クビキレウマ 1942年 高知県 首のない馬が走ってきたり歩いてきたりする。
類似事例 |
|
クビキレウマ 1938年 香川県 天狗や魔の通る道筋をナマスジ、ナマメスジと呼ぶ。首切れ馬が通った道をウマミチと呼び、通行を忌む。
類似事例 |
|
ナワメ,クビナシウマ 1985年 愛媛県 ナワメと呼ばれる土地では、毎年2月4日の節分の夜遅く、首のない人が首のない馬に乗って通るという。首なし馬に出会うと縁起がよいとされ、どんな人でも出世できるといわれた。
類似事例 |
|
スキ 1982年 岡山県 新見では神様の通る道筋をすきと言う。昼間でも気持ちが悪くて背筋が寒くなる。神様は夜中にすきを通り、その時道筋にあたる家は必ず家が鳴る。
類似事例 |
|
クビナシウマ 1975年 愛媛県 毎年大晦日に、首なし馬が鈴音をさせて、神子の森から日の峰を通って奈良ノ木の旧道沿いに鴨部へ走っていった。神様のお守りがあれば首なし馬にあっても安全だが、お守りはむしりとられているという。首なし馬の通り道を縄目という。ここに炭かまを作るとかまの天井が取れないという。また、首なし馬にお守りなしで出会うと3日以内に死ぬという。
類似事例 |
|
クビナシウマ,レイ 1978年 愛媛県 各地で「首なし馬」が出た。見ると熱病に罹ったという。ある年、老神主が夜道を歩いていたら、「シャンシャン」という音がして首なし馬に乗った武士団が通った。その後この人馬の霊を慰めるため、そこに石地蔵を作った。
類似事例 |
|
テングダオシ 1995年 長野県 天狗が木をきる音や岩がころがる音をたてる。冬に多かったという。
類似事例 |
|
クビキレウマ 1938年 高知県 敷地民部のように非業の死を遂げた者や山伏の墓などにはクビキレウマが出る。首が無いのにシャンコシャンコと鈴の音をさせる。
類似事例 |
|
クビナシウマ,ナワメ 1975年 愛媛県 小鴨部と別所との間に縄目という土地がある。毎年2月4日の節分の夜に、首のない人が首なし馬に乗って縄目を通った。故にここには家を建てないという。また、首なし馬を見る事は縁起が良く、どんな人でも出世できるといわれている。
類似事例 |
|
オオビタキ 1981年 香川県 妖怪オオビタキ、オビタキは夜中に大火をたく。えんまはんのような顔をしたものが頭巾をかぶって畳半畳ほどの火を4人で担いで走ってくるという。相撲取りの恰好をして山からナワスジを通って火を担ぎながら下りて来るともいう。
類似事例 |
|
テング 1948年 新潟県 天狗松と呼ばれる古木は、前を馬に乗って通ると落馬させるため、人々を怖がらせていた。ある時通ろうとした者の提灯を取って、馬をそれ以上進めなくした。
類似事例 |
|
クビキレウマ 1933年 徳島県 首切れ馬は首の無い胴体だけの馬である。丑満時に山陰や川岸をシャンラ、シャンラと鈴の音をさせながら通る。首切れ馬の伝説は阿波国以外ではほとんどないらしい。
類似事例 |
|
コソコソイワ 1931年 岡山県 夜その岩の近くを通ると、コソコソのような音が聞こえる。
類似事例 |
|
ナワスジ 1969年 香川県 ナワスジという、化物にイキアウ道がある。女の子が通るとお母さんの声で名前を呼ぶものがある。ついて行くと池の堤まで来てしまい、ようやく気づいた。牛を連れて通りかかると、牛が立ち止って動かなくなることがある。
類似事例 |
|
クビナシウマ,シャンシャンウマ,チンチンウマ 1984年 愛媛県 星ノ岡の合戦後、首なし馬に乗った武将たちが現れる。その時シャンチキ、シャンチキとかすかな音をたてるので、シャンシャン馬、チンチン馬と呼ばれて恐れられた。
類似事例 |
|
ヨウカイ 1995年 沖縄県 ウチテーガネクは妖怪が出る場所として知られていた。夜間に妖怪の出る場所を通るときには、魔除けとして男は褌を頭からかぶり、女は簪を抜いて髪をかき乱し、簪を口にくわえて通るとどんな妖怪でも退散すると言い伝えられている。
類似事例 |
|
(クビナシウマ) 1939年 首無し馬に神様が乗って、あるいは馬だけで、あるいは首の方だけが飛び回るという話がある。
類似事例 |
|
クビキレウマ 1939年 長崎県 首切れ馬が出たといわれている。
類似事例 |
|
ヒチニンドウジ 1981年 香川県 夜にナワスジを通るとヒチニンドウジの話し声がうつうつと聞こえ、それを聞くと患うという。ヒチニンドウシャとも言い、夜中によい声で唄うという。山伏さんみたいな神さんだという場合もある。
類似事例 |
|
クビナシウマ 1974年 愛媛県 がき塚に昔、首なし馬が出た。今は手がいくつもあるお地蔵さんがあるが、馬が転んでお地蔵さんができたともいう。実川にも首なし馬が出るというところがあり、そこは昔死んだ馬を埋めた馬捨場だったという。
類似事例 |
|
クビナシウマ 1968年 愛媛県 梅の子付近で源氏と平氏が戦った時、馬が首を切られたため、その付近では毎晩首なし馬が出るといわれている。
類似事例 |
|