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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イズナ
1980年 青森県
ツキモノスジと呼ばれる家がいずなを使う。憑かれたものはばかになる。憑かれている間のことは覚えていない。

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イヅナ
1980年 青森県
新興宗教がいずなを使って憎い家の人を狂わせる。
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キツネ,イヅナ,イイナワ
1969年 長野県
イヅナ使いは行人であり、狐使いとも言う。イヅナ使いの感情を害すといづなに憑かれる。イヅナが憑いた人はとてつもないことを言ったり、素足で山を歩き回ったりする。イヅナに憑かれた場合は行人に落としてもらう。
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キツネ,イナリ
1961年 長野県
狐つきは、背中に鼠のようなものが憑く。たいてい女に憑き、オコリ、テンカンのようになったり、目が見えなくなったりする。ホウゲンサマが稲荷を使う。恨みのある人が頼んで憑けさせる。憑かれた家は味噌がいたむのでわかる。
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イヌガミ,イノガミ
1939年 島根県
犬神のことをいのがみと呼ぶ。多くの場合、女性に憑く。憑かれると、その人は憑いた犬神持ちの人の言動をするようになる。20分ぐらいで倒れ、昏睡する。2・3日は浮かぬ顔をして過ごすが、次第に平静に戻る。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 岐阜県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は目がつり上がり、戯言を言った。尋ねたことには答えるものの、つじつまの合わないことを答えたという。
類似事例

イヌガミ
1986年 愛媛県
犬神の話は終戦前まであった。妙なことやつまらないことを言う人は犬神が憑いたなどといい、あの家は犬神スジだ、あの人が犬神の系統だといって、敬遠したり嫁のとり手がなかったりする。
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ムジナ
1975年 岐阜県
脇本陣の家の酒蔵にはむじながいて、よく人を化かした。子どもにばけて「お泊りじゃで起きてください」と声をかけたり、チョロチョロしたりするが問い詰めても返事はしない。むじなは狸より小さく、よく化ける。
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ムジナ
1989年 長野県
むじなは人を化かす。昼間でも山の奥に行くと、木を伐る音がして、一定時間が経つと木が倒れる音がするが、木が倒れた様子はないことがある。むじなに化かされたのだという。
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ガマ,クワド
1922年 福岡県
蟇のことをこの地方ではワクドと言うが、これは殺した者にすぐ憑いたり祟ったりする。蟇に憑かれると耳をくすぐられ、あるいは耳の中に入って甘酒を醸される。特に白い荒神さんの蟇であると目や耳を不自由にされる。頭の毛をむしり取るものもあって、蟇に憑かれた者は蟇の形になって死ぬ。
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ムジナ,キツネ,タヌキ
1988年 群馬県
キツネ・タヌキ・ムジナは人をだます。アブラアゲ、イワシなどを持っていると取られる。花さかムジナは特に悪く、歩く人を化かしてとんでもない方向に行かせたりする。ムジナの背中には十文字模様があり、口が尖っている。
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エジナ,イズナ
1964年 青森県
エジナ(いずな)は狐のようなもの。人にも馬にも憑く。他人に恨まれるようなことをする人によく憑く。憑かれると大食漢になる。離してもらうのは田名部のイダコを頼む。昔は焼けた金物を体に押し付けて離していた。
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キツネヅギ
1952年 神奈川県
キツネヅキはあまり利口でない者に憑く。行者を頼んで落とす。行者に鮎の寿司を買って狐にやればいいと言われ、買って帰った所、狐はそのことを知っていた。
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キツネ,ヤコ
1972年 長崎県
狐が憑くことをヤコが憑くという。憑依された人は狐のような行動を取ったり、色んな事を口走ったり、病気になったりする。狐の足跡が肩に付いていることもある。狐は物知りや坊さんに落としてもらうという。
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ゴンボダネ
1969年 岐阜県
ごんぼだねは人が人に憑くもので、家筋の1種で岐阜県吉城郡大野・益田・恵那各郡で信じられており、吉城郡上宝が本場であるという。この家筋のものが恨んだり憎んだりするとその相手に生霊が憑く。憑かれた人にはどんな薬も効果がなく、おいしいものならいくらでも食べられる。憑かれた人は、憑いた人(ごんぼすじ)の家のことを口走ったり、すさまじい力を出す。憑かれた人の部屋は臭気が漂い、妖気が満ちる。脈が切れても1日か3日間も生きていたことがあったという。
類似事例

ムジナ
1972年 千葉県
昔、お爺さんがイロリにあたっていたら、「お爺さんお爺さん」と呼ばれた。家人かと思って戸を開けてもだれもいない。後で帰ってきた家人に聞いても、戻っていないと言う。ムジナに化かされたのだろう。
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(アクシンニツカレル)
1984年 新潟県
外から帰って3、4日も気持ちが悪い時は、悪神にあって憑かれたのではないかと「イキアイ呪い」をする。その者を玄関に立たせ、厚い着物などを頭から上下逆に掛け、サカナベを熱くあぶってかぶせる。これは力の強い人が良く、鎌のみねで鍋の底をたたきながら、南無遍照金剛を唱え、唱え言をしながら周囲の床を叩き、箒で掃き出す。このとき戸を少しあけておいて、呪いを終えると被せた着物をぱっと取って庭の隅に放り投げ、ぴしゃっと戸を閉める。
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クダ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダが人に憑いたことがある。憑かれた人は、憑く物によって状態は異なるが、馬鹿な話をしたり動きが荒々しくなったり、絶えず話をしたりするようになるという。行者は家を清めてから、呪文を唱えて憑き物落としをした。幣取りを行って封じ、川に流すこともあったという。
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キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は油を食べたがり、勝手に飛び回り、あらぬことを言い、人間らしくないことをしたという。まじない師が呪文を唱えて離すという。離れるときには体が倒れるという。
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イヌガミ
1986年 愛媛県
犬神がとり憑く前は天井の方がぞろぞろいい、気味が悪くなるという。そうなると家の誰かがとり憑かれている。そうなると、「さあいぬるぞ」といって、戸口で死んだように倒れ、犬神が抜けるときもあるが、そのまま戻らないときもある。
類似事例

ツキモノ,キツネ
1986年 長野県
きつねが人に憑くことがあるという。そうなると、失神したり、枯れ葉をせんべいといって食べた。化かされているようであった。
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