キトウ 1972年 長崎県 亀浦の祈祷師・井出ヨシさんは医師に治せないおできを治せる。その方法は仏壇に祀ってある井出家の守護神にお経を供え、その後目をつぶる。目をつぶってもロウソクの火が見えるようになっているので、良かったら手を挙げる悪かったら手を下げるというように何者かに尋ねておできを治す方法を教えてもらうという。
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アンバサマ 1939年 千葉県,茨城県 家に疱瘡子ができると、村の神主に頼んであんば様を祭ってもらったという。神主は赤い幣束を切り、それをサンダラボッチに刺して病人の枕元においた。そして、祭ってから12日目に『ムナガシ』と言って、サンダラボッチに刺した幣束をそのまま川へ流し、12日田へば熱が下がり、癒えると信じられていた。
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ヤクシサマ 1985年 新潟県 話者が嫁入り後に体を壊していたとき、実家の父が毎日薬師様を拝んでいたところ、夢枕に白い髭のお爺さんが出て「必ずよくなる」と言った。次の日、話者の父が婚家を訪ねると、その家の薬師様の掛け軸のお姿が、昨日夢で見たお爺さんと同じだった。話者はそれからよくなった。
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オサキ 1975年 群馬県 昭和20年頃ある中年男性が突然苦しみ出し、御獄行者の祈祷の効果なく一晩中狂乱状態であったが翌朝突然治った。ついたオサキは村会議員選挙をめぐる争いが原因としゃべったという。
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キトウ 2002年 山口県 昭和53、4年頃、子供にひどいカサブタができたと、病院にも連れて行かずに吉祥寺に祈祷を求めた人がいた。住職は病院へ行くように進めたが、是非と懇願されたので祈祷を行ったところ、数日後にカサブタはきれいになくなった。住職はこのような経験があまりなかったため、治るかどうか不安であったが、きれいに症状が消えたので内心驚いた。
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(ユメノオツゲ),キトウシ 1976年 京都府 祈祷師のことを拝み屋さんという。川合にいる73歳の、眼を患った老女も祈祷師である。彼女はある晩、夢の中で白い着物を着て神様の前へ行けというお告げを受けた。そこで夜中に神棚に向かっていると神様が見えて以後霊力がついたという。
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ヤコウ 1976年 熊本県 妊婦が病気になったので、祈祷師の言うように不動を祀ったが病気は重くなった。祈祷してもらうと病人はピョンピョン飛んでヤコウ(狐)の真似をした。この祈祷師はヤコ使いといわれている。その後よくなって、頭の良い子ができたという。
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ゲドー,イキリョウ,イヌガミ 1985年 徳島県 昭和51年から11ヶ月にわたって原因不明の大病を患っていた人がいた。それまで何度となく手足を咬まれてその部分が痣になり、押すと痛み、見ると歯形ができていた。祈祷師に見てもらうとゲドー(生霊)が憑いていた。拝んでもらうと不思議と体調が良くなった。その人の父親もよく犬神が憑いた。拝んでもらうと犬のように縁側に飛び出したりした。
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トンボガミ,ガミ,トンビヨガミ,トウビョウ 1950年 香川県 トンボガミを祀る家の近隣に急病人出たとき、祈祷者に見てもらうと「どこそこのトンボガミだ」というので、そこの主人に頼んで連れて帰ってもらう。すると痛みが治ってしまうと信じられている。
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シンケン 1974年 神奈川県 伊豆国岩浦のある家に寄宿したところ、その家の僕者の子が病気になって、諸国を巡礼しているあなたに祈祷してほしいと頼まれた。凡俗の身なのでその様なことは出来ないと答えたが、気の毒なので奥州塩釜明神のお供えを与えたところ治った。
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ウツワノタタリ,コヅカ 1982年 鎌倉真言宗の僧・円空は怪しき加持祈祷を行って、柏木成子町の町人が目の上に痰病ができて両目が腫れたのを治した。これは家の中にある器の祟りで、これを掘り出して清浄な地に埋め変えると病気が治ると円空が言ったことによる。実際家の下から小柄が発掘されたので、円空が持ち帰って鍛冶を行うと両目は少しずつ見えてきたという。
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ヤマノカミ 1994年 岩手県 三十歳頃の男が、酒盛りから帰って「山の神がのりうつった」と重々しい口調で言ってそのまま寝た。翌朝自分に用件のある人がたずねてくると予言し、本当にそうなった。たずねた人は、夢枕でその男に病人のことを相談するよう言われたという。男が氏神を拝むと治ると告げると、十日もたたないうちにお礼参りにやってきた。それ以降男は大変な評判になった。
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ヤシキガミ 1985年 愛媛県 主人が大病したとき、大洲のえらいおがみやさんにおがんでもらった。四百年前の霊がとりついていると言われた。家まで来てもらったおがみやさんは「ここへ塚を建てて祀りなさい」と言った。主人の病気は治り、家の守り神となっている。
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ツキモノ 1965年 高知県 村にいるただ一人の祈祷師は、1938年に石鎚山で修行して祈祷師になった人。祈祷師の奥さんは最近、口寄せや占いを手伝っている。憑きものを落す。憑かれた人の目は焦点があわないのですぐわかる。祈祷をすると憑いているものが姿を見せ、病人がふらふら歩き出す。喝をすると病人は倒れ、憑きものは落ちて正気に帰る。
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ワルイカミ 1995年 鹿児島県 昭和40年頃、子供が食欲不振、多明などの症状に襲われた。熱はないので訝しみ、ネーシに拝んでもらうと症状が改善した。しばらくしてまた同じ症状になり、別のネーシを訪れた。すると、この子にはあなたの(看護婦としての)腕を妬んだ悪い神がついたのだ。と言われた。そのネーシに祈祷してもらうと治った。
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オンタケギョウジャ,(キトウシ) 1989年 長野県 祈とう師のことを御嶽行者という。病気平癒を願うという。祈とうをして、病人の患部を刀で指す。すると、その指示された部分に刀のあとがついて、病気が治るという。
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ブッチョウノタタリ 1993年 三重県 話者の息子が小さかったころに重い病になり、治らなかった。村内の拝む人に見てもらったところ、神棚の仏ちょう(お札)がたたっていると言われ、それを取り除いたら治った。
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コモチノホウソウガミ 1957年 東京都 昔、元八王子から嫁に来た人が本疱瘡にかかった。そのとき、子持ちの疱瘡神がいつでも枕もとにかしこまっていたという。
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シオガマサン 1972年 岐阜県 100年近く前、馬場家の嫁で産婆をしているオジョウという人がいた。ある晩、旅の修行者を泊めたところ、翌日修行者が「塩釜さんを祀ったら難産はない」と言い、紙を与えた。修行者は二度と現れなかった。その後、塩釜さんにあげた水を飲むと、どんな難産でもすぐに子どもが産まれるという。神体は赤と青の二体があるが、青の方が格上らしい。
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タヌキ 1970年 高知県 老婆が具合が悪くなったので祈祷師に見てもらうと、憑き物のせいだといわれた。両足を持たせて逆さ吊りにすると、老婆は物凄い力で跳ね除けて家を飛び出し、跳ね返ったと思ったら病気が治った。狸の仕業だったのだろう。
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