ダイシコウサマ 1977年 山形県 11月3日は、ダイシコサマが来る。ダイシコサマは塩釜に足を突っ込んで片足がないので、供え物に塩を入れない。
類似事例 |
|
ダイシ 1970年 岡山県 11月23日は大師講。昔、片足の女のところへ大師が来て1夜の宿を乞うた。女は接待をするためにハデの米を盗んで団子を作った。そのときの足跡が残り、それをかわいそうに思った大師は雪を降らせて足跡を消した。それなので今でもダイシコの晩には雪が降る。
類似事例 |
|
デーシサマ,ダイシサマ 1988年 長野県 デーシサマの日は必ず荒れ模様で、雪が降るという。昔、ダイシサマがある家に泊まったとき、貧しくて食事が出せなかったので、車屋へ行って米(あるいは粉)をもらってきて出した。その家から車屋まで足跡が残っているので、朝になれば判ってしまうことをダイシサマが憐れみ、雪を降らせて足跡を消したという。
類似事例 |
|
ダイシサマ 1982年 山形県 11月23日を過ぎると雪がどっさり降り、これを跡隠しの雪という。これは、大師さまが火傷で足が不自由になり、その足跡を隠すためという。
類似事例 |
|
ダイシサン 1984年 新潟県 大師さんの片足は擂粉木のようになっており、その足跡を隠すように、オダイシコの日は雪が降る。
類似事例 |
|
ダイシサン 1984年 新潟県 大師さんの片足は擂粉木のようになっており、その足跡を隠すようにオダイシコの日は雪が降る。
類似事例 |
|
ダイシサン 1984年 新潟県 大師さんの片足は擂粉木のようになっており、その足跡を隠すようにオダイシコの日は雪が降る。
類似事例 |
|
ダイシサン 1984年 新潟県 大師さんの片足は擂粉木のようになっており、その足跡を隠すようにオダイシコの日は雪が降る。
類似事例 |
|
ダイコクサマ 1960年 宮崎県 正月11日を「鋤き初め」といい、この日にダイコクサマが家から田圃へ出て行くという。
類似事例 |
|
ダイシ 1984年 新潟県 大師が唐の国から種物を盗んで帰るとき、追いかけられたが、雪が降って足跡を隠したので日本に帰ることができたので、オダイシコの日は雪が降る。
類似事例 |
|
タイシサマ 1934年 長野県 太子様という方が11月24日に粥が食いたかったが、煮る薪が無いので、村で盗んだ。その足跡を隠すために、雪が降ったのが元で、この日は必ず雪が降る。
類似事例 |
|
ダイシサン 1984年 新潟県 大師さんが宿を乞うた家が貧しく、おばあさんが隣の畑からカブラを取ってきて大師さんにすすめたのを、大師さんが哀れんで、おばあさんの足跡を隠すために雪を降らせたので、オダイシコの日は雪が降る。
類似事例 |
|
ダイシ 1934年 京都府 貧しい老女が、11月23日の晩、ダイシに差し上げる物が無くて、人の田の稲を盗み、団子を作って出した。老女の足がすりこぎのようだったので、ダイシが哀れんで雪を降らせて足跡を隠した。
類似事例 |
|
コウボウダイシ 1989年 長野県 11月23日はタイシッコーといい、大師様を祀っている。ある時、弘法大師が乞食の身なりで一夜の宿を乞うたが、泊める者がなかった。村外れの貧乏で足が不自由な老婆が泊めたが、家に食べるものがないので隣家の稲を盗んで粥を作った。雪の中に足跡が残ったので、大師は雪を降らせてそれを消した。以来、この日の晩は少しでも雪が降るという。
類似事例 |
|
ダイシサン 1984年 新潟県 大師さんは諸国を歩き回ったため、片足が擂粉木のようになっており、その足跡を隠すようにオダイシコの日は雪が降る。
類似事例 |
|
ダイシサン 1984年 新潟県 大師さんが貧乏な人のために大根を盗んで、その足跡を隠すために、オダイシコの日は雪が降る。
類似事例 |
|
ヤマノカミ 1964年 滋賀県 11月の終わりから12月の初めの特に寒い日を「山の神さんの荒れ」という。山の神が風に乗って帰って来る。
類似事例 |
|
バケモノ 1934年 山形県 11月30日の太子講の日に、山から下りないと、化け物が現れてひどい目にあわすという。
類似事例 |
|
オヤダマサマ 1943年 鹿児島県 オヤダマ様は11月28日の晩に来て、12月6日の月が出る頃に帰る。海に帰るので、6日の晩には磯へ行けない。オヤダマ様は人間の目には見えない。
類似事例 |
|
ダイシ 1934年 長野県 信心深い老女が、11月23日の晩、大師に差し上げる物が無くて、芋大根を他人の畑から盗んできた。老女の足がデンボ(びっこ)だったので、発覚して罰せられないように、ダイシが雪を降らせて足跡を隠した。
類似事例 |
|