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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コクウゾウサマ,ナマズ
1929年 福井県
福井愛宕山公園の一角にある御堂の中におられる虚空蔵様は、ナマヅ病といはれる皮膚病を必ず治して下さる。お願いする時は「白いナマヅ」を描いた額繪を奉納すると全治した頃には「黒いナマヅ」になりその額繪を御禮に奉納する。

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シロイスガタ
1972年 長崎県
亀浦の祈祷師・井出ヨシさんが46才の頃、神経痛で寝ていると、刀を抜いて出てくる白い姿が家が栄えるので祀ってくれと言った。その通りにすると、以後おできが治せるようになったという。
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ウツワノタタリ,コヅカ
1982年
鎌倉真言宗の僧・円空は怪しき加持祈祷を行って、柏木成子町の町人が目の上に痰病ができて両目が腫れたのを治した。これは家の中にある器の祟りで、これを掘り出して清浄な地に埋め変えると病気が治ると円空が言ったことによる。実際家の下から小柄が発掘されたので、円空が持ち帰って鍛冶を行うと両目は少しずつ見えてきたという。
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ササノサイゾウ,ホウソウガミ
1935年 福岡県
笹野才蔵の博多土偶や疱瘡除けの絵にまつわる話。笹野才蔵とは昔の豪傑可児才蔵のことである。ある時才蔵は窓から飛び入る怪しいものを切った事がある。これが疱瘡神であった。だから才蔵さんを棚に祀るか、絵像を門口に張っておけば疱瘡神が恐れて這い入らないという。
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(ゾクシン)
1976年 大分県
愛宕様の裏にある地蔵様は、病気を治してくれるという。
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キツネ
1959年 神奈川県
向原の人が尻無沢の化地蔵の前で、落ち葉を頭にのせ美女に化けた狐に出会った男がその美女を殴り倒したところ原因不明の病気になった。百万遍念仏を催して平癒祈願をした。
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キトウ
1972年 長崎県
亀浦の祈祷師・井出ヨシさんは医師に治せないおできを治せる。その方法は仏壇に祀ってある井出家の守護神にお経を供え、その後目をつぶる。目をつぶってもロウソクの火が見えるようになっているので、良かったら手を挙げる悪かったら手を下げるというように何者かに尋ねておできを治す方法を教えてもらうという。
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レイケン,キズイ,ヒモンヤニオウ
1977年 東京都
武州荏原郡碑文谷村の妙光山法華寺の安阿弥作の仁王像は霊験がある。寛政3年の頃らい病にかかった25歳の木こりが願を掛け堂に篭ったら、満願の日に病気が治った。
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ヤクシ
1935年 宮崎県
法華嶽寺は皇国3薬師の1つとして名高い。和泉式部が癩病を病み、その治療のため3薬師参りをしてここで身を投じ、そのためかえって治癒したという。今でも式部腰掛松、身投岡があり式部琵琶もあるという。
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レイケン,キズイ
1977年 大阪府
江戸巣鴨砂利場のある御家人の家に疱瘡お守りが伝わっている。元和元年12月晦日に摂津住吉に住んでいた御家人の先祖の家に一人の美童が来て宿を乞うた。童は疱瘡神でお礼に疱瘡除けの守りをくれたという由緒がある。
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ジカクダイシ,ズイウン,セイリュウ,リュウトウ
1974年 東京都
慈覚大師が東方を行脚していた時に浅草寺でしばし逗留した。ある日白髪の翁がやって来て、東北に霊地があって、私はそこに霊像を安置した。その像は伝教大師が作ったものだと言い終わると姿を消したという。そこで慈覚大師が東北に向かったところ突然瑞雲が立ち、青竜が雲から現れた。庵に入り、仏像を拝んだ。慈覚大師は青竜に対して、ここに寺を造るので加護してほしいと告げる。それを聞いた青竜は姿を消した。その後は時々竜燈の奇瑞が起きるという。
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オヤクシサン,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
お薬師さんはイボを除いてくれたり、乳を出してくれたりするといわれている。願掛けをして病気が治ったら、タコの絵を描いて供えるといわれている。
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ゴシキノハナ,リュウトウ
1974年 千葉県
上総国福津にじゃじゃ庄右衛門という大悪党がいたが、ある時一心不乱の念仏者となった。ある時病気になり、死を知った彼は色んな人に暇乞いに歩き、眠るように往生した。それから七日間にわたり虚空に五色の花が降り、夜は竜燈があがったという。
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ヤメコゾウ
1953年 島根県
ヤメ小僧(赤目)、藁人形をつくって一文銭をかけ、道の四辻に立てておく。通る人が銭欲しさに手を触れればその人に染り、立てた者は癒るという。だから通る人はにらみつけ、ツバをはきかけて通らなければならない。
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スイコジゾウ
1937年 秋田県
龍泉寺境内にある水虎地蔵は、火との手足に水泡が生じた時、前にある花立壷の水をもって帰り、患部に塗ると全快する。お礼参りを怠ると水泡がふえる。
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イルイノタタリ
1982年
鎌倉真言宗の僧・円空は怪しき加持祈祷を行って、青山若松町の大工卯之吉の息子の唖を治したという。これは元婦人が武家方に奉公に行った時に、主人から貰い受けた衣類の祟りであって、その衣類を2つ3つ川に流したところ、病気が完全に平癒したという。
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コウシンサマ,イボトリコウシン
1939年 京都府
日面山浄光寺に安置されている庚申様はどんな疣でも取ってくれる。疣が治ったら、7色のお菓子を供える習慣である。
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スリケサ
1976年 岡山県
曹洞宗長谷山法泉寺の摺り袈裟は、もとは伊豆国修禅寺の寺宝という。曽我五郎の生まれ変わりが再生し、愛欲地獄に落ちて苦しんでいる兄十郎を、墓に摺り袈裟をかけて成仏させたという。また法泉寺の寺宝となってからも、寺の裏山になる九百歳になる老狐夫婦が乞うて摺り袈裟を掛けてもらって成仏し、寺の守護神となったという。今境内に祀る得脱稲荷がその化身と言う。
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ホウソウニナッタトキノジュホウ
2000年 富山県
疱瘡になったとき、周囲に赤紙で作った人形と旗を並べる。中央には赤御幣を立てたサンダワラ。菓子や果物を供えた。
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ハナミドリ,シンブツノカゴ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
神仏に願掛けをして病気が治るとお願ほどきをする。大病のときには氏神様にお願をかけるが、加護を得て病気が平癒すると神前にハナミドリという紅白の紙で作ったシデを竹の輪につりさげ、中央に姓名を記した白扇をつりさげたものを奉納する
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(キトウシ)
1989年 長野県
祈とう師のことを堂正(蓮庵)の坊様・石橋(屋号)のじい様などという。病気平癒・子どもの夜泣きの時・失せ物・祟りごとがあったときに願うという。筆の軸で子供の肌へ丸く墨あとをつけてくれたという。
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