イズナ 1980年 青森県 ツキモノスジと呼ばれる家がいずなを使う。憑かれたものはばかになる。憑かれている間のことは覚えていない。
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イズナ 1980年 青森県 いずなをつかえるのは霊感のある人。
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キツネ,キツネツカイ 1988年 長野県 きつねがついたことがある。恨みを持つ人はキツネツカイに頼んで恨んでいる人にきつねを入れてもらうのだ。このきつねにとりつかれた人は目つきや身振り、歩く様子や食べる様子が全く普通の人と異なるようになってしまうのだという。これをはらうためには祈祷したりなどした。
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キツネ 1971年 茨城県 きつねは女に化けて人を騙す。化かされたと思ったら、煙草を吸うといい。
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ムジナ,ズンズクダイジン 1983年 東京都 ある家に昔のむじなが入って「ずんずくまいこめ」といいながらおどりを踊るとそのむじなの子供が寄ってきておどりを踊った。その後、その家は大尽になったが、それをよせなかった家は滅びてしまった。
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キツネ 1976年 山口県 きつねは人を化かす。提灯を灯したり、石を投げたり、西瓜を盗んだりする。
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ナカヤマノタニ 1979年 三重県 ある家で祀っている山裾の祠をナカヤマノタニという。その家に祟ったので、祭ったという。
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ジゾウサンノタタリ 1974年 長崎県 ある船員が突然食物の味がわからなくなった。おうかがいにいくと、地蔵さんのたたりであった。隣家の新興宗教の信者がその船員の庭にあった地蔵さんを勝手に海へ捨てていたのであった。
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コウジンサン 1973年 鳥取県 ある家で祀られている荒神さんを粗末にするとたたりがある。集落内で変事が起きたときには、その家の荒神さんがたたったということになって、拝みに来ることもある。
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ムジナ 1984年 山梨県 ムジナは若い娘に化けて若い衆をばかす。そのムジナが化けた若い娘に夜じゅう山の中を連れまわされて途中でうっちゃられる。
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イズナ,(ツキモノ) 1989年 長野県 イズナが人に憑くことがあるという。憑かれた人はあらぬことを口走ったり、ふさぎ込んだり、異常に乱暴な振る舞いをしたりした。離すために、祈とうをしてもらい、家内にゴフを貼ったという。
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ツキモノ,キツネ 1986年 長野県 きつねが人に憑くことがあるという。そうなると、普段の様子とは違って、きつねの格好をして徘徊したり鳴いたりした。そして「おれはどこどこのきつねのお使いだ」と言ったりした。僧にお経をあげてもらう他、小豆を入れて炊いたご飯をおにぎりにし、油揚げと共に背負わせ、家から追い出す仕草をして離した。
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キツネ,(ツキモノ) 1988年 長野県 キツネに憑かれた人を箒で叩いたり、刀を抜いて部屋の中を切り回る所作をした。また、床下でなんばんをいぶしたという。
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ムジナ 1934年 岐阜県 狢は女に化けて人を迷わせる。山野で迷い死にさせたり、首を吊らせたり、馬糞を蕎麦団子に見せて食わせたりする。狢には気の乱れた女が魅せられる。
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キツネ 1990年 長野県 きつねがこっぱらにいて、よく人を化かしたという。ある日、隣の娘が化かされて帰ってこなかった。家人が行ってみると、まんじゅうだと言って馬糞を食べていたという。
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ゴンボダネ 1969年 岐阜県 ごんぼだねは人が人に憑くもので、家筋の1種で岐阜県吉城郡大野・益田・恵那各郡で信じられており、吉城郡上宝が本場であるという。この家筋のものが恨んだり憎んだりするとその相手に生霊が憑く。憑かれた人にはどんな薬も効果がなく、おいしいものならいくらでも食べられる。憑かれた人は、憑いた人(ごんぼすじ)の家のことを口走ったり、すさまじい力を出す。憑かれた人の部屋は臭気が漂い、妖気が満ちる。脈が切れても1日か3日間も生きていたことがあったという。
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キツネ,タタリ 1938年 青森県 いたずらで狐を驚かすと、その後次々と不幸が起き、一家は皆死に、家がなくなった。狐の祟りであると言われる。
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スイカヅラ 1980年 所々にすひかずらという物がある。その祀り様は、人の知らない場所に穴を掘り、蛇を多く入れて置いておく。それを神に崇めて遣うのだが、憎いと思う人がいれば、すひかずらを着物につけると、その人は高熱を発し、心身混乱する。その人の家が原因を知って、財宝をすひかずら使いに贈ると癒える。
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ヒトヲノロウホウ(ゾクシン) 1923年 秋田県 呪いたい人の名前を心に唱えながら、家の柱に釘を打つと、その人は災難にあう。
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ゴボウダネ 1916年 岐阜県 牛蒡種という家筋の人は不思議な力を持ち、家筋の外の者に対し憎いとか嫌だと思って睨むと、その相手は発熱し精神に異常をきたす。
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