(ハノカミサマ) 2000年 新潟県 子供が自転車もろともに坂の下に落ちそうになったが、お地蔵様のご利益で、自転車だけが下に落ち、本人は助かった。
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キツネツキ 1966年 埼玉県 生娘が「こんこん」と言いながら高いところから飛び降りたが、かすり傷1つ負わなかったという。
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テングサマ 1936年 岐阜県 子守女の息子が3歳の時、畑仕事の途中で行方不明になった。後に平湯峠で同村の者がその息子と出会った。その子が言うには天狗にさらわれ修行を積み、今ではどこでも好きなところに飛んでいけるようになったという。
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カミカクシ 1967年 栃木県 話者が8歳の頃のこと。村内の子どもがいなくなり、消防団が一晩中捜してもみつからない。ところが次の日、大木の根本にその子がボーッと立っているのが見つかった。その子は、夕方山道を行ったら白装束で白髭の老人で出て来て自分を背負い、空に飛び上がった。そのあとは憶えていない、と話した。
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カッパ 1968年 岩手県 「キリブセ坂」の坂下、「レンゲ沢川」の橋の傍に、三歳くらいの子供の大きさの河童が頭に青い皿をつけて遊んでいた。小本川目の大工さんが通りかかったら、その河童は「レンゲ沢川」へ飛び込んでしまった。
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キツネ 1933年 兵庫県 子供が稲荷の垣に登って竹を取っていたら狐がちらと見て、すると何か光がさしたのでびっくりして家に逃げ帰ったらひどい熱が出てふるいがきた。
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テング 1988年 富山県 子供が上がれないような木の上の又に子供がいて泣いていた。天狗のしわざだという。
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ヤマノカミ 2000年 京都府 山で石の上で遊んでいる子供を偶然見かけた。この子供は、山魅(やまのかみ)だろう。
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メドチ,カッパ 2001年 青森県 堰の端を歩いていたところ、きゃっきゃっと声を上げながら堰を上ってくる子供があった。それは、黒い体に赤い顔の十歳ほどの子供であったが、髪をさらりと冠っていた。こちらがめどちだなと思っていると、その子供は水の中に消えてしまった。
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ゴロクサイノショウニ 1960年 三重県 日暮れになると、坂に5・6歳の小児が出て「お父さん危ないぞえ、火が通る」と言った。そのため、マッチを持たずに煙草を持っていけばよかったという。
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ヒノタマ 1929年 長野県 子供が夕方天龍川の橋の上で遊んでいたら、西の方から青い玉が飛んできて、頭上を通り、田圃に落ちて消えた。誰と言うこともなく火の玉だと言い、恐ろしくなって家に帰った。
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テングサン 1978年 石川県 山祭りの日に、男の子が2人山へ行った。すると、天狗さんが1人の子に「餅ついたか」と問うと、その子は「ヨチついた」と答えた。するとよれよれになって歩けなくなった。もう1人に同じ事を問うと、その子は「餅ついた」と言ったので平気だった。
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カミナリノコドモ 2000年 愛媛県 いたずら者のカミナリの子供が、ある年雷鳴が轟いた時に、家の前の古井戸に落ちてしまった。これを聞きつけた百姓が井戸に蓋をしてしまったので、子供は出られなくなり、散々に謝罪をする。百姓は謝罪を受け入れて蓋を開けると、子供は空へ飛んでいった。
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テングノシッパイ 1956年 宮城県 旭山の鼻高か天狗が箆岳山の方に飛んで、小僧を1人さらってきた。鳥矢坂のところを飛ぶ途中、もう1人幼い子が泣いてるのを見つけ、これもさらおうと下ばかり見ているうちに、手が緩んで小僧を落としてしまった。降りてまたさらおうとしたが、山道で羽がつかえるので、一本足の下駄をはき羽の団扇を持って追いかけた。追いつかれそうになった小僧は道端のモダ林に隠れた。天狗はひとつかみにしようとしたが、バラがいっぱいあって鼻に刺さって痛いので、「おまえは世の中で何が一番おっかないか」と聞くと、小僧は「大福餅だ」と言った。天狗が大福餅をいっぱい持ってきて投げると、小僧はかたっぱしからむしゃくしゃ食ってみせた。さすがの天狗も小僧には一っぱい食わせられたという話。
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カッパ 1999年 佐賀県 河童が海から丘に上がったのを見た人がいる。
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セコ 1986年 大分県 セコは6,7歳の子供くらいで,日和の変わり目になると群れをなして山に登る。その時カッカッと鳴く。
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クダ 1928年 長野県 女の子がクダにつかれた。学校の先生が見舞いに行くと、面白いことをやって見せようと言い、柱をかき上がって天井の柱を敏速に歩いて見せた。
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オオワシ 1983年 秋田県 明治9年ある小学生が鷲に襟元をつかまれ天へ舞い上がった。見ていた子供たちが騒いだので林の上で落として飛び去った。この鷲は奈曽の滝付近に巣くっていたもので、銃殺されたが、翼を広げると2メートル50くらいもあった。
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テング 1989年 静岡県 ヨシロウという子どもが天狗にさらわれて、三嶋大社の祭りに飛んで連れて行かれた。祭りに行っていた近所の人が、箱根山の方から飛んでくるのを見た。
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(サルニナッタコ) 1974年 栃木県 下野国足尾宿の子が、5歳の時に行方不明になってしまった。10日ばかり後に庚申山という山に登ると、岩の上で多くの猿が遊んでいた。そのなかに子がいて、親が名を呼ぶとこちらにやってきた。見ると身体に毛が生えて猿になっていたという。
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