キツネ 1986年 石川県 子供が日暮れに遊んでいると、狐がお母さんに化けて山に連れ出してしまった。雪面に子供の下駄の跡と狐の足跡が続いており、その先には子供が凍え死んでいた。
 類似事例 |
|
テング 1965年 新潟県 部落の三歳の女の子がいなくなり、手分けして探すと部落の道から百メートルも下の中津川の河原の石に座っていた。大人が降りるのに半日かかるところで、天狗の仕業かと不思議がられたという。
 類似事例 |
|
タヌキ 1973年 岩手県 小さな子どもが、盆の13日に行方不明になり、翌日山のワンクチで見つかった。狸をいじめた仕返しだろう。
 類似事例 |
|
ガラッパ 1982年 鹿児島県 山深い地の岩の上に裸の赤ん坊がいたが、親には見えず子供にだけ見えたということで、それはガラッパではないかということになった。
 類似事例 |
|
ヤマワロウ,ヤジン 1979年 宮崎県 むかし豊後国日田の伏木村で、ある親が泣き止まない子を家から出していたら、声が次第に山の方へ消え入り、子が行方不明になった。10年ほど後に日田に住む小一という者が日向の梓越嶺を歩行中、満身に毛が生えた7~8尺の動物と遭遇した。それは人語を話し、我は伏木で行方不明となった子で、今はある者に仕えて数山の主となっていると告げて別れた。これは山童・野人の類である。
 類似事例 |
|
カミカクシ 1967年 栃木県 話者が8歳の頃のこと。村内の子どもがいなくなり、消防団が一晩中捜してもみつからない。ところが次の日、大木の根本にその子がボーッと立っているのが見つかった。その子は、夕方山道を行ったら白装束で白髭の老人で出て来て自分を背負い、空に飛び上がった。そのあとは憶えていない、と話した。
 類似事例 |
|
ケンムン 1983年 鹿児島県 幼い頃、海に遊びに行く途中で、モクマオの木に座っている白っぽいものがいた。ひざをかかえていたが、赤ちゃんのようにくちゃくちゃだった。後にいとこが、舟の中で話すケンムンの話をしていたので、自分が見たものもケンムンだろう。
 類似事例 |
|
ヤマワラワ 1976年 深山に山童というものがいる。10歳ばかりの童子のようで、身にかき色の細い毛があり髪がなく、面を蔽い、脛は短く脚はない。立って歩き早口で人の言葉を喋る。飯の類を与えれば喜んで喰い、仕事を手伝う。力は大変強く、もし敵対すれば災いをなすという。
 類似事例 |
|
カミサマ 1985年 新潟県 子どもが集落の宮様の神様を引っ張り出して雪の上で遊んでいるので叱ったが、神様は「子どもと遊ぶのが楽しい」と言った。
 類似事例 |
|
キツネ 1980年 青森県 お昼に山に仕事に行ったら、キツネが子供を連れてきていて、人間の子と自分の子を遊ばせていた。
 類似事例 |
|
ガラッパ 1984年 鹿児島県 岩の上に裸の赤ん坊がいたが、親には見えず子供にだけ見えたので、それはガラッパではないかということになった。
 類似事例 |
|
テング 1937年 子供が急に姿を消すことがある。昔はこれを天狗がさらって行ったためだと考えた。また、山奥で、大木の枝に人間が引っ掛かっているのを発見した時は、悪人が天狗にさらわれて成敗されたという説明を付けた。
 類似事例 |
|
テング,カミカクシ,アカイカオシタハナノタカイショ 1982年 新潟県 ある夕方に、9つくらいの村の子どもがお宮の木の下に下駄を脱いだままどこかへいってしまった。村の衆は神かくしだといって、マスの底を棒でたたいてその子の名をよんで探しまわった。2、3日して昼ころに泣きながら帰ってきた。どこへいったと聞くと、赤い顔した鼻の高いしょ(人)に連れられて山道を行くうちに分からなくなり、目をさますと、山奥の、朴の葉っぱをしいたとこで、それから、やっと帰ってきたといった。
 類似事例 |
|
(タヌキ) 1938年 福島県 ある娘が婆と山に行き、婆は一足先に帰った。家に着いたと思われるころ、婆の姿をして山へ登って行くのを見た。(片目の狸が化けたのだろう。)
 類似事例 |
|
ケンムン 1977年 鹿児島県 深山の横道の木の下で、ケンムンの赤ちゃんが泣いていた。山の上から石がごろごろ落ちてきた。
 類似事例 |
|
タヌキ 1990年 秋田県 あけびを採りにいった子供が狸にだまされて山の中を迷ってしまった。のりき(祈祷師)が祈祷するとでてきた。
 類似事例 |
|
キツネ 1986年 京都府 荷持ちが峠で狐に化かされた。また夕方子供が母の声に誘われて山に入ったまま帰らず、翌朝探しに行ったら山の岩の上にいた。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1961年 静岡県 山の神は女であるという。昔、ある人が山の神の社の前を薄暗くなってから通りかかると、ボヤを背負った17、8才の美しい少女に出会った。声をかけたが何もいわず、山の方へ姿を消してしまった。これは山の神の化身で、この人を試すために姿を現したのである。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1973年 富山県 やくびに山へ行くと怪我をする。おたまという娘が山神の日に山へ芝刈りに行って途中山神に会い、深い谷底へ投げ飛ばされた。
 類似事例 |
|
ヨナキイシ 1984年 長野県 急に流れて来た大石が、夜な夜な子供の泣き声を立てる。山から押し流されてきた石は、その間に幼児を圧死させていたことが分かり、石の上に地蔵を置くと、泣き声がやんだ。
 類似事例 |
|