オンナジュンレイ,コモリオンナ 1933年 大阪府 ある夜、女の順礼者が男に辱められた。以来、子守女が子守唄を歌いながらそこを通るようになった。しかし、姿を見た者はおらず、きっと近くのお地蔵さんが子守りをしているのだということになり、お地蔵さんを縛ったところ子守唄も聞こえなくなった。
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モウコ 1997年 青森県 童唄(子守唄のうちの眠らせ唄)。泣くと山から蒙古が来るから寝ろ、と威す。
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オンリョウ,マモノ 1956年 東京都 父親が塩を盗んだのを、七つの娘が子守唄でばらしてしまった。村人がその娘に臼をかぶせた所に怨霊が出て、今でも魔物に迷わされる。
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タノカミサマ 1969年 新潟県 普段は田植え唄を歌うな、田の神様が錠をかけておられる、という。
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カガミ,ヌイグルミ 1999年 栃木県 鏡とぬいぐるみまたは人形を向かい合わせにしておくと、よくないことが起こるという。
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クマノタタリ 1982年 長野県 熊が吹雪に迷った子供を助けた。子供は里に帰ったが、猟師が熊の穴を子供から無理やり聞きだし、熊を仕留めた。まもなく猟師の家には次々と不幸が起こり、その家は途絶えてしまった。
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カミサマ 1972年 千葉県 金比羅様のところには沢山の神様があるが、月夜の晩になると神様が出てきて、一杯呑んで唄を歌うと言う。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 山で「ホーイ」という声を聞いても、黙っていなくてはいけない。もし応えてしまったら、ヒョウスボが黙るまで、応え続けなくてはいけない。
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アンボ 1983年 鹿児島県 子供を怖がらせて早く寝かしつけるための唄。
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クマ 1956年 北海道 熊は古くなると化ける。アイヌに見えるという。あるオヤジが川で魚を捕っていると、向こうから立派な若い男が川を渡ってこちらに来るので不思議に思っていると、突然アイヌがいたので驚いたと見え、熊の正体を現した。オヤジは川を渡って逃げ、崖の影に隠れた。熊は暫く探していたが、立ち去ったという。
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タヌキ 1984年 山梨県 曾祖母から聞いた話。ある家の土蔵の裏のケヤキの木の下に、毎晩丑三つ時に半纏を着て手拭をネエサンカブリにした娘が出て、ネンネンコロリヨの子守唄を歌った。戸の隙間から覗くと狸の尻尾が見えた。赤飯などをおいておくと食べ、次の日もまた化けてやってきた。毎晩来ていたが、いつしかこなくなった。
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テング,タコアゲ 1936年 大阪府 凧揚げの時、無風ならば、子供たちは、「天狗さん、風を下さい。余ったら返します。」という主旨の流行唄を歌ったものだ。
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キンキ 1981年 山形県 大舟では熊を捕ってはならないという禁忌がある。熊狩りを見ただけでも腹病みをしたという人もいる。
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クマノテアライユ 1951年 長野県 一人の猟師が熊を矢で射止めたが、熊の後を追うと、熊は温泉の湯に手を入れて洗っていた。その後狩人は傷を負ったとき、その湯で洗うと傷が治った。これが野沢温泉の熊の手洗い湯のおこりだという。
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ヨナキイシ 1970年 滋賀県 天人が余呉湖で水浴びをしていたとき、桐畑太夫が衣を隠して、天人を嫁にした。2人の子ができたが、天人は子守娘の唄から衣の場所を知り、天に帰ってしまった。子守は子を石の上に放って帰った。赤子が泣いたらその声が読経の声であったので、菅山寺の住職はその子を連れ帰って育てた。それが後の天神様。この石はその後も夜毎に泣いたので夜泣き石といわれ、耕地整理で動かそうとしたら祟りがあった。
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ガータロ,ガータロー,カッパ 1953年 大分県 川で子供が続けて溺死し、村はガータロの噂で持ち切りとなった。力自慢の吉四六は川岸で尻をまくってガータローを誘い、腕を尻に差し込んできたところで投げ飛ばして捕らえた。ガータローの子守唄にも吉四六の名が歌われたという。
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オニ 1979年 子供が遊びなどで鬼を決める時に歌うはやし歌について。
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モウヒトリノカゲ 1999年 栃木県 12月の寒い日、日が暮れて真暗な時に友達と2人で帰っていた。月が出ており2人の影がはっきり見えるのだが、その後ろにもう1人の影が見える。けれども振り向いても誰もいない。振り向きながら歩くと影は前に回り、立ち止まると影は消えてしまう。怖くなって家に走って帰った。
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カッパ 1960年 福島県 おじいさんが河原の小屋に住んでいると、外で声がして火をくれと言ったが拒んだ。今度はかわいい声がして小さい子がいたので「河童火をやろう」と言うと、声の主は川の中へ入っていった。
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クマ 1955年 山形県 昔、熊の子どもを産んだ女がいたという話があった。
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ガーツパ 1965年 長崎県 ガーッパは赤毛で結毛の子供の姿をしており、棕櫚の実を食べる。後ろから砂まきをしていたずらする。「ガーッパの歌うたい」といい、よい声で歌う。はやす時の声はホヤホヤホヤホヤ。
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