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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ツキモノ,クダン
1954年 岡山県
憑き物の結果として、クダンという、牛と人間のアイノコができて、千里眼が出ることがある。どこそこに千里眼が出てこれこれのことを言ったという噂が伝わってくることもある。こうした憑き物がした者が言うことをクチバシルという。

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クダ,キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダが人に憑いたことがある。憑かれた人は、据わった眼で変なことを言う。キツネの真似をしたり、油揚げを食べたいと言ったり、落とし物が落ちている場所を当てたりもするという。乾いたなんばんを火にくべ、布団にくるむとか縄で縛るとかした。大勢で大声を出してキツネを追い出したりもした。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 岐阜県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は目がつり上がり、戯言を言った。尋ねたことには答えるものの、つじつまの合わないことを答えたという。
類似事例

クダン
1952年 広島県
牛が人面牛身の化け物を産むことがある。クダンと言い、生後1週間ほどで死ぬが、それまでに重大な予言を残す。予言は必ず的中するそうだが、第二次世界大戦の初頭、クダンが「3年後には日本の勝利で終わる」と予言したという話を覚えている。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は譫言を言った。馬に憑くと、寝返りを打って苦しむことがあった。離すときは、神主に祈とうしてもらったという。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は犬を怖がったり、油揚げを欲しがったり、眼がキツネのようにつり上がる。時には寝床にキツネの毛がついていて、自分自身がキツネであると信じていた。離すときは、三峯神社に、憑かれた人に気づかれないように、きつね落としの祈祷に行ったという。
類似事例

キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれると、「恐ろしいことだ 憑いた憑いた」などと言ったり、愛人の名を呼んだり、先祖のことを言ったりと様々なことをしたという。
類似事例

キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は目が据わり、憑かれた家ではなく憑けた家のことをしゃべったという。離すときは、祈とうしてもらったという。
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クダショー,オイヌサマ
1991年 静岡県
原因不明の腹痛や、高熱を出してうわごとを言うときはクダショーが憑いている。そういうとき病人には罰当たりなことがある。禰宜様にお祓いしてもらうか、山住様からお犬様のお姿を借りてきて落す。借りに行った人は後ろをふり向いてはいけない。クダショーはイタチに似た動物で白か灰色の毛。クダショーの家から嫁をもらうと、急に家が栄えるという。
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クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
クダギツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は熱が出て譫言を言うようになった。これはキツネが乗り移ったからだという。何か指示を出すこともあった。離すときは、食べ物の要求があったときにそれを持って指示された場所に行き、「お帰りください」と言った。
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クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑くと、こぶのようなものが腹の中にできるといわれている。
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シシャノボウレイ,ミサキ
1983年 岡山県
死者の亡霊の中でも祟るものをミサキという。このミサキが憑くとクチバシルのだという。
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ツキモノ,キツネ,クダギツネ,クダショー
1988年 長野県
動物や霊物など特別な力のある物が人間に取り憑くのが憑物である。南信ではキツネがほとんどだが、単にキツネと呼ぶものとクダギツネあるいはクダショーと呼ぶものを区別していて、憑く状態も違うと考えられていたところもある。クダギツネ・クダショーはネズミのように小さな動物で、竹筒の中に封じ込められるようなものとも考えられていた。
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クダン
1992年 宮崎県
クダンは人頭獣体の怪物。首から下は馬・蛇・魚のこともあるが、牛の場合が多い。天下の重大事の予言をして三日で死ぬ。その予言は外れたことがない。昭和の初めに人頭牛体のクダンが生まれ、「大変なことがおきるから食糧を蓄えるように」と言った。それからまもなく第二次世界大戦が起こった。証文の「仍如件」は、このクダンに由来するという。
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クダショー,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダショーが人に憑いたことがある。憑かれた人は普通でないことを言った。病人が食事を多く摂ったり、様々なことを喋るとき、その着物のたもとに毛がついているとキツネツキだと言った。祈とう師に拝んでもらって離した。あるいは、桃の枝で叩いたり、唐辛子の煙でいぶしたりした。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は発熱し、譫言を言うようになった。祈とうして離してもらったという。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は目をつり上げて色々叫んだりしたという。
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イズナ,(ツキモノ)
1989年 長野県
イズナが人に憑くことがあるという。人が憑かれると、戸間口の戸を開けて人が入ってくると、馬鹿丁寧に「出て行け」と言ったり、目つきがきつねかたぬきのようになった。馬が憑かれると、いつもは食べない草を食べるようになり、よじけるようにして歩いた。イズナツカイという人に来てもらって幣束を切って祈とうしてもらった。そうすると人の体や馬から離れていくと言った。
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クダン
1937年 広島県
クダン(件)は人面牛身の姿をした想像上の獣である。稀に牛の子として生まれ、数日で死んでしまう。死ぬまでの間に飢饉、旱魃、戦争などの重要な事件を予言し、それらは必ず的中する。
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キツネ
1964年 青森県
昔のイタコにはオダイジというものを風呂敷に包んで背負っているものがあった。1000匹の狐の姿を紙に書いたのを入れてあるといい、その狐がイタコに憑いて喋らせるという。
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クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
人にクダギツネが憑くと、突然非常識なことを言うようになった。キツネに関することが多かったという。離すときは、煙でいぶしたり水をかけたりして刺激を与えたという。
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