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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウシオニ
1991年 島根県
ある男が海辺で寝ていると牛鬼が出てきて男の名を呼んだ。男は念仏を唱えると牛鬼は逃げた。その後、男の髪の毛が抜けた。

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ウシオニ
1991年 島根県
毎晩牛鬼が出て人を捕ると聞き、ある相撲取りが退治しようと夜、海へ行った。海から大女が上がってきたので牛鬼かと近づくと乳を飲めといいながら海に連れ込もうとした。神に願を掛けると鶏が鳴き女は逃げた。お礼に鶏の絵馬を奉納した。
類似事例

ウシオニ
1933年 島根県
ある夜、漁師たちが鰯の群れを見定めて網を入れたのに、一尾も取れなかった。気を腐らせた一同は家に帰ったが、一人の老人が煙草入れを忘れたので戻った。家内は何か胸騒ぎがしたので仏飯を食べさせて行かせた。老人が海に戻ると牛鬼が現れ、万事休すと観念したが仏飯を食べていたため泳ぎ去った。
類似事例

ヤマジョロウ
1990年 香川県
昔、権太という猟師が屋まで野宿をしていたら、山女郎の親子がいて長い髪をしていた。権太はおそろしくなり、八幡大菩薩に一生猟はしないからお助けくださいと拝んだ。すると山女郎は姿を消してしまった。
類似事例

ウシオニ
1933年 島根県
ある夜、老漁師が一人で小船で沖に出かけた。すると牛鬼が近づいてきたので、老漁師は捕まえて担いで帰り、船小屋の前に投げ出した。見物に集まってきたうちの一人の若者が、牛鬼の頭のあたりを櫂で打ち、よく見るとそれは椿の古根だった。ちなみに椿は化けるので仏への供養にしない俗信がある。
類似事例

オニ
1970年
航海中、急に天気が悪くなり、青面鬼が船中に入ってきた。そこにいた婦人が船底の籠から髪を取って来ると鬼は去った。ゆえに船が災いにあった時は船人が髪を切って竜神にたむける。
類似事例

ウミボウズ
1983年 愛媛県
入道鼻の海坊主は相撲を挑んだり、夜遅く通りかかる船に「つけてくれ」と言ったりする。力自慢の男が海坊主と格闘したが、鶏が鳴くと姿を消した。身体には毛がたくさんついていた。三日ほどしてその男は死んだが、海坊主も出なくなった。
類似事例

イヌガミ
1985年 愛媛県
ある男が女を騙した。女が怒って犬神に願掛けすると、その男は足が不自由だったのに海の中を走ったり、天井に吸いついたり、股の下に頭を入れて回ったりした。人々は犬神が取り憑いたのだと言った。
類似事例

ウミボウズ,ウミニュウドウ
1985年 愛媛県
海坊主は毛がたくさんついていて、相撲を挑んだり,夜遅く通る船に「つけてくれ」と言ったりする。ある力自慢の人が海坊主と格闘になったが、そのうち鶏が鳴き、海坊主は姿を消した。三日ほどしてその人は死んだ。
類似事例

テング
1933年 長野県
牛山という大男が山奥に入り、鴨取りをしていた。小屋に入って休んでいたら、夜、地響きがして止んだとたん、毛むくじゃらの人の足が落ちてきた。けれども牛山が平気そうにその足をさすって「いい足だなぁ」と言うと足は消えてしまった。
類似事例

ウシオニ
1991年 愛媛県
僧都の猟師が山で雨に降られ、岩の下で雨宿りをしていると、しずくが落ちてきた。牛鬼のよだれだった。猟師が逃げると牛鬼はジャンジャンジャンジャン、針金のような毛をすり合わせる音をされて追ってくる。弾を打ちながら家に逃げ帰り、雨戸を閉めると、戸袋に毛を打ちかけてきた。その戸袋は最近までその家にあったが、建て替えてしまって今はもう無い。
類似事例

オニ
1930年 鹿児島県
ある男が、鬼に追われて木の上に登り、知恵を働かせて逃げようとするが、しまいに天に祈ると天から長い綱が下りてきて、それにつかまって天上へ上った。鬼は真似したが、途中で綱が切れて死んでしまった。
類似事例

キツネ
1974年 東京都
午八月二十七日早朝、ある男が道で寝ていた4匹の白狐を驚かし、狐は逃げていった。すると雨が降り出したのでいつも休む家へ行くと、女房の棺桶を主人が担い出すところであり、留守を頼まれた。家の中にいるとその女房の霊が出てきて、男の腕に食らいついた。近くの百姓が、その男が川の堤を上り下りしており、血だらけであるのを見た。狐に化かされていると思い、水をかけると、男は正気に戻った。そして小豆飯に油あげをそえて狐に謝りに行った。実際には雨は降っていなかったが、腕の傷は本物で、その後も痛みに難儀した。
類似事例

ウシオニ
1991年 島根県
牛鬼が寝ていると、漁師に鉄砲で撃ち殺された。それ以来、牛鬼は出なくなった。
類似事例

ヤマオトコ
2001年 青森県
釣りをしていたら暗くなってきてしまったので、その日はそのままそこに泊まることにした。すると、寝て一時間ほど経ってから、「起きろ」と声をかけられた。着物の袖から声をかけた者を見ると、髭の沢山生えた大男だった。それは山男であっただろうと言う。
類似事例

ヤマオトコ
2001年 青森県
釣りをしていたら暗くなってきてしまったので、その日はそのままそこに泊まることにした。すると、寝て一時間ほど経ってから、「起きろ」と声をかけられた。着物の袖から声をかけた者を見ると、髭の沢山生えた大男だった。それは山男であっただろうと言う。
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ダイジャ
1937年 愛知県
車を曳いて道路を歩いていたら、大蛇が横切っていた。念仏を唱えながら立往生をしていたら、人が来て、蛇も山へ上がっていった。それからもその蛇を見た人がいたが、たいてい2日は寝込んだ。
類似事例

ウシオオカミ
1991年 島根県
漁師が浜へ出て木を拾っていた。海から潮を吹きながら牛狼が上がってきて大きな木に化けた。漁師がそれを拾ってもって帰り、家につくと木が礼をいったので驚いて切りかかると正体を現した。
類似事例

オニ
1936年 鹿児島県
ひとりの男がいた。あるとき男が豚と馬を鬼が食ってしまった。男は木に登って逃げたが、池に姿が映っていた。鬼は池の中に男が居ると思って水を飲み干した。その後で上にいる男を見つけ登り方を聞くが、男は嘘の上り方を教えた。最後に男は神様に降ろしてもらった綱で天にのぼり、それを真似しようとした鬼は途中で綱が切れて死んでしまった。
類似事例

ウシオニ,ヌレオンナ
1933年 島根県
夜、男が釣りから帰ろうとしたとき、濡女が現れた。濡女は赤子を男に抱かせると消えてしまった。男が赤子を投げ捨てて逃げ出すと、牛鬼が追いかけてきた。男はある農家に逃げ込むことができやっと助かった。
類似事例

アモレヲナグ
1928年 鹿児島県
ある男が夜道を歩いていると女に呼び止められた。しかし女の正体はアモレオナグで襲われた男は命からがら家に逃げ帰った。男は扶助の祈祷の効き目もなく、何かに疲れたように息を引き取った。
類似事例

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