アヤカシ 1965年 長崎県 アヤカシは大きな怪火で、火の中に子供が歩いてくるような形が見える。夕方は沖に見え、夕方と夜の境目ころには磯に来る。山の形をして舟の行く手に立ちふさがったりするが、ぶつかってゆけば消える。
 類似事例 |
|
ダイシコウサマ 1977年 山形県 11月3日は、ダイシコサマが来る。ダイシコサマは塩釜に足を突っ込んで片足がないので、供え物に塩を入れない。
 類似事例 |
|
イタチ 1982年 群馬県 イタチは夜は姿が見えないし、昼は出てこない。落ち葉の季節の頃、イタチが夜道を着いてくる。イタチについてこられると頭がザザアとする。
 類似事例 |
|
アオダマ 1940年 岐阜県 アオダマは昼夜の別なく、また、時間に関係なく出てくる。
 類似事例 |
|
ミカリバアサン 1956年 11月25日から12月5日にかけて訪れるという妖怪。オッパキダンゴというのをつくって、戸口に挿し、その禍を防ぐマジナイとしたという。
 類似事例 |
|
リュウグウノカミ,リュウグウダー 1986年 沖縄県 竜宮の神は旧暦4月4日にリュウグウダーを訪れて6月いっぱい滞在する。また、10月のウヤガンの祭りにも訪れるという。この時期は初夏の珊瑚礁の海に回遊してくる小魚の漁期と一致し、神からそれを招く期間であると考えられる。
 類似事例 |
|
オソ 1973年 香川県 オソという、猫のような姿の大きな生き物が磯にいる。オソは魚を捕るとき、泳いでいって魚にまたがって、手で魚の目を隠して頭を陸に向ける。そうすると魚は陸に向かって進んで陸に乗り上げるという。
 類似事例 |
|
サメ 1960年 三重県 6月14日はオオジロ様(海の神様)の祭りで、お使いの鮫3本が必ず来るといい、海女は海に入らない。
 類似事例 |
|
サケノスケ,サケノオウド 1990年 山形県 12月20日の二十講にはサケノオウドのおっきなのが昇って来て、鮭がなんぼいたか勘定するために来る。「サケノスケ、今ここ通るー」というのを聞くと、その年に死ぬという。
 類似事例 |
|
ミカリサマ 1993年 千葉県 12月26日はオミカリサマといい、この日の晩は家の明かりをつけず、夜なべ仕事はできない。また、外に出てミカリサマのお通りになるとき邪魔をすると、堰や川のなかに放り込まれる。魚屋が26日の夜遅く神社の前を電気をつけて通ったところ、そばの堰に投げだされた。
 類似事例 |
|
シチホンザメ 2005年 三重県 8月の初めにはゴサイと言われる、磯に入ってはいけない日が3日ほどある。鮫が伊勢神宮にお参りに来るから、磯に入ってはいけないのだという。
 類似事例 |
|
オエビスサマ,カミサマ 1985年 静岡県 11月1日はカミオクリの日である。オエビス様だけが残り、他の神様はどこかに行かれるとかお国に帰るとかいう。12月1日がカミムカエでこの日に神様が戻られるという。
 類似事例 |
|
キダン 1976年 11月12月以外にその川を渡ると、声のみで姿の見えないものが気を放ち、人がそれに当たれば青くただれて死ぬ。
 類似事例 |
|
ダイシコウサマ 1977年 山形県 11月3日は、ダイシコサマが来ると、その跡を隠すために雪が降る。
 類似事例 |
|
フナダマサマ 2002年 山口県 フナダマサマは夜にチッチッチッチッと虫の鳴くような声を発せられる。年輩者はこれをフナダマサマのオイサミと言った。オイサミは昼には聞こえない。停泊中でも操業中でも航行中でも聞こえていた。聞こえてくる場所は決まっておらず、船端から盛んに聞こえる時は時化ることが多かった。機械が導入されてからは聞こえなくなった。
 類似事例 |
|
ヤマンモン 1985年 熊本県 旧暦8月から冬の間山にいるが、毎日夕方峰に上り夜明けにまた下る。夏の間は山にのぼらない。
 類似事例 |
|
オーサキ 1995年 群馬県 オーサキは夜チッチッチッと鳴いて人間についてくる。しかし姿はみえない。
 類似事例 |
|
ヒトツメコゾウ,メヒトツコゾウ 1952年 神奈川県 12月8日は一ツ目小僧が来るので、ヨーの木かグミの木を焚き、目籠を長竿の上にかける。下駄をひっくり返されないように、家の中へ入れておく。
 類似事例 |
|
(カイオン) 1986年 愛媛県 オヤマさんが山の御通夜堂で行をしていると、奥のほうでシューッという音がして堂にあたりはしまいかと思い、その夜は髪の毛が1本立ちするくらい怖かったらしく、1週間いるはずが、フタサヨ(2晩)で帰ってしまったという。
 類似事例 |
|
ヒトツメコゾウ 2002年 神奈川県 12月8日のヨーカゾウに目掻を吊るしておくと、下駄に判子を押しに来た一つ目小僧が近づかない。
 類似事例 |
|