オンナ 1923年 石川県 明治20年、ある人の家から借りた蚊帳を吊ると、24、5歳の頭髪の乱れた女の幽霊が現れた。持ち主のところへ行くと、その蚊帳を使っていたのは、病で死んだ娘であるということであった。
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ユウレイ 1988年 長野県 子供に愛情の残っている母親が幽霊になって出てくるという。それは腰から上しかなく、手拭いをかぶった女の姿で現れるのだそうだ。家の中や屋敷内に出る。
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ユウレイ 1988年 長野県 子供に愛情の残っている母親が幽霊となって現れるのだという。それは生前の姿なのだそうだ。家の中や屋敷内に出る。
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ユウレイ 1987年 山形県 母親が何人も子を間引いて、庭の隅に埋めたら幽霊になって出た。お墓に埋葬したら出なくなったという。
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ユウレイ,(ゾクシン) 1915年 熊本県 蚊帳を3人で吊ると幽霊が出るといわれている。
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(ユウレイ) 1943年 高知県 近所の爺さんが若い頃棄てた女が訪ねてきて、どうにもならず首を吊って死んだ。それ以来その女の霊が妙齢の娘に憑く。
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ユウレイ 1979年 岐阜県 子どもを残して死んだ母親が、夜中幽霊になって出て仏壇にお参りする音が聞えた。音がするから開けてみても誰もいなかった。
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カヤ,ユウレイ,(ゾクシン) 1915年 熊本県 蚊帳を3人で吊ると幽霊が出るという。
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イキリョウ 1970年 高知県 同じ年頃の少女のうちの一方が病気になったので、祈祷師に見てもらった。憑き物の声を聞くと、もう一方の年頃の母親の行動そのままだったので、この人が憑いていると言うことが分かり、妬みによるものだろうとして、噂が広まった。
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タマシイ 1935年 話者が大祖母から聞いた話。夢に魂が出て、物に追いかけられてかえったという。
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イヌガミ 1936年 徳島県 精神に支障を来たした女性の衣服の下から子犬が走り出てきた。祈祷師が数回に分けて祈祷したところ、犬神筋である隣家の娘の母親が、女性の美しさと我が子の醜さとを比べて女性に嫉妬した結果、犬神が憑いたということがわかった。
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タヌキツキ 1953年 鳥取県 狸を飼っていた家の母が憑かれた。祟りだといわれたが、対処しなかったので、狸のような行動をとるようになった母は死んだ。この家には、体臭が狸の臭いのする娘が生まれたりしたので、人々は狸の霊の子だという。
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ウシノコクマイリ 1972年 滋賀県 子供の頃、夜中にごつい桧の木に釘を打っている音を聞いた。親は「嫁さんが人形に五寸釘を打って、妾を呪い殺しているのだ。うっかり途中で会うと追いかけられるぞ。何日も通うと、しまいに牛が見えてきて邪魔をする」といっていた。
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ユウレイ 1974年 密通の罪により乳母と料理人が殺された。すると主家の4~5才の娘にのみ2人の幽霊が見えるようになり、娘は死んでしまった。3年後主人が寝ていたところ不安を感じ寝床の綿帳を離れたら、2人の幽霊が山伏を連れて現れ山伏は綿帳の四方を切り落とし、その上からさんざんに討ち、二人は嬉しそうに眺めうち笑って帰った。この後はまた見なくなった。
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イヌガミ 1985年 徳島県 普段とても物静かで、家に閉じこもりやすい婦人がいた。ある時犬神が憑いて、犬の鳴き声をしきりに出したり、四つんばいになったりしたという。隣の主婦の犬神が憑いたと噂されていた。
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ユウレイ 1988年 長野県 生前の怨みをはらそうとする者や、子供に愛情の残っている母親が幽霊となって出てくる。それらは、女の姿をしており、髪を乱して着物を着、両手を前にだらりと下げていて足がないという。家の中や屋敷内、柳の木の下に出る。
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ユメ,カラス,チョウ,ガ,ヤネノトタン 1988年 群馬県 父親と山に行き、恐い者に追いかけられる夢を見た次の日、父親が事故にあった。その日、家の屋根にはカラスがたくさんとまっていた。棺の中から黒い蝶が飛び出したり、引越しの時に大きな蛾がついてきて、天井裏に張りついてミイラになるまでとまっていたりした。
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ヒトダマ 1999年 宮崎県 話者の姉の子が死んだときのこと。人魂が出た。屋根の上を、赤い尾を引いた火の玉がパーッと飛んでいった・
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カミカクシ,キツネ 1954年 奈良県 中学生の頃、ある家の4、5歳の子供が、夕方急に姿が見えなくなり、神隠しになったことがあった。狐に入られたというとことになって、村中総出で、桝の底を叩いて子供を捜しに出かけた。
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ユメ 1933年 神奈川県 甲州の或る村で子供が死んだ時、親の夢に子供が出てきて「自分は今家の屋根棟にいるが、死んだ原因は、友達が柴葉の中へ小刀を隠して立てておき、上を飛びこえさせられた為小刀にささって死んだのだ」と言う。親がその場所を探してみると果たして小刀があった。この様に霊魂は四十九日間は自家の屋根にいるのだ。
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