国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

コボウシ
1934年 長崎県
10年前、漁に出ていたら船に小法師が上がってきた。船は進まなくなったが、一心に経を読んだら助かったという。

類似事例(機械学習検索)

ボウレイ
1980年 神奈川県
お盆に舟で荷物を運んでいると、突然、櫓が動かせなくなる。何とか荷物を送り届けて和尚に話をすると、運んでいた荷物の中にありがたい経文があり、それに海にいる亡霊が付いたのだろうと言う。
類似事例

フナユウレイ
1973年 富山県
昭和二十五年に機械船が北海道で沈没した。その辺りを他の船が通過すると沈没したはずの船が現われ、平行して走り出す。港の近くまで来たら大音響とともに消え失せた。その後十日間も同じものを皆が見た。札幌の僧に法華経をあげてもらうと出なくなった。
類似事例

コウシン
1963年 新潟県
漁に出てしけにあった漁師が庚申さんに願をかけると帆柱の上に庚申さんが現れ、庚申講に入っていないものがいるから助けないと言った。その人が、一生講の常宿をすると約束すると生命が助かったという。
類似事例

ボウレイ
1982年 宮城県
船から落ちて亡くなった人がボウレイになり、漁に出た人を呼び止めた。南無阿弥陀仏を3回唱え、供養してやるから安らかに眠れ、と言ったら無事通ることができた。
類似事例

ツリガネ
1929年 青森県
安永4年頃鹿島灘の漁師の船からお経が聞こえるので仲間が不審がった。船底を確かめる為に底板を起こそうとすると、電気に打たれたように五体が固くなった。占い師は吉兆だという。言葉通り大漁が続き、ある日上がらない碇を皆で引き上げると、変形した釣鐘がひっかかってきた。それは黒石法眼寺のものであった。
類似事例

カイコクノソウ
1977年 神奈川県
昔、病気で死にそうな父のところへ向かう息子が川を渡ろうとしていた。だが、この息子はお金がなかった為、船頭は船に乗せてはくれず、泳いで渡ろうとしたこの息子は川に流されて死んでしまった。後にここを通りかかった僧がこの船頭に人情を持つようにと言ったが、船頭はこれを聞き入れなかった。そこで僧が錫杖を地面に突き立てると、川の水が全てその穴に流れ込んでなくなってしまった。船頭は飯の種を失い、村民からも白い目で見られるようになり、とうとう逃げ出してしまった。
類似事例

コウシン
1963年 新潟県
漁に出たが悪風にあって流され、途方に暮れて一同は庚申さんに一心に立願した。すると烏が飛んで来てまたどこかへ飛んでいった。日が明けると、300石積の船が見え、助けてもらった。
類似事例

サカナ,ゴフ,コウボウタイシ
1990年 長野県
ある男が横川で魚を釣っていると、坊さんがやってきて「沢山釣れているね」と声をかけた。男は魚をくれと言われると思って「さっぱりだ」と答えた。すると坊さんは護符をくれて、釣り場に流しておくと魚が釣れるようになると言った。その通りにすると、この川では全く魚が釣れなくなった。坊さんは弘法大師で、嘘を見破って男をこらしめたのだという。
類似事例

カミサマ,ハチマンサマ
2001年 青森県
網を積んだまま止めていたある漁夫の船が、5分ほどの内になくなってしまった。神様に伺ってみたところ、船は八幡様が満州へ渡る為に借りていったということであった。
類似事例

コウボウダイシ
1980年
ある酒好きの男が去年から酒を飲まなかったものの、ついに手足が不自由となった。多くの医者に診せても治らなかった。ある日駕籠に乗っていたとき、いやしき僧に出会う。その僧に事情を話すと、僧は男に薬と飲み方を教えた。その薬を数日飲んでいると平癒した。男は日頃弘法大師を信じていたので、示現したのかと思った。
類似事例

ヒカリモノ,ミダ
1974年 滋賀県
親鸞聖人が近江国を行脚している時、湖水に光物が現れて、漁師が困っていたのを聞き、舟に乗って一心に称名して、光が出るところを袈裟ですくったところ、弥陀の尊像が舟に飛びのったという。
類似事例

シリョウ
2002年 山口県
昭和58年の夏、アマ漁をしていると、海底の岩場に子供の靴が挟まっているのを見つけた。子供にちょうどよさそうなので持って帰ろうかと思ったが、結局そのままにして漁を終え家に帰ると、子供の様子がおかしい。診療所に連れて行ったが埒が明かず、法華寺の住職に伺いをたてると、子供の霊が憑いているという。何か心当たりはないかと尋ねられたので、靴のことを話すと、原因はそれで、靴の持ち主が憑いたのであると言う。早速住職に祈祷してもらい死霊を成仏させたら子供は元気になった。
類似事例

ホトケ
1959年 福井県
漁師が海で死ぬと、一緒の船の者が遺体を運んで「親爺を助けてきたぞー」と言う。すると座敷でミシミシミシと仏の歩く音がするという。
類似事例

コウシンサン
1960年 宮城県
庚申さんを信仰していた船主の子は、船に遊びに行ったときやかましくしたので船から突き落とされてしまった。人々は子供が死んだと思ったが、子供は生きており、庚申さんが助けたのだと言われた。
類似事例

コウシン
1960年 神奈川県
昔漁師が暴風雨に遭って難破したが、しばらくするとまっくらな空に庚申の星が出て、その位置で方角が分かり、命が助かった。
類似事例

ニチレンショウニン,オオキナアワビ,ツノナシサザエ
1977年 神奈川県
日蓮上人が海を渡っていたとき、船底に穴が開いてしまい海水が浸入してきたが、上人がお題目を唱えると、大きなアワビがその穴に吸い付いて、海水の浸入を防いだ。また、無事上陸したとき、船頭がサザエの角で足に傷をつけてしまっていた。そこで、上人はその法力でサザエの角をなくしてしまった。
類似事例

ジゾウソン
1922年 静岡県
明應9年の春、漁夫達が引き上げた網に3尺ほどの地蔵がかかり、それを寺に安置した。大井川が増水したときにこの地蔵に祈願すると川の彼方から僧が現れ、水が一時に減った。この僧は地蔵の化身であった。
類似事例

クルソンザン,ヒカリ,カンノン
1975年 山口県
何代も続いている船頭である十兵衛が、沖で船が難破したので助けに行ったところ、遠くの山頂で光が見えた。不思議に思って行ってみると、岩屋の中に一寸八分の観音があったという。
類似事例

ナガレボトケ
1952年 佐賀県
若い女の「流れ仏」を拾ったが、自家近くに埋めて祀らず、浜の納屋近くに捨ててしまった。ところが病気になり、法印様に見てもらうと、「流れ仏が祀ってもらいたがっている」という。そこで石の恵比寿さんを自宅に祀ると病気も良くなり、漁もうまくいくようになった。
類似事例

クジラ
1999年 佐賀県
夢に鯨が現れて「今日はお参りに行くから取らないでくれ」と言ったが、聞き入れずに出漁したら、大風が吹き、船は沈没した。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内