コマイシ,ヨシツネ 1984年 長野県 弁慶が道を塞いでいる大石を切りつけようとすると、義経が駒に乗って見物していた石が駒石である。今でも蹄の跡が残る。石の平らな面に、浅い円形の凹があるものが駒石である。
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クビナシウマ 1985年 愛媛県 昔イワガラ城という城があったが、その城主は戦で討ち死にした。その後毎年戦のあった頃になると、どこからともなくその城主が首のない馬に乗って通るので、通り道にある旧い垣根の一部が直しても直しても壊れたという。
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ベンケイイシ 1970年 山梨県 昔、弁慶が岩殿山から高川山の頂上めがけて大岩を投げた。それが弁慶石で手の跡が残っている。
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キリイシ,ヨシツネ,ベンケイ 1984年 長野県 義経が弁慶らを伴って京都から鎌倉に向かっている時、ある石に弁慶が薙刀で切りかかったが、それは切れなかった。代わって義経が切りつけると、見事に真二つに切れてしまった。
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ウマノクラ 1996年 石川県 今は埋められてしまったが、昔、戦に負けた侍が飛び込んだと言われる小さな池があり、馬の鞍が浮かんでくると言われていた。
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カミ,アシアト 1987年 広島県 岩に人の足跡と馬の蹄に似た窪みが付いている。神さんが通った時に落ちている米を食べるために降りた跡だという伝説がある。
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キツネ 1974年 奈良県 弁慶が吉野への雪道を歩いていると、狐が現われ先を歩いた。迷わせるつもりかと大岩を投げつけたところ狐に当たらなかった。しかし寝るとうなされるようになったので岩を見に行くと蟹などが死んでいた。霊場であるにもかかわらず殺生禁を犯した報いを受けていた。
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ベンケイ,コトイシヤマ 1927年 山口県 琴石山を弁慶が力いっぱいに蹴飛ばしたので、山の頂上がかけて飛んで裸島になった。そのため、琴石山の上部は平たい。
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テング 1987年 富山県 天狗が川をはさんだ山に渡るとき、足をかけた岩には、その足跡がくぼんで残っている。
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アクリョウ 1928年 奈良県 義経淵は、義経がここで野宿して敵に殺されたため、今でもその悪霊が現われるという。岩の上に義経の寝た跡、馬の寝た跡が残っているという。
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カネ 1928年 茨城県 弁慶が盗んだ鐘を船に乗せて湖を渡ろうとしたとき、三又沖で急に鐘が鳴り出し、風が吹いてきて波が高くなった。船が沈みそうになったので、弁慶が鐘を湖に捨てると月明かりが出て、風はやみ、波もおさまった。鐘は今も湖の底にあり、そこには渦がまいているといわれる。嵐の夜に耳を澄ますと、鐘の音が聞こえてくるという。
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バケベンテン 1929年 東京都 その昔、駒止橋の近くに祀られていた弁天は、馬にまたがったまま橋を渡るものを落馬させたり、姐さん冠りをして若い男たちをだまし込んだりして悪戯ばかりしていた。この橋を花嫁行列が渡ると不縁になると言い、避けている。
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キリイシ,ヨシツネ,ベンケイ 1984年 長野県 源義経が頼朝に追われている時、通った道に大きな石があったので先に勧めなかった。弁慶が薙刀で切りつけたが、割れなかった。次に義経がやってみると石は真っ2つになった。
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コマノヒヅメイシ,ショウトクタイシ 1991年 兵庫県 聖徳太子が馬に乗ってこられたときの馬の蹄のあとの残る石が駒蹄石(こまのひづめいし)である。
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ドウソジン,ベンテン 1995年 茨城県 弁天様が醜い道祖神から逃れようとして崖に追い詰められた。そこで蛇になって峰の上に逃げた。藤蔓や茨が多いため道祖神は這い上がれず、低地に這いつくばってしまった。
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アタゴサン 1976年 大分県 昔、火事があったとき、裏山から大きな鈴の音が聞こえた。人々は「愛宕さんが下りたのではないか」と噂した。後に裏山に登ってみると、愛宕様の足が折れていたという。
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クビナシウマ 1974年 愛媛県 首なし馬が祖母井(うばがい)城からの小道を駆け抜ける。祖母井城は築城のとき、水に困っていたら、老婆が現れいい水の出るところを教えてくれたが、三代目のときの戦で馬が首を切り落とされた。この首なし馬が駆け抜けたところは水路であるという。
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テング 1928年 福井県 山中にビクニン転ばしと言って、昔ある比丘尼が登ろうとして天狗に転ばされて死んだと伝えられているところがある。
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フダンドブ,ウマノクラ 1996年 石川県 ふだんどぶという水溜りには、お盆になると馬の鞍が浮く。昔この澱みにはまって死んだ武士がいて、その馬の鞍が浮くのだという。
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ヒノタマ 1974年 東京都 江戸、鎧の辺りを舟に乗っていると申の刻に丑寅の方角から未申の方角へ3尺程の火の玉のようなものが空を飛んで山の崩れるような音がした。後日ある人が八王子の近くの家の庭に大きな石が降って来たと語った。
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