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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アモレヲナグ
1928年 鹿児島県
ある男が夜道を歩いていると女に呼び止められた。しかし女の正体はアモレオナグで襲われた男は命からがら家に逃げ帰った。男は扶助の祈祷の効き目もなく、何かに疲れたように息を引き取った。

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ヤマオナゴ
1992年 宮崎県
男が山仕事を終えて帰る途中、笠を飛ばされて薮に入ると、足元までの長い髪をした、白衣の女がケタケタ笑っていた。ヤマオナゴだと思い、とっさにキセルを構えて身構えた。女は身構えると下がり、退くと近づいてくる。これを繰り返して村まで近づいたら、ようやくあきらめて帰った。男は恐怖のあまり、人が変わったようになってしまったという。
類似事例

アモレヲナグ
1928年 鹿児島県
ある夜、白い風呂敷包みを持った女が通りかかった。声をかけても黙っているので、顔を覗き込むと顔一杯君の悪い笑いが漂っていて、白い歯並びが泡を吹いているように見えた。女は急ぎ足で浜辺へ降りた。アモレオナグ
類似事例

オオカミ
1982年 宮城県
ある男が夜の山道を歩いていたら、狼が唸りながら寄ってきた。口の中に骨が刺さっていたのを取ってやると、そのままいなくなった。数年後狼が現れて男を引き摺って押し倒した。間もなく狼の千匹連りが通った。恩返しだった。
類似事例

トオリテング,ヤマオトコ
1928年 愛知県
ある男が峠を通ろうとすると、真っ黒い人か何かわからない物に行く手をさえぎられた。行こうとしても体が動かないので道をはずして家まで帰った、山男か通り天狗だろいうということになったが、その男はまもなく死んだ。
類似事例

ウシオニ
1991年 島根県
ある男が海辺で寝ていると牛鬼が出てきて男の名を呼んだ。男は念仏を唱えると牛鬼は逃げた。その後、男の髪の毛が抜けた。
類似事例

タヌキ
1939年 大阪府
ある男が急に大食になった。尋常でない飲み食いをするので、男の妻は困り果てた。友人も駆け付けると、やがて、犬に警戒しつつ表を歩き出した。急に逆立ちをしたので、友人が背中を叩くと男は我に返った。きっと、狸に憑かれたのだということになった。
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ヌレオナゴ
1985年 愛媛県
ある夜、青年が美しい娘に出会った。その美貌につりこまれつい笑い返したら、娘はヌレオナゴで長い髪を振り乱して襲いかかってきた。青年は我が家に逃げ帰り、板戸の大戸を閉ざして難をまぬがれた。
類似事例

オンナノコエ
1986年 東京都
踏み切りで女性が通り魔に刺された。助けを求めたが救助は来ず、そこで死んだ。翌日から、夜中に車で通りかかると、「助けて」と呼ぶ女の声がする。声につられて近づくと、目の前に電車が迫っている。
類似事例

オオカミ
1940年 大阪府
夜道を歩いていると、後ろから狼が付いて来る事がある。その時、後ろを振り返ると、狼が飛び掛って来て食い殺されてしまうという。また、家の戸口を入ってから後ろを向き、労いの言葉を言うと、狼は黙って帰って行くとされる。
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コブ,クモ
1972年 長崎県
コブ(蜘蛛)が女性に化けて、男性と夫婦になったが、女が大食いで晩になるといなくなることを男は訝しんでいた。女は付いてくるなといったが男は後を追い、正体を知った。女にそれを告げたところ元に戻って襲ってきたのでフツとカヤの中に逃げ込むと蜘蛛は入ってこなかったという。
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オオニュウドウ
1933年 大阪府
男が夜道を歩いていると、人家の屋根上に腰掛ける身の丈1丈の大男に出くわした。狸の仕業だと思ってなおも進むと、怪しい火が行く手を阻んだ。他に逃げる道もないのでそのまま行くと、いつの間にか火は消えていた。
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キツネ
1963年 岡山県
西山から小西への帰り、山の上に火が見えて「助けてくれ」と女の叫び声がしたので近付くと、後ろから目隠しをされた。その手から逃れると日が暮れて真っ暗で、自分の知らない山奥にいた。「ホーイ、ホーイ」と叫びながらほうほうのていで山を下った。人にきくと「狐にだまされたのだ」と言われた。
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アカイクチノオンナ,ヒノタマ
1984年 長野県
夜歩いていると女が道を尋ねてきた。去り際に振返って見ると、女は赤い口で耳まで裂けていた。恐ろしくなって逃げると、途中で僧侶に会った。僧侶に女の話をして、ふと僧侶の顔を見ると同じように赤い口が裂けていた。
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ヘビ,ミコ
1963年 岡山県
石槌さんの蛇がいた。巫女が蛇にまたがったが、蛇のほうが強かったのか、寒気がついてうごけなくなった。巫女さんは家に帰りご祈祷をするとなおった。
類似事例

キツネ
1967年 茨城県
用心深い男が、古狸が化けて出るという所を歩いていると1人の婦人が現れた。一緒に歩いていると、女が家に入っていった。馬糞を入れた包みを渡しているので、様子をうかがっていた男が飛び出していくと、そこは家ではなく池であった。
類似事例

オオカミ
1982年 宮城県
ある女が夜の幣掛の峠道を歩いていたら、狼が唸りながら寄ってきた。口の中に馬の骨が刺さっていたのを取ってやると、里まで送ってくれた。その後、峠でまた狼が現れて女を引きずって押し倒し、木の葉を掛けて隠した。間もなく狼の千匹連りが通った。恩返しだった。
類似事例

イヌガミ
1985年 愛媛県
ある男が女を騙した。女が怒って犬神に願掛けすると、その男は足が不自由だったのに海の中を走ったり、天井に吸いついたり、股の下に頭を入れて回ったりした。人々は犬神が取り憑いたのだと言った。
類似事例

リュウ,ヘビ
1971年 福島県
男性が山へ行ったら竜に馬鹿にされ、家へ帰ってきたらきれいな嫁様になっていた。そしておむすびをいつつもむつつも食べてしまう。夜になって山へ帰っていくのであとを追っかけてみたら、大きな蛇だった。それで追われて菖蒲の中に隠れて命が助かった。こういうことがあるから気をつけろという。
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ヘビ
1937年 愛知県
ある男がどく岩へ仕事に出かけた。すると道に大きな丸太が横倒しになっていた。跨ごうとしたら動き出した。実はそれは大きな蛇で鎌首をもたげて赤い舌を出していた。命からがら家に逃げ帰ると、そのまま寝込んでしまった。蛇に毒を吹きかけられたのだという。
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ヤマオンナ
1914年 徳島県
夕方、男が盥で行水をしていると、山オンナがやって来て、盥ごと頭の上に載せて山奥へ入っていく。男は木の枝につかまって逃れ、山オンナを尾行して洞窟に入った。男がいなくなっていることに気付いた山オンナは、今夜蜘蛛に化けて取りに行くと言うので、男は逃げ帰った。夜中、大蜘蛛が天井裏に現れたが、左の方を打ったら消え去ったという。
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