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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ムジナ
1935年 新潟県
夜道を歩いていると、9月というのに盆踊りの声や太鼓の音がする。おかしいと思っていると、聞こえなくなった。これは狢がいろいろな音を出していたからだろう。

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タヌキバヤシ,マタヤマカグラ,テングバヤシ
1938年 石川県
深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。笛の音もするといわれている。
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テング
1944年 山形県
秋の夜もしんしんと更けわたる頃、どこからか雷のような音が聞えた。天気もよくて月さえ出ているのに、ばらばらと激しく雨の降るお供聞えた。雨だれが落ちるのも見えたが、地面は少しも濡れていない。天狗の悪戯に違いないとという。
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タヌキ,タイコ
1975年 愛知県
炭焼きに行くと、晩になって太鼓を叩く音が聞こえてきた。「たぬきがたたいているのだ」と言ったら、音は消えた。
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キエタリョウリヤ
1985年 高知県
秋祭りからの帰りに川向に料理屋が見え、三味線の音が聞こえた。人家の近くに行くと、料理屋の明かりなどは消えた。
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テングノハヤシ
1938年 群馬県
仲木山では6~9月にかけて不思議な音が聞こえる。鳴るのは2ヶ月に1度程度で、薄曇りの日の夜7時頃から明け方3時頃まで聞こえる。笙や三味線のような賑やかで浮き浮きした音色で、付近の人々は「天狗さんの囃し」と呼んでいる。
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タヌキバヤシ
1938年 東京郡
深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。地神楽の馬鹿ばやしに似ているといわれ、実際に聞いたものもいる。番町の七不思議のひとるにもなっている。
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ハラツヅミ
1977年 秋田県
夜、山に行ったら、腹鼓を打つ音が近付いては消えた。
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タヌキバヤシ
1914年 東京都
丑時あたりにどこかから太鼓の音がする。それが近くに聞えたり、又すぐ遠ざかったりする。これは狸が腹を叩く音であると伝えられている。それを捕まえようとした武士は結局狸に化かされたという。
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テング
1978年 岐阜県
昔は雨の日に、藤川谷で天狗の太鼓の音がした。今は聞こえなくなった。
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ムジナ
1935年 新潟県
夜中に山越えをしていると、反対側の谷間で木を切り落とすような音がした。不自然なのでそれが狢だとわかり、普段通りに歩いていると何も起すことはなく、やがて音も止んでいった。
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カッパ
1956年 静岡県
盆月のこと、川の中で話し声がするので出向いてみたが、小さい足跡があるばかりであった。
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テングノサンオノギリ,ヤマノカイオン,テングノタカワライ,テングノタイコノオト
1982年 新潟県
山奥では夜になると、それぞれ天狗の三斧きり、天狗の高笑い、天狗の太鼓などとよばれ、音だけがする怪音が聞こえる。
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イギョウノモノ,タヌキ
1920年 京都府
夜更けに歩いていると北のほうから異形のものが鉦太鼓で踊りながら出てきた。狸がだますなと思ったので、杖で円形を地面にかきこみ、これより打ちに入るなといって眺めていたら円形の際まで来て引き返した。
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メイドウ
1976年 京都府
将軍塚は変があるとき必ず鳴動する。筆者が幼少の時、地震も無いのにこだまのように聞こえたことがあった。ある和尚の話によれば、天明6年4、5月頃から鳴動を続けたという。怪しんでいると、9月6日の夜丑の2刻に鼓のような音が聞こえた。天明8年の大火の前兆だろうか。
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タヌキ
1965年 高知県
おぼろ月夜に提灯をつけて歩いていたら、後ろから「おーい、おーい」と声がする。返事をすると「どこへいきや、どこへいきや」と声がしたが、人間の声と違い、唇を震わして出しているような声だった。「だれぞ、だれぞ」と尋ねたが、返事が無かった。狸の仕業。狸は今も出る。
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ヤマガミ,テング
1973年 富山県
ある時炭焼き小屋に泊まっていると晩の八時ころ突然ドンドコドンドコと太鼓のたたく音がした。そこでお祈りすると聞えなくなった。山神は地方によっては天狗だともいわれる。
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ムジナ
1990年 秋田県
狢は夜に、太鼓の音や木をきる音、倒す音をさせる。
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ヤマノカミサマ,テング
1965年 長崎県
真昼に笛太鼓でリンリン音がするのを「山の神様が通る」、「天狗ばやしが通る」とかという。
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タヌキ
1975年 高知県
春雨の降る眠たげな日に山仕事へ行くと、必ず意外な所で太鼓の鳴り出すことがあった。そのとき「誰やァ」と呼んで「うらじゃー」と答えたらそれは狸の仕業である。狸は人間のようにはっきり発音ができないからである。
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アカリヲツケタクルマ,タヌキ
1966年 群馬県
11月の収穫祭の時、夕方暗くなってから神社にお祭りに行くと、上の方から灯をともして車の音がする。気にとめないで歩き始めると、ボーッと灯をつけた1つの車がクルクルまわりながら浮かぶように道のない所へ下りていったのである。狸の仕業らしい。
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