ワカミヤサマ,タタリ 1965年 高知県 昔、気性の激しい女が住んでいた。その女が死んだあとにある一家が住んだが、その女の供養をしなかったのでいろいろなタタリがあった。それで若宮様を祀るようになった。
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ワカミヤサマ 1933年 山口県 昔、若宮様という者がいて、松田という者と何かの恨事でここで斬り合った。その時松田の家来が若宮様を背中から斬り付けこれを殺した。そこで若宮様の家来は松田を討って仇を報じた。しかし若宮様は夜になると「勝負しようや」と言いながら鉦を叩いて出てくるのであった。そこで土地の人は祠を建てこの霊を慰めた。
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ワカミヤサマ,タタリ 1965年 高知県 今宮一族が祀る若宮さまは、平家の落人を祀ったもの。9月28日に本家でお祭りをする。これを怠るとたたりがあるという。
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ミコ,タタリ 1985年 愛媛県 神子が村に来て宿を借りようとしたが断られ、何者かに殺害された。後に宿を拒んだ家に祟りをなしたので若宮を建てて祀った。
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ワカミヤサマ 1958年 愛媛県 太宰氏が村へ来たとき、若宮様の祠を払いのけて、その跡に屋敷を建てた。しかし病人が絶えないので祈祷してもらうと、「高貴な人を祀ったところなので祀りなおせ」とのお告げがあった。そこでお封じを誂えてもらい、今でも盆ごとに祀っている。
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ミコ 1983年 愛媛県 神子が来て宿を求めたが断られ、殺害されてしまった。その後、宿を拒んだ家に祟りが起ったので小社若宮を建立した。
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オチウドノレイ 1984年 愛媛県 昭和30年頃、ある家に病人がでて宇和島市の行者に看てもらうと、昔の落人の霊が出て若宮大明神として祀るようにとのお告げがあった。以来、屋敷の近くの畑の傍らに若宮大明神と書いた札を祠に納めて祀るようになった。
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ワカミヤサン 1970年 鳥取県 北村家の門の脇の祠の若宮さまは、1950年ごろ、家が焼けたときに、念じる人(法印)に若宮様の崇りだといわれ、祀り始めた。
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キシダケクズレ,ワカミヤ 1968年 佐賀県 ある家では代々男子に恵まれず、病気がちであるので祈祷してもらったところ、裏山の岸岳くずれの古墓を若宮として祀るようにとお告げがあったので、以来本正月にはお参りし、挨拶をかかさないようにしている。
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ワカミヤサマ,タタリ 1965年 高知県 昔、人を乗せたうつろ舟(ウツロブネ)が流れ着いた。中にいる人はいっぱい金を持っていたので、村人はその人を殺して金をとった。タタリが恐ろしいので瓦の祠を作って若宮様に祀って供養した。後年、「祠が小さすぎる」との神様のお言葉があって、凶事が起きたので、木造の大きな祠にした。若宮様は女の神様だという。
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エンコ 1967年 愛媛県 若宮さんの祠の場所は昔、川岸だった。そこの岸辺によくエンコが出て、いい声で唄ったり、人にいたずらをしたりしたので、エンコを封じるために若宮様をお祀りした。
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トシヨリ,コバン 1984年 長野県 年寄りが時々里に出て米を買って帰って行った。その頃里では、貧しい人の家に小判が差し込んであることがあった。年寄りが来なくなったので見に行くとすでに死んでいた。小判をくれたのがこの年寄りと分かり、人々は祠を建ててぬすっと神様として祀った。
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ワカミヤサマ,タタリ 1965年 高知県 姫の井の天満宮・八坂神社の若宮さまは、偉い人が戦争でこの地に来て、「祀らないとたたりがある」と言って死んだのを祀った。
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イナリ,(タタリ) 1989年 長野県 昔、ある家の先代が、災難が続くのに耐えかねて行者に易をみてもらった。すると、所有地の一隅にあるお宮に障りがあり、それが祟っているということだった。調べてみると、小作してもらっている家の稲荷社の祠の屋根に風で倒れた木が覆い被さっていた。それを取り除いて油揚げを持っていき礼拝すると、災難はなくなった。以後、その祠を祀るようになったという。
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(ゾクシン) 1975年 愛知県 山の宮と同じお堂に若宮が祀られている。山伏が死んだときに近隣住民が祀ったものだが、下の病を治してくれるという。
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(ヤシキガミ),(タタリ) 1989年 長野県 家の勝手の部屋に祀っていたところ、病人が出たり不幸があったりした。松本のお天狗様に見てもらうと、木が2・3本ある現在の位置に移せと言われたので、その通りにして祠を作ると、病人などの祟りが止んだという。
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ワカミヤ 1983年 岡山県 吉永町八塔寺空では、裏山の中腹に若宮を祀っている家がある。これは、この家の血縁の者が祟っているので祀れと言われて祀り始めたものなのだという。
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カタナカケノマツ 1979年 岐阜県 ある人が刀掛け松の下で刀2本を拾って帰ったら、夜になると箱の中で切り合いの音を出したので恐ろしくなり、元のところに返したが、祟りがあってその一族は死に絶えた。後に近所の人が供養のお宮を建てたという。
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ベンテンサン 1942年 鳥取県 弁天さんのある土地を買い取った家が、弁天さんをお宮(県社倉田八幡宮)におさめ、祠跡に鶏小屋を建て汚くしたのが悪かったらしく、不運が続いたので、綺麗にして、また弁天さんを祀ると、運が良くなったという。
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ウジガミノタタリ 1970年 福島県 A家では昔、家人が病気になったのでワカ様に拝んでもらうと、前にそこに住んでいたウジガミの祟りだといわれたので、祠を作って祀ったところ、病気が治った。
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