ダイシコウサマ 1977年 山形県 11月3日は、ダイシコサマが来ると、その跡を隠すために雪が降る。
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ダイコクサマ 1960年 宮崎県 旧10月初の亥の日にはダイコクサマが田から帰ってくると言われ、餅をついて供えるほか、鰯を2尾ほど焼いて供える。
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ダイコクサマ 1960年 宮崎県 正月11日を「鋤き初め」といい、この日にダイコクサマが家から田圃へ出て行くという。
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テングサン 1978年 石川県 3月9日と12月9日の山祭りに、山仕事をしている家ではお祭りをする。神さんに頭つきの塩魚を供える。これは、昔、天狗さんが塩魚を食べて喉が渇いたので頭をつっこんで川の水を飲んでいたら鼻が折れたからである。天狗さんは塩が嫌いだという。天狗除けである。
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オヤダマサマ 1943年 鹿児島県 オヤダマ様は11月28日の晩に来て、12月6日の月が出る頃に帰る。海に帰るので、6日の晩には磯へ行けない。オヤダマ様は人間の目には見えない。
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シシ 1969年 秋田県 8月15日に、ササラ踊りのシシ(獅子頭)を納めるシシオサメをする。小玉家に置いているが、都合で他の家に置いたところ、シシが騒いでしょうがなかったので、また元に戻した。シシは橋を渡らぬものと言い、橋を通らずに川の中を担いで渡る。
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エビスサマ 1964年 東京都 勝手の戸棚にいるエビスサマはいじがきたなく、神様が出雲に行っている間の10月24日(正月20日にも行なう)恵比寿講をして祝う。生の魚とてんこ盛りにしたアズキゴハンを左ききの恵比寿様のために左膳にしてあげる。恵比寿様は男で、女である大黒様にもあげる。一升ますに銭を入れて祀ると恵比寿様はお金をこしらえてくれる。
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オダイシサマ 1985年 福島県 11月1日を初大師、または小豆大師といい、塩を入れない小豆粥と萩の箸を神棚に供える。これは、昔お大師様の子供が塩をとり、おっか様がやけどして不自由な体になったので、箸の端を切り、3本箸で小豆を子供にあげて、子供を育てたためにその粥に塩を入れてはいけないのだという。
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(ゾクシン) 2003年 福島県 いわきの長崎海岸では11月の中のダイシコ(太子講)はしてはならないと言われる。これは、この日子供が粥の中に入って死んだからだという。
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オカマサマ 1968年 群馬県 オカマサマには子どもが36人もいるために、出雲には行かずに留守をしている。よって旧10月の適当な日にダンゴをあげる。この日をオカマノダンゴという。家によってはコウジンサマとオカマサマを同一視していずれも台所に祀っている。
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オシラサマ 1965年 岩手県 ある家で祀っているのオシラサマは二対いる。一対は文字だけ、もう一対は目鼻口と髪が墨で書いてある。旧正月の16日に布をかぶせる。肉を食べたいので他所の家に移したが、オシラサマが「食べてもよいから置いてくれ」と言ったので、家に戻した。
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オースケコースケ 1916年 山形県 漁夫は毎年11月15日を鮭漁の網納めとしている。この夜、鮭の王様の大助小助が「オースケコースケ今上る」と呼ばわりながら川を上ってくる。この声を聞いたものは即死するという。
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ミカリバアサン 1977年 神奈川県 12月1日はハナヨゴレの朔日といい、この日にはミカリバアサンが来るという。ミカリバアサンは口に火を咥えているのだが、欲張りで、土に落ちた米粒まで食べようとするので、これによって火事になるのを防ぐ為に、ツジヨーダンゴを作る。ミカリバアサンは一つ目で、目の多いものを恐れるので、8日にはザルやトオシを棟に上げたり、戸口にさしておいたりする。
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ダイシ 1970年 岡山県 11月23日は大師講。昔、片足の女のところへ大師が来て1夜の宿を乞うた。女は接待をするためにハデの米を盗んで団子を作った。そのときの足跡が残り、それをかわいそうに思った大師は雪を降らせて足跡を消した。それなので今でもダイシコの晩には雪が降る。
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アマブラコサン 1957年 愛媛県 大歳の晩、アマブラコサンが竹のそっぺらを持って、アマブラコをこそぎに来る。だから平常、囲炉裏で膝をあぶらない。
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(ゾクシン) 1988年 群馬県 1月31日にはサマダンゴを神棚と窓にさしておく。サマダンゴは目を針でついたように見えるので鬼がこないという。
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エビス 1973年 香川県 漁師の一番の神であるエビスは、御神体に片足がない。これはエビスが早朝に釣りに出かけたが時間を間違い、オオゴノイシに腰掛けて時間待ちをしていたときに、フカに足をかまれてしまったからだという。
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ミカリバアサマ 1957年 神奈川県 2月8日と12月8日はミカリバアサマが来る。ミカリバアサマは梅田谷戸から佐江戸へ行くときに落合橋の下へ落ちたため佐江戸方面には行かないという。米を粗末にするとミカリバアサマが来るといって子供を嚇す。
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オシンメイサマ 1988年 福島県 旧暦11月15日に主婦が集まりオシンメイサマを遊ばせる。太夫に祝詞をあげてもらうと集まった人にオシンメイサマが憑依してピョンピョン飛び跳ねるものがでる。憑依した人はお告げをする。
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ハシヒロイボウズ 1981年 香川県 手島の氏神の八幡さまでは祭りが終わると、当屋の人々は社で会食した折の杉の箸を縁の下に投げ込んで帰る。後ろを見ずに鳥居の所まで下り、その夜は境内に近寄ってはならない。翌朝になって八幡さまに行ってみると箸は1本もない。これは夜の内にハシヒロイボウズが来て拾っていったからだという。
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