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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タツ
1980年 神奈川県
松の大木の根っ子に大きな穴が開いていて、そこから水が流れ出していた。激しい嵐の日に竜が天からこの松の木に下りてきて土に入った穴で、その竜の胴体が五反田のあたりの田んぼにうずまっていると言う人もいる。

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リュウ
1983年 滋賀県
八坂神社の裏の竜ヶ森には昔、6人がかりで手が廻る大きな杉の木があり、竜が棲んでいた。その木には2回雷が落ちたが、2回目の雷で竜が昇天したという。その木は伊勢湾台風で倒れた。隣にある竜ヶ井戸は、雨乞いの願掛けに使われた。
類似事例

イトスギ,ウバスギ,リュウ
1990年 長野県
古宮にいと杉・うば杉という大きな杉の古木があった。ある時、松本の殿様が諏訪の大太鼓にするからと譲り受けることになった。しかし、あまりに大きいので伐っている途中で日が暮れた。翌日伐りに行くと、伐ったところが元通りになっていた。何度やっても同じなので、一日で切り倒すために大勢で伐った。すると切り口から血が流れ出した。この大木は諏訪まで運ぶ途中、木崎湖で竜に変わって湖へ入ってしまったという。
類似事例

リュウ
1990年 山梨県
釜口の一の釜には龍が棲んでいて、龍が出て来て大きい木の根に爪を立て、その跡があるという。
類似事例

リュウ
1988年 奈良県
竜田神社の裏の泥池に昔、竜が住んでいた。ある日竜が黒雲を呼んで大雨を降らせ、天地鳴動させて昇天した。そこの泥地を竜子と呼び、どんな旱魃でもここだけは水が絶えないという。あたりの地名も竜田というようになった。
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リュウノホネ
1944年 山形県
明治年間に不動堂と瀑の間にあった巨杉に落雷して堂が焼けたとき、杉の焼け跡から白い骨がらのようなものが手桶に2杯出た。木の洞穴に棲んでいた龍の骨であろうと噂された。
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テング
1939年 京都府
大木の幹に大きな穴があいており、天狗が棲むといわれていた。
類似事例

マツ,オキナ
1922年 岩手県
上閉伊郡金澤村の折合の瀧に五葉の松と栗の木とセノ木の3巨木があった。枝葉が繁って景観が悪くなるので伐り倒すことになったが、何度伐っても翌日には元に戻っており、なかなか伐り倒せなかった。偶然、山中で出会ったセノ木の精を名乗る老翁の智恵を借りて伐り倒したが、栗の木は倒れるときに大洪水を起こした。その水の勢いで栗の木は下流の角端へと流され、水を押し塞いだ。村人はあわてふためいたが、川上から大石が転がってきて、巨木を真っ二つにした。
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リュウ
1973年 大阪府
竜が棲むという淵がある。雨乞いの時は、この淵に牛の糞を投げこむという。
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ダイジャ
1970年 群馬県
昔、利根川の上流から1匹の大蛇が流れてきて、「龍王の岩」に這い上ったといい、両岩の間には底知れぬ深い淵が渦を巻いており、その底は竜宮に達していると伝えられている。
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カイブツ,チ,マツ
1990年 山梨県
昔、夜に山の峠の松のところを通った人が怪物に殺され、木の下に埋められた。この話を聞いた村人が翌朝行ってみると、木の幹から血が流れ出ていた。
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ダイジャ,タタリ
1984年 長野県
大きな松の木があり、蛇が住んでいた。以前は大きな穴があったが、今では見つからない。そこには草を刈っていない部分があり、草刈りをすると祟りがあると言われている。
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リュウ
1989年 長野県
大昔、辰野には海があり、底には竜が住んでいた。ある夏大水のために一角が崩れて、海の水が流れ出し、水が少なくなって底が見えるほどになった。その時、にわかに竜巻が起こって竜が天へ上っていった。水が引けるとそこには野原が広がっており、以来辰野という名前になった。
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リュウ
1970年 奈良県
昔、大旱の時、雨乞いをしたら竜が現れた。竜は、雨を降らせたが、大竜に殺され、3つに切れた竜の体が落ちて来た。村人はそれを竜頭寺、竜腹寺、竜尾寺の3つの寺を建てて祀った。
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オオキナカニ
1961年 鳥取県
以西の宮木の池田家には大きなカニの爪があった。これは昔、釈迦平山に七池七福神というところがあり、松が7本生えていた。その池の主が大きなカニであったが、ある時洪水で流されて、池の下にあった滝つぼにはさまれて死んでしまった。そしてそのカニの片腹は池田家の小便つぼにしてあったという。また、カニがはさまれて死んだのでそこをカンバサレの滝という。
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ダイジャ
1991年 香川県
村人が竜王神社に雨乞いすると、小さい蛇が出てきたが、村人舘は小ささを不満に思ってあざけったところ、たちまち大蛇に変身し、尾は向かいの谷に、頭は社の大松にあごをかけていたという。
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リュウ
1987年 山形県
山の上の沼に龍が棲んでいて、狭くなったので大雨を降らして山を崩し川を下って出ていった。そこを蛇くずれという。
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ヘビ
1973年 岩手県
中大畑集落の人家近くの桜の木の穴に蛇が棲んでいた。親蛇は穴の中で子を産んで穴から出られなくなり、子蛇が餌を運んでいた。夜になると鳴き声が聞こえたので、卵を供えたが、いつもなくなっていた。木を切ろうとした人が腹痛になったので巫女に見てもらったら「切ると殺される」と言われた。やがてその木は豪雨で倒れたが、その後には子蛇がいっぱいいたという。またこの豪雨で橋が4箇所流されたが、蛇が川を流れていくときに壊したのだろう。
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リュウ
1941年 大阪府
伝説によれば、豊能郡箕面村大字瀬川の天兒尾根命神社の境内にある古井戸には、龍が棲んでいたという。龍はここから昇天したということである。
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ダイジャ
1968年 奈良県
長さ約3間、胴廻りが4尺5寸ぐらいの大蛇を見た人がいる。カボチャぐらいの胴廻りの大蛇が松の木を巻いているのを見た人もいるという。
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リュウ
1988年 奈良県
池に竜が住み村人を食ったので退治することになった。池の堤でかがり火を燃やして騒いだが、竜は現れない。そこに通りかかった武士が池に矢を射込んだ。竜は武士をつかんで天高く昇って行った。やがて雷光がして真赤な雨が降り、竜の体がズタズタに裂かれて落ちてきた。村人は竜の屍骸を埋めて竜象寺を作った。武士はとうとう現れなかった。春日明神の化身であったと言う。
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