 大変な長者の家のザシキワラシはおかっぱのざんぐり髪で、1人でも足音は2人にも3人にも聞こえた。家が落ち目になると、かまざるのような大きな光り物が中空を飛んだ。光の入った先の家は長者となって栄えた。
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ザシキワラシ 1984年 秋田県 ザシキワラシの出る家は裕福な家に限られた。ザシキワラシも1人だけではなく、数人の仲間がいたところもあったという。
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ザシキワラシ,カッパ 1974年 岩手県 ザシキワラシの出る家は小友には二件ある。長野の高屋敷松男、川端の銀左衛門の家でどちらも川に近くカッパだという。雨模様の薄暗い日、からだが小さく、赤ら顔の者に座敷で出会う。このザシキワラシに会うと、不幸なことが起こるという。
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ザシキワラシ 1924年 岩手県 旧家の座敷にはザシキワラシがいるといわれていて薄気味悪かった。
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ザシキワラシ 1924年 岩手県 家を新築する際にザシキワラシという童形の人形を木でけずって座敷の床下に人知れず埋めると、その家にはザシキワラシが出るという。だから大工につらくあたると大工たちがそのような悪戯をするのでやめたほうがいいという。
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ザシキワラシ,ウスゴロ 1924年 宮城県 ザシキワラシは若葉の魂だという。陰気な夜に奥座敷から勝手の方へ10歳ぐらいのザシキワラシがしおらしい姿で歩いていくのをみるがすぐ消える。若葉の魂をウスゴロという。臼の下にしいて殺した子供という意味かもしれない。
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ザシキワラシ 1977年 青森県 ザシキワラシは身長70㎝くらいの6~7歳の男の子の姿。暗くなると出て、睡眠を妨げる。1本の柱に4つの敷居のある大きな家に出る。ザシキワラシが出るとその家には災いが続く。
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ザシキワラシ 1974年 岩手県 ザシキワラシはほうきでよく掃除をする、と聞いたことがある。
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ザシキワラシ 1973年 岩手県 1952年頃のこと。奥座敷に寝た婿の胸の上をザシキワラシが這いまわった。床の間を足蹴にして寝た晩にも出たという。ザシキワラシとは、猿回しや六部を泊めて金を奪った祟りではないか。
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ザシキワラシ 1974年 岩手県 助十どんの家のザシキワラシは、糸車を回すような音をさせる。誰もその姿を見たことはないが、糸車のような音は昼でも夜でも、何かのひょうしによく聞こえた。また、歩く音も聞こえた。
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ザシキワラシ,オネキ 1924年 青森県 ザシキワラシは死人のオネキ(怨念が凝結して声や形に変じたもの。怨みでなく愛着恋慕や生霊の場合もある)だろうという。形は小さく頭と胸だけで脚はない。音も無く座敷の中を歩いている。それが出た家では無縁仏の供養をしてやるという。
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ザシキワラシ 1977年 青森県 話者の家に伝わっていた真田大幸ゆかりの槍を人にあげてしまったら、ザシキワラシがでるようになり、毎夜奥座敷をノッタラクッタラ歩く音がするようになった。槍を返してもらったら、出なくなった。
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ザシキワラシ 1973年 岩手県 ザシキワラシは柱に縛り付けられた藁人形が化けたもの。長兄の前にしか出てこないという。
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ザシキワラシ 1973年 岩手県 京津畑集落のある家にザシキワラシが出た。ザシキワラシは3歳ほどの女の子で、枕元でケラケラ笑った。材木を逆さにして家を建てたのが原因である。
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