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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

クビナシウマ
1985年 愛媛県
昔イワガラ城という城があったが、その城主は戦で討ち死にした。その後毎年戦のあった頃になると、どこからともなくその城主が首のない馬に乗って通るので、通り道にある旧い垣根の一部が直しても直しても壊れたという。

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クビナシウマ
1974年 愛媛県
首なし馬が祖母井(うばがい)城からの小道を駆け抜ける。祖母井城は築城のとき、水に困っていたら、老婆が現れいい水の出るところを教えてくれたが、三代目のときの戦で馬が首を切り落とされた。この首なし馬が駆け抜けたところは水路であるという。
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クビナシウマ
1984年 愛媛県
天正13年7月6日、祖母井城城主之照が管田宇津城城主大野安芸守直光に攻められ、討死した。それ以来7月7日に和田から春賀の東門寺へ首なし馬が走るようになった。このため東門寺は、6日夜から7日にかけて本堂の扉をわずかに開けておくという。
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ベンケイ
1960年 青森県
昔弁慶が戦ったとき馬に乗って走っていったため、崩れたのだとも、すべった跡だとも言われているところがある。
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ボウレイ
1963年 鹿児島県
墓穴・岩穴で辛城という所に、ハンショウカという人が馬に乗って行った。中に向けて鉄砲を撃つと、後から亡霊が追いかけてきた。小屋などに逃げ、亡霊に見つけられない間に朝になった。馬は四肢を割かれて死んでいた。
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クビナシウマ,ウブメ
1976年 愛媛県
昔、東野の奥の城の若殿と、松末の城の姫は恋仲となった。両家は元々仲が悪かった。そのうち松末の姫は身ごもり、怒った松末城主は若殿を馬と共に殺した。奥の城主は怒り、姫を斬り殺した。姫は竹やぶに入り、赤ん坊を生んだという。竹やぶでは今でも赤ん坊と産女の声が聞こえ、雨の降る夜には首無し馬が若殿を乗せて走るという。
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オロチ
1974年 佐賀市
元弘三年櫛田宮の前を通ろうとすると馬がすくんで動かなくなった。鏑矢で祠の扉を射ると元の通り動けるようになった。後に見るとおろちが矢に当たって死んでいた。
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クビナシウマ
1984年 愛媛県
有田児山城軍は城の台軍に破れて怨霊となり、毎夜両城間の一本道を首なし馬に乗って攻撃する。この道のことを縄手筋という。
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(ウマノアシ)
1939年 福岡県
夜になると、古塀から枝を差し出している木の枝に、馬の片足が下がってぶらぶらしている。気づかずにその下を通ると、それに蹴飛ばされるという。
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クビナシウマ
1984年 愛媛県
奥の城城主河野通存は、息子の通賢が東野に住む娘の元へ通うことを快く思わず、東野で馬の首を刎ね、更に通賢をも殺害した。以来、毎夜首なし馬が現れるようになったので、村人は祠を建てて祀った。東野でお茶屋を営む久松定行は、陰火の飛ぶのを忌んで、この故事のあることを知り奥城八幡宮を再建し、鎮魂した。これが現在の東山神社である。
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ヌマ,ウマノクビ,コガネノクラ
1956年 宮城県
飛騨守が戦いに敗れて逃げる途中、湿地から清水が湧き出て沼と化し足跡を隠した。飛騨守は愛馬を刺して沼の主となるよう言い、追手を逃れた。それから3年に1度この沼から馬の首と黄金の鞍が浮かび上がる。それを見た者は3年のうちに死ぬ。
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クビキレウマ
1933年 徳島県
昔、美しい姫が一人で住んでおり、1頭の駿馬を大層可愛がった。姫に恋心を抱く若者がいたが、偏愛の果てに姫の愛馬の首を山刀で切り落とした。その刹那、暴風雨と共に何もかもが消え去った。その後、
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シロヘビ
1933年 栃木県
昔、山に城が築かれたとき、敵に攻められ、城主の一人娘が追い詰められ、井戸に入って死んでしまった。その後、娘が白蛇に身を変えて出ると言われている。今もその井戸があるが、水はない。今も蛇が棲んでいて、時々悲しそうな声を聞くという。
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ホンジョウヤマノシロ
1931年 千葉県
本城山にはかつて、臆病な殿様が城を築いていた。酒井小太郎の大軍が攻めたとき、城は山の頂きと共に高くなり、一向に近づくことができず、引き返すとまた、元のように低くなった。しかし、臆病な城主が抜け穴のトンネルを掘ったことで城は奇跡を行う力を失い、城は落ちた。山の咽喉を切ったのが悪かったのだと言われた。
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クビキレウマ
1942年 高知県
首のない馬が走ってきたり歩いてきたりする。
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レイ,ボウコン
1929年 青森県
高館でも、ある城で水の手を切られて困ったことを隠さんが為に、馬に白米を注ぎかけて水で洗っているようにみせかけようとしたが、見抜かれて弱点をつかれ終に落城した。城主は馬で新法師という村に走り込んで戦死し、其の後作られた塚からは霊が祟り、落城の際に死んだ者の亡魂が現れた。
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ヒカクノシロ
1931年 宮城県
館山という山にはかつて城があり、渋谷某という小大名が篭っていた。伊達正宗がここを攻めようとしたが、攻めるはずの城の影も形もなくなっていた。城を厳重に取り囲んだところ、真夜中に鳥の羽ばたきの音と共にまた城が消えてしまった。しかし、ある武者が裏切って、山が鶴の形をしているから城が飛ぶのだと教え、山の形を変えてしまったので、城は動くことが出来なくなり、落城したという。
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ヤッサドン
1968年 鹿児島県
ヤッサドンと言って旧道の辺に1mほどの石祠がある。昔、戦で手足を切り取られて死んだ人を祀っているとも言う。この石祠の前を馬に乗って通ると、たとえ殿様でも落馬してしまうと言われ、恐れられていた。
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ウマ
1967年 福島県
昔、ある武士が娘と一緒に住んでいた。武士がある日狩りに出かけて何日たっても帰ってこなかった。娘は自分の家の馬に、父を探してきてくれたら嫁になってやると言ったところ、馬はどこかに走って行き、夕方になって武士を背に乗せて帰ってきた。それから馬は変ないななき声をたてるので、娘に聞くと娘は今までのことを話した。父親は怒って娘を島流しにした。それを知った馬は彼女のあとを追って行方不明になったが、やがてすごすご帰ってきた。それが駒帰り、今は駒ヶ嶺となった。
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ダイジャ
1974年
昔から出羽国のきり山の城は、大蛇が巻き付いて守護しているといわれている。ある場所の大きな岩の割れ目に、黄色で石畳のような鱗が生えた蛇がすきまなくとぐろをまいており、首と尾は誰も見た事がないという。
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クビナシウマ,レイ
1978年 愛媛県
各地で「首なし馬」が出た。見ると熱病に罹ったという。ある年、老神主が夜道を歩いていたら、「シャンシャン」という音がして首なし馬に乗った武士団が通った。その後この人馬の霊を慰めるため、そこに石地蔵を作った。
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