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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1942年 高知県
昔、ある男が、天狗から法を授かったと伝えていて、種々の呪禁や祓いなどを行っていたが、ある祭で天狗と長時間問答をしたが、村人には天狗の姿も声も聞こえなかった。後の人はそこを天狗岩と言って年に一度祭を行っている。

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テング
1933年 長野県
坊主岩に天狗が住んでいるといわれた。その岩の近くで草を刈っていたら、鈴や半鐘の音、鶏の鳴き声が聞こえてきた。不安になって帰った後、刈った草を馬にやったが、馬は食べなかった。里人たちは天狗の仕業だと語り合った。
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テングサマ
1929年 新潟県
山には天狗様がいて、ふもとの村があらされて困るので、占女の神口を聞いてみると、それは天狗様のたたりだといわれた。毎年お酒を天狗に供えなさいと告げられたので、その通りにした。その酒は翌年の10月八日までに天狗が全て飲んでなくなっているという。
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オテングサマ
1969年 埼玉県
川狩り人夫はお天狗様に神酒を献じて身の安全を祈る習わしだったが、ある時、天狗の悪口を言った人夫がいた。この人夫は仕事中に転がり落ちた岩の下敷きになって、それきり姿が見えなくなった。
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ワライゴエ,テング
1951年 埼玉県
岩山に天狗が棲んでいてそこを通ると岩の上から大声で呼んだり、ゲラゲラ笑ったり、手拍子を打ったりする。天狗に悪戯される人は特定の人で、その人だけにしか天狗の声は聞こえない。
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テング
1979年 徳島県
天狗の下駄や、天狗の馬の蹄の跡が残っている天狗岩がある。天狗は正月になるとその岩に来て鉦や太鼓を叩くので、近隣の老婆は「恐ろしい」と言って早くから家の戸を閉めていた。
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ゴズテンノウ
1987年 長野県
昔,村の人が馬を曳いていると馬が大きな穴に足を取られてしまった。するとその穴の底から「俺は牛頭天王だが,俺を祀ってくれないと村中に祟ってやる」という声が聞こえた。そこで村中で祀ることになり,今は村の東方の馬場山上に祀ってある。
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テング
1993年 福井県
大きな岩石があり、ここの天狗がいると恐れられていた。ある日この近くで三左衛門という人が炭を焼き始めた。天狗が現れ「ここはわしの庭だから、すぐ帰れ。笛を吹き、太鼓が鳴ったら下山しろ」という。無視していると数日後に天狗が現れ「もう一度合図するので、帰れ」という。風が強くなり、雨も降り出したので下山した。あまりの大嵐となり、三左衛門の家は倒れた。
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テング
1986年 愛媛県
用の山の山の神の祠の左に大きな石がある。その石を足なし天狗の足休めの岩というが、杣が山で木を切っていると、何かが頭を何度もフンバッタ(踏んだ)ので、ナゾッタ(払いのけた)。まだフンバルので、あつかましいと、斧を頭上で振ったところ、天狗の足を切ってしまった。天狗は人の心はだいたい読めるが、杣は無心でやったので、天狗にも分からなかったのである。それ以来足なし天狗と祀りしている。天狗は風の神様だという。
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テング,イシ
1915年 和歌山県
和気村というところがある。そこには今でも天狗が住んでいて、曇天の日などには、山から大きな石を投げてくるという。
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テングイワ
1955年 岡山県
小川家、為本家らの先祖は度々大山に日帰りで参って草履の裏に土をつけなかったという。これは天狗の助けによったという。この村の天狗岩は天狗が羽根を休める所で雪の降り始める頃に異様な音響をたてて岩が鳴りわたるという。この村の大長芳太郎氏はほの暗い頃、天狗倒しに会い鉄砲を空に放つと鴨の様なものがおちてきたという。
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テング,ライジンサマ
1976年 栃木県
雷電神社がある天狗山に1人の天狗が住んでいた。その天狗は人々に自分が寝ているところを絶対に見るなと言っていた。ある村人が覗いて見ると、天狗は座敷いっぱいに羽根を広げて寝ていた。寝姿を見られた天狗は、「俺が丈夫なうちはここらに雷やヒョウは降らせない」と言ってどこかにいってしまった。それからというものこの地区には雷やヒョウの害がないと言う。その天狗は雷神様だったという。
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テング
1968年 福島県
天狗岩の下には天狗堂がある。山道を登りつめた所に小祠があり、玉石が沢山おいてある。村の人達はこの玉石を、他の天狗とけんかした際に向山から飛んで来たものだと言っている。
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テングイワ,テング
1938年 京都府
大昔、天狗岩と呼ばれる岩に天狗が座って棲息していた。
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テング
1988年 長野県
祭りの際に、稚児が1人行方不明となった。数日後天狗にくわえられた稚児が石の傍で見つかったが、死んでいた。数十年後に、この石を使って家を建てたが毎夜その壁に稚児の姿が映り、その霊を鎮めるために石碑を建てた。
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テング
1990年 福島県
昔、天狗岩では、天狗が木を切っている音が聞こえた。
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テング
1937年 福井県
ある男が薪を拾いに行ったまま数日間帰らないことがあり、家族が帰してもらいに行くと戻ってきた。天狗に好かれたこの男は年に数回このようなことがあり、毎回帰ってくると、行ってきた土地の話を詳細に話してくれた。
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テング
1915年 滋賀県
今から4代前の主人が天狗になったという家がある。この人はある日外出したまま帰ってこず、死んだということにしていたが、数日後下女が畑の物置で寝ているのを見つけた。驚いて飛んで帰り家人に知らせたが、再び戻って来て見ればすでにおらず、すぐ側の山を2足で登っていき、行方知れずになった。人は皆天狗になったと言っている。
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テング
1950年 埼玉県
山の中のある洞窟に昔天狗が住んでいて、村人が頼むと酒宴に必要な縄、ホラ貝、椀、膳を貸してくれたが、あるとき村人が壊してしまって返さなかったところ、それ以後は頼んでも貸してくれなくなった。
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テング
1963年 愛媛県
キノコ狩りをしていた1人の女が岩の上で涼んでいると、天狗が現れて岩の上から女を落とした。女は髪の毛がなくなり、坊主頭になった。以来、この岩を「天狗岩」という。また、この天狗が日向の鼻の松の木の上で常に見張りをしていたので、この木は平らで上に延びないのだといわれている。
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テング
1970年 滋賀県
山の中の平洞というところには松があり、そこに天狗が住んでいた。そこで天狗岩という名がついた。
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