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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

マショウノヒ
1965年 長崎県
親指を一本立てて見ると、普通の火は指の両側から後光が出るが、魔性の火は隠れて見えない。

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ヤコ,ヒノタマ
1947年 佐賀県
ある晩、山道を登っていると真っ直ぐ前方に大きな火の玉が現れた。こぶしを握り親指だけ立て、目の高さで左右に動かすと、火の玉も指の動きに合わせて左右に動く。何度もやっているうちに火の玉は消え、目的地に着くまで何も起こらなかったという。
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ケチビ
1931年 高知県
怪火は草履の裏に唾をつけて招けば捕らえることができる。その火と人間が作った火を区別するには、薄目にして見る。後光がささずほの明るいだけなのが怪火である。
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コンパク
1977年
左右の手の親指の爪の付け根から魂魄は出入りする。だから恐ろしい眼にあったら親指を握って隠す。
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キツネッピ
1990年 福島県
狐っ火は山の峰等に出る。狐が魔力か呪力で、人の目を紛らわすために火を出す。
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キツネビ
1975年 岐阜県
夜に光らない赤い気味の悪い火がよったり離れたりする。狐が馬の爪をくわえると狐火が見える。
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カイカ
1920年 徳島県
夜中怪火を見た時、袖に手を入れ招くと必ずその方に来る。また、怪火に追われた時は穿った履物を頭に載せるとその火は去る。
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キツネビ
1990年 秋田県
暗いときに歩いていると、向こうの方にピカッと明るい火が見える。人であればずっとついているが、狐だとパッと消え、しばらくするとまたポッカリついたりする。
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モノボシ
1933年 長野県
体に火がついたのを見て、驚いて狼狽するほど火勢が増すが、熱くはない。この火が自分には見えて他人には見えない場合もあり、多人数でいても、その内の1人にだけ起こることもある。又は同時に皆それにつかれる時がある。これはみのぼしにつかれたといい、狐狸の仕業ともいう。
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キツネビ
1980年 秋田県
狐火は、松明の火が2つも3つも見えるが、火の影は見えない。
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ジャンジャンビ
1935年 奈良県
なぜ見てはいけないかというと、人が見ていたのでは2つの火が逢うことができないからである。
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オタヌキサン
1976年 愛媛県
暗闇の中を歩いていると大きな青い火が現われて明るくなる。
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キツネビ
1989年 群馬県
狐火は夜見える。それは狐の尾から出る火という。
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キツネノチョウチン
1986年 京都府
夜、遠くでいくつもの提灯の火が灯ることがある。これを、狐が提灯を灯すと言う。火はずっと遠くに見えるが、実は狐はほんの目の前にいて人の目をうまくだましているのだという。
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ヒノタマ
1938年 長野県
暗い番に裏の道を明神様のほうへ歩いていくと、真正面から火の玉が来て、顔にあたりそうになった。身をかわすと同時に振り向いたが、火の玉は見えなかった。
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キツネビ
1973年 岩手県
狐火は山の上のほうに提灯がたくさん点いて行列し、明るくなったり消えたりする。普通の火より青く見える。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊が出てくる理由は分からないが、それは火の玉の形となって現れる。
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(ゾクシン),ユウレイ
1998年 静岡県
左手の小指が薬指の第一関節よりも長いと幽霊を見る。
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カエン,カミ
1980年
ある家の下女が、夜に髪の毛を櫛でといていると、とく度に髪の中から火焔が落ちてきた。驚いて取ろうとすれば消えてしまう。それは蛍が多く集まって飛び散るかのようであった。この下女は主人に言うと、物の怪として追放されてしまったが、ある裕福な人の妻となり子孫は栄えたという。
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ツメ,ヒ,(ゾクシン)
1915年 兵庫県
爪を火にくべると狂人になるという。
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ヒノタマ
1933年 大阪府
火の玉が出て通行人の前を転がって行くと噂される場所がある。これを見た時、ふと後ろを見遣ると更に大きな火の玉が現れて転がり出すと言われている。
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