ヤマノカミ 1981年 秋田県 結婚後の数日間は山に入れない。山の神が祝儀火を嫌うためで、田畑の仕事やワラ仕事、家の中の雑用などは行ってもよかった。
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ヤマノカミ 2001年 奈良県・和歌山県 山の神は女性であるので、人間の女性に嫉妬する。失せ物をしたら男根を見せれば山の神が返してくれる。など山の神に関する俗信。
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ヤマノカミ,(ゾクシン) 1938年 福島県 山の神を十二様とも、十二山神とも呼び、夫婦であると信じられている。部落の付近に山神神社があり、神体が2つあって、これも夫婦であるという。
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ヤマノカミサマ 1970年 福島県 山の神さまは中ノ入の大山祇神社である。この奥の院の岩屋に夫婦で行くと山の神が怒る。
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ヤマノカミ 1963年 群馬県 山の神は男だとも、女だとも言われる。一方、男女どちらでもなかろうという者もある。
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ヤマノカミサマ,テング 1987年 岐阜県 炭焼きをやっている人たちが、山の神様を祀っているらしい。山の神様は女性をけがれたものとして嫌うので女性は山に入らない。山の神のことを天狗ともいった。2月の初寅には山仕事をしている人は山には行かない。この日に山に入ると木と一緒に天狗に数えられてしまうという。
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ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県 山の神の日に関わる俗信。芹田では、山の神は女の神で、男も女もお参りしてよい。
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ナイジマノカミサマ,オオキナヘビ 1979年 長崎県 内院地区の納島の神は女神だが男嫌いで蛇を婿にして頭に巻いている。またこの島には大きな蛇がいるといって畏敬の念をこめて語られる。
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ヤマノカミ,ロウバ 1983年 岡山県 苫田郡富村大には、山中の経験を克明に記憶している老練な猟師がいた。その話すところによれば、山で老婆に出会ったら、物陰に隠れてその姿を見ないようにしなければならない。山中にいる老婆は山の神の姿であり、これをまともに見てしまうと必ず災いがあるのだという。
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ヤマノカミ 1989年 鹿児島県 山の神は女性なので、男の人は山に入るときにある程度身なりをよくして行くが、夫が山へ入るときにいつも身なりをよくしていくので、妻が山に誰かいい人がいるのではないかと思って様子を見に行ったところ、夫は谷淵できれいな女の人に支えられて仕事をしていた。妻が声をかけると、女の人はぱーっと消えて、夫は谷に落ちて死んでしまったという。
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ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県 山の神の日に関わる俗信。室谷では、山の神は女の神で、女を見ると焼き餅をやくから、山に女を入れてはいけない。
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ヤマノカミサン,ヤマノカミノタタリ 1974年 兵庫県 山の神さんの祭りの日には、山の神さんを祭っておこもりをする。この日には山の神が木を調べて歩いているので、人間が山に入ると祟るといわれている。
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ヤマノカミ 1973年 富山県 山神祭の日は山の神が山を回っているので山入りしてはいけない。とか、刃物を持ってはいけないという。
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ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県 山の神の日に関わる俗信。高出では、山の神は女の神で、夫婦で山に行くと焼き餅をやく。
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ヤマノカミサマ 1938年 秋田県 夏は田の神だった神が、冬には山の神みなると信じられている。山の神は女の形をしていて、オコジ(虎魚)が好物である。お産の神でもあり、難産のときには山に迎えに行く。山の神は産火を嫌うので、お産があった家族は1週間山には入らない。
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ヤマノカミ 1982年 新潟県 山の神の祭りの日には、山で髪をすくきれいな女をみたといい、山中で髪をとかすことを禁じている。
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(ゾクシン) 1975年 愛知県 山の神に関する俗信。カシの木の古いカブタには、山の神がいるといわれている。山の神は春には田に降りてきて田の神になり、冬には山に登るといわれている。山の神は女神であり、怒りやすくてけちだといわれている、など。
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ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県 山の神の日に関わる俗信。太田では、一月十二日は、山の神様が山の中を遊ぶ日なので、山に入ってはならない。旧二月九日は、山の神様の種まきであるから、伐採の仕事は休んだ。ただし、ダシマイ(搬出)の仕事は行った。四月十二日は、山の神様の種まきで、木の種をまく。この日、神棚に酒などを供えタンポ焼きをした。また、山の神は女の神で祀るのは男だけで、供物は御神酒と御飯である。
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ヤマ 1966年 秋田県 禁忌に関する俗信。葬式とお産の時、一週間は山に入ってはいけない。
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ヤマノカミ 1983年 香川県 山の神はそれぞれの家で祀っていることが多い。山の神のゴメイニチは毎月7日だが、正月・5月・9月のゴメイニチには山に入ってはならないという。
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