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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイジャ
1936年 新潟県
女の子が食事を持っていく途中で小さな蛇と会い、それが大蛇になって女の子は飲み込まれてしまった。食事が届かないので、大人達が見に行くと大蛇が居た。その膨れた腹を切ってみると女の子がいた。この子は禿げたが生き延び、大蛇の腹の中は熱湯だったと語った。

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ダイジャ
1984年 長野県
大蛇に飲み込まれた男がいる。大蛇の腹の中で熱い物、胃液だろう、がかけられたが、刀を抜いて何とか這い出た。家族が行ってみると、大蛇は腹を裂かれ、男は介抱されて元気になったが、全身の毛が一本もなくなった。
類似事例

ダイジャ
1939年 新潟県
山人が大蛇を捕えて切った。保存していたが、娘が見つけて食べてしまった。すると、娘は喉が乾いたので、川の水を飲んでいると、水に映った自分の姿が大蛇になっていたので、山野を荒し歩いた。
類似事例

ヒメタニイケ,ダイジャ,イケノヌシ
1939年 奈良県
娘が池に洗濯に行って簪を拾った。それを頭に挿すと簪が大蛇になって娘を飲み込んだ。
類似事例

ダイジャ
1956年 東京都
15になると大蛇に食われると言われた子供がいた。15になったある日、子供がお宮に行くとき、母親がいつものように念仏を唱えながらおむすびを握って持たせた。お宮に行くと大蛇がいたので、子供はおむすびを大蛇の口に投げ込んだ。大蛇はナンマイダのおむすびをもらったので命は助けると言い、子供は助かった。
類似事例

ヘビ
1982年 東京都
18,9才の娘が青年と出会い、やがて妊娠する。しかし生まれたのは蛇の子で、それを見た娘は恐ろしくて死んでしまった。そこへ親蛇が毎日毎日やってきて、飲まず食わずでいたのでやがて死んでしまった。
類似事例

ダイジャ
1977年 和歌山県
小女郎という娘が夜どこかに行き、朝帰ってくるので、親がある晩、あとをつけてみると、娘は池の中で大蛇に抱かれていた。娘は蛇体であらわれ、親にこの池の主に嫁入りすることを告げると姿を消した。
類似事例

(ダイジャ)
1980年 滋賀県
近江国甲賀あたりの子供が森林に入り遊んでいた時、木の上から大蛇が下りてきて、12歳ほどの子供を丸飲みした。飲まれた子の父親が、大蛇が谷の水を飲んでいる時に襲いかかり、子供を腹から救い出した。その蛇は長さ3丈ほどあった。子供は命は無事だったが、頭が歪み潰れて、髪の毛が抜けてしまったという。
類似事例

ヘビ
1937年 新潟県
蛇に飲み込まれたが、持っていたショーガ(鉦)を捧げて仏に念じると、外に出ることができた。この女は大蛇の腹の中で、毒のような熱湯をかけられたため、今でも醜い尼さんである。
類似事例

ダイジャ
1971年 福島県
蛇が人に化けてきれいな女の人を集めて、結局それを飲んでしまう。そのそばに木こりがいて女の悲鳴を聞いた。木こりがそおーっといってみると蛇の主というか、大蛇がいて、女の人が助けを求めていた。木こりは恐ろしさに腰を抜かしてしまい、蛇に見つけられた。木こりまでやられてしまったのかはわからない。
類似事例

ダイジャ
1989年 長野県
温田から来る途中に沼があり、大蛇が住んでいた。大蛇は男に化けて矢野部落に住む娘に通い、娘は子を孕んだが、男の正体が分からない。親が入れ知恵をして娘は男のほっかぶりの手ぬぐいに糸のついた針を刺した。親が糸の跡をつけていくと、蛇が蛇の親に「鉄の毒で死ぬが、子供を残した。ただ、蓼を飲ませると子が落ちる」と語った。娘の親は娘に蓼を飲ませ、子を堕ろした。
類似事例

ダイジャ
1982年 東京都
17,8の娘が川で蚕の綱を洗っていると急に眠くなり、草むらに寝てしまった。すると大蛇がやってきて娘のお腹に入って行こうとするので、若者がこれを引き出した。蛇は怒って若者の首に巻きついたが、天神様の力で退けられ、松の枝の上で息絶えた。
類似事例

ダイジャ,ダイジャノチ
1989年 長野県
温田から来る途中に沼があり、大蛇が住んでいた。大蛇は男に化けて矢野部落に住む娘に通い、娘は子を孕んだが、男の正体が分からない。親が入れ知恵をして娘は男のほっかぶりの手ぬぐいに糸のついた針を刺した。親が糸の跡をつけていくと、蛇が蛇の親に「鉄の毒で死ぬが、子供を残した。ただ、蓼を飲ませると子が落ちる」と語った。娘の親は娘に蓼を飲ませ、子を堕ろした。沼から流れてくる水が時々赤くなるのは、蛇の血のせいだという。
類似事例

ダイジャ
1986年 愛知県
両親と娘三人暮らしの家に、娘のところに通う若者が現れた。どことなく魔物のような若者を怪しんだ母親が、娘の部屋に訪ねてきた若者に湯茶を出した際に針と長い糸を隠し持って、袴に深く針を縫い込んで縛ってしまった。苦痛の色を露わにした若者は、消えるように立ち去った。翌日の朝、両親が親類と一緒に糸を辿っていくと、大昔に造られた池に着いた。そこでは大蛇が針と糸を縫いつけられて苦しんでいたが、やがて息絶えた。娘はやがて子を産んだがその子の周りを小さな蛇がたくさん這っていた。娘と子を菖蒲湯に入れ家の周りにも菖蒲を並べると蛇は消え娘もすこやかになった。
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ダイジャ,ヨメイリ
1979年 茨城県
大蛇が娘を飲み込もうとした時、成人になるまで待ってくれと両親が懇願した。成人になって大蛇に嫁していく娘に、両親はふくべと千本の針を持たせた。娘がふくべを池に沈めて暮れというので、大蛇は必死に静めようとしたが、失敗して体中に針が刺さり死んでしまった。
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バケヘビ,ダイジャ
1971年 福島県
蛇がきれいな男に化けて娘と遊んだが、時間が来ると決してこの部屋はのぞくなという部屋があった。それを娘の親が見てしまった。すると男はものすごい大蛇みたいになっていた。娘は大蛇の胴で締められて殺されてしまった。
類似事例

ダイジャ
1985年 大分県
娘のところに夜に男が通う。男の衣の裾に針をつけてたどっていくと中でうめき声がする。娘が姿を見せてくれというと、中から喉に針の刺さった大蛇が出てきた。
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ダイジャ
1985年 和歌山県
大岩の下に大蛇が住んでいた。それが男前の若い侍になって、娘のところに通ってきた。男の髪に針を刺した白い糸をつけておき、朝それをたどっていくと、大岩のところに来て、岩の下で男が「頭に針を刺されたから、もうだめだ。しかし娘の腹には子供を残しておいた」と話しているのが聞こえた。
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ヘビ
1977年 福島県
ある男が飯を食わない嫁をもらったが、その正体は大蛇だった。大蛇は後に美しい男の姿でその家の娘のところに婿に来た。娘はそっと着物に糸のついた針を刺しておいた。それを辿っていくと、沢に大蛇の親子がいた。子は「子どもが産まれる」と言ったが、親は「人間は五月節句に菖蒲湯にはいるから、子は流れる」と言った。大蛇は死んでしまった。
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ダイジャ,コジョロウ
1978年 和歌山県
昔、髪の長い15、6歳の美人の娘がいた。夜にいつも出て行くので、両親が心配してついていくと、柳の大木がある小池に草履が脱いであった。娘の姿を見せてくれと頼むと、娘をとぐろに巻きこんだ蛇が出てきた。
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ヘビムスコ
1981年 鳥取県
爺さんと婆さんは子供がいなかったが、川のへりで小蛇に出会い、自分の子になってくれと言うと寄ってきたので家で育てた。しかし大きくなりすぎたため出て行ってくれと頼んだ。すると、蛇は育ててくれたお礼にとほうしの玉を置いていった。それをなめていれば腹がすかないものであったという。
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